今回は又吉直樹が大阪の太陽の塔を見学・・・ってそれだけ。ハッキリ言って中身はゼロ。
調和を否定した太郎
とりあえず太陽の塔の外観から紹介しているが、要はこの塔には3つの顔があるということ。岡本太郎の言葉として「60点で満足する調和なんて卑しい」というものがあるそうだが、この時の万博のテーマが「人類の進歩と調和」。つまり岡本太郎は万博のテーマに真っ向から異を唱えているわけである。そしてこの塔もその太郎の精神を現すかのように、会場の大屋根を突き抜けて圧倒的な存在感を放ったのである。
復元された太陽の塔内部
太陽の塔の内部は永らく廃墟となっていたのだが、最近になってその内部が復元された。まず最初にあるのは第4の顔である地底の太陽。これを復元したのは海洋堂とのことだが、実はこの顔を復元する時に写真を見たら少し歪んでいた。これは真円に作れなかったんだろうと判断して真円で作ったら思いの外面白くなかったというのである。つまりは太郎は意図的に歪めたのだという結論で、実際に復元したものも真円から少々歪めてあるらしい。とことん調和を嫌う人間である。
そこから進むと進化の樹がある。これは最下層の原生生物から始まって最上層のクロマニヨン人に至る生命の進化を表現したものである。これこそが太陽の塔の内臓であって血管でもあるのだとのこと。
最後は腕の中の神秘的な映像を紹介して終わりなんだが、そもそもあの腕は片側は万博当時は大屋根の展示につながる出口で、もう片側は非常口だったんだが、なぜかそのことは全く説明しない。いてもいなくても一緒の又吉の存在といい、一体何をしたいんだこの番組は。
忙しい方のための今回の要点
・太陽の塔の内部は永らく廃墟となっていたが、この度復元されて地底の太陽とか、生命の樹などをみることができるようになっている。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・太陽の塔の見学は予約制で、専用のHPから申し込むことが出来ます。ちなみに私も見学に行きましたがなかなかに面白いですので、1度は行ってみることをお勧めします。こんな番組のウダウダを聞くよりも、百聞は一見にしかず。