2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
日本の首都である東京。しかし歴史的に見た場合、首都が東京であるということを規定した法律などの類いはなく、明治新政府が事実上東京を首都にした時も、遷都という言葉は用いていないという。その辺りの事情を東京遷都を決定した大久保利通を中心に紹介。 …
戦国時代、瀬戸内海に独自の勢力を張った村上水軍。その村上水軍の盛衰を紹介するのが今回の内容。 「海の桶狭間」で瀬戸内の覇者へ 村上水軍が天下に躍り出たのは毛利元就と陶晴賢が戦った厳島の戦いである。陶軍は厳島に上陸して毛利方の城を攻めたのだが…
「にっぽんの宝物」をきっかけに飛躍した農家たち 六本木の高級食材を扱う商店で人気の高級ヨーグルト。これを作っているのは熊本の農家の大藪裕介氏。元々は個人の畜産農家で良質のヨーグルトを作ってはいたが、収益も微々たる物だったという。この大藪氏の…
パラリンピックもドンドンと競技の水準が上がってきているが、それを支えているのが競技用具の進歩。特に進化が著しい競技用の義足と車いすについて紹介している。 進化する競技用義足 義足については素材の進歩が大きいという。最近の競技用義足に使用され…
アルゼンチンのイスチグアラスト・タランパジャ自然公園群は赤と白の奇岩地帯が隣接している。 白い奇岩の大地から発見された世界最古の恐竜 白い大地のイスチグアラスト州立公園には月の谷と呼ばれる奇岩の谷がある。ここの岩は脆いために風によって浸食さ…
藤原定家が選んだという百人一首だが、実はいつできたのか、何のために、どんな基準で選んだのかなど不明な点が多いという。 藤原定家 // 百人一首は蓮生法師の依頼で選考された 藤原定家が記した日記・明月記によると、定家の姻戚で歌仲間でもある蓮生法師…
今回のテーマは肥満。なかなかキャッチーな内容です。この手の番組はこういうネタの時にその真価が問われます。と言うのも、肥満・ダイエット関係は一番内容が胡散臭くなりがちだから。だから肥満ネタはこの手の番組の試金石と言えます。 太りやすくなる「デ…
ザ・プロファイラーの今回のテーマは高杉晋作。奇兵隊を組織して幕府軍と戦い、長州藩を武力討伐に向かわせた人物の一人である。 1.高杉晋作はなぜ海外渡航を目指したか 高杉晋作は長州藩の藩主に仕える名家の生まれである。名家の息子として教育を受けた彼…
今回の主人公は表裏比興の者と言われ、戦国乱世の中を自らの器量でのし上がった真田昌幸。 昌幸の持つ「ウソを見抜く能力」 昌幸の真田家は武田信玄の家臣の地方豪族。三男として生まれた昌幸はすぐに武田信玄の元に人質として送られている。回りに信頼でき…
今回は京都国立博物館で11/24まで開催中の「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」展(主催NHK京都放送局他)の宣伝企画である。 鎌倉時代の宮中文化の傑作 佐竹本三十六歌仙絵とは鎌倉時代に描かれた絵巻物である。鎌倉時代は肖像画芸術が頂点を極めた時代であると…
今週も先週に続いて山城シリーズ。先週は鉄砲以前の時代の最強山城だった月山富田城だが、今週は鉄砲戦を想定して築かれた最強山城の小谷城。なおタイトルに「天下取り」とあるが、浅井氏は天下を狙っていたわけではないので、この城を落としたことで信長が…
今回は睡眠、めまい、肺炎の分野で番組に初めて呼んだレジェンド研究者たちの最新研究を紹介・・・ってことなんだが、正直なところ1つのネタだけだと45分持たせるのが難しい内容を3本セットにまとめたという気配が濃厚。 1.最高の睡眠を取る方法 まず最初に…
フジツボ愛の人々 今日の主人公はフジツボ。と言っても一般的にはあまりメジャーな生物ではないし、漁師などには船にこびりつく厄介者扱いされている。しかしこのフジツボに注目する人達がいる。 最初に登場するのはフジツボの美しさに惹かれているという海…
聞いた事はあるがイマイチよく知らない病気というものが結構あるが、そんな中にも実は患者が多くて大変な病気も多数ある。そういう病気を紹介。 爆発的に鳩尾に激痛の走る胆石 最初に事例が登場するのは、突然のみぞおちの痛みに七転八倒したという話。経験…
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」という自らの権勢を誇示するかのような歌を残したことで知られる藤原道長。自らの娘を天皇の后とし、ついには天皇の祖父になった権勢絶頂の頃の話である。ただ彼は同時に糖尿病を患ってい…
歴史に登場する英雄たちの決断の時を分析する・・・という番組だったはずなんだが、今回からは山城シリーズのようで、今回扱うのは尼子の本拠だった月山富田城。戦国最大とも言われる超巨大山城である。 月山富田城の模型 この手の企画となれば必ず登場する…
今回の歴史鑑定のテーマは戦国合戦。戦国時代の合戦の実像とはいかなるものであったかを、主に雑兵の立場から紹介。 合戦が始まるまでの段取り まずはいかにして合戦が始まるかであるが、これは戦国大名を中心とした軍評定(早い話が戦略会議である)が行われ…
老化や突然死の原因となる糖化 今回のテーマは糖化。糖化とはタンパク質が糖と結びつく現象で、こうなるとAGE(何か略称自体がいかにも嫌な名前だ)というものが生じて老化や病気につながってしまうとして最近注目されている。例えば豚の皮で例を示していたが…
各地の祭が直面する深刻な問題 岸和田と言えば勇壮なだんじり祭で有名で、各地からも見物客が集まってくる。しかしこの祭の現場では変化が起こっているという。約200世帯が居住する岸和田市中之濱町。ここは立派な彫刻を施した一億以上の価値があるというだ…
ザ・プロファイラーの今回のテーマは淀殿が悪女であるのか、それとも単に悲運に遭っただけの人なのかということですが、まず私の見解を言いますと「両方です」ということに尽きると思う。まあそれについては後ほどということで番組の内容を。 これが一番一般…
病にむしばまれ死を意識しての人生 童話作家の宮沢賢治は花巻の豊かな商家に生まれている。彼の実家は質屋と古着屋を営んでいたが、貧しい農民が持ち込むなけなしの家財道具でわずかな金を貸して利益を上げている実家の商売に彼は嫌気がさしており、家業を継…
駿府城は家康が晩年を過ごした城であるが、現在大規模な発掘調査中である。その過程で新たな事実が明らかとなってきた。 復元された巽櫓と東御門 www.ksagi.work 駿府城で見つかった秀吉の金箔瓦 世間を驚かせたのは大量の金箔瓦の出土である。当初は家康が…
承久の乱については以前にヒストリアは北条義時の立場の方から描いていたが、こちらは後鳥羽上皇の立場から描いたもの。 tv.ksagi.work 幕府と対抗して天皇の権威を高めようとした後鳥羽上皇 後鳥羽上皇は和歌も極め、さらには自ら刀を打たせるなど文武両道…
昭和初期の鮭専門書に記されたサケ料理のコツ 今回はいきなり一冊の本の紹介からはじまる。それは昭和初期に発行されたという「鮭鱒聚苑」という本。背表紙に鮭の皮を使用しているといういかにもマニアックな本であるが、執筆したのは北海道の缶詰工場の社長…
大廃業時代、5社に1社が1年以上に廃業する?! 現在の日本では廃業を選択する中小企業が増加している。この10年ほどで件数は急増し、昨年1年間では廃業した中小企業は4万6千件に及ぶという。中には取引先と突然に連絡が付かなくなり、訪ねてみると業務停止状態…
自販機製造ラインを紹介 日本は自販機大国として知られており、その台数は全国で294万台という。これは日本に来た外国人も驚くところで、インタビューしてみるとホットの飲料があるのが珍しいのだとか(海外では主にコールド飲料のみだ)。ましてや今時の自販…
神岡に登場する新型重力波望遠鏡KAGRA スーパーカミオカンデがあることで知られる神岡。ここの長さ7キロに渡る長大なトンネル内に設置された巨大装置、それが間もなく稼働を始める重力波望遠鏡KAGRAである。 重力波とはアインシュタインの相対性理論から存在…
第二の御所だった仁和寺 京都にある仁和寺はもう一つの御所と言われている。京都御所にある天皇が行事などを執り行う場所である紫宸殿は格調高い檜皮葺の御殿の前に、右近橘と左近桜に2つの木が配置されることになっているが、仁和寺の中にある御室はこの紫…
関ヶ原の合戦は、知られているように徳川家康率いる東軍が石田三成率いる西軍を打ち破り、その後の家康の天下が定まった戦いである。しかしもしそこで3つの"IF"があった場合に展開はどう変わっただろうかというもの。 もし三成が大垣城で決戦していたら まず…
今回はヨーロッパに飛んでフランスの英雄ナポレオンがテーマ。現在のパリがあるのはナポレオンの都市計画によるものであり、良くも悪くも現在のフランスにも大きな影響を与えた人物である。 貧しい生まれから努力で頭角を現す ナポレオンはコルシカ島の生ま…