教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

"この時期の身体の不調の原因は「さぼり神経」にあり"(7/5 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「だるさ・不眠・頭痛の原因 緊急警報!夏のさぼり神経」から)

体調不良を引き起こす「さぼり神経」とは

 春から夏にかけて今年は部屋に籠もって過ごす人が増えたが、それが今になって体の不調につながる例が増えている。このだるさなどの原因は自律神経がまともに働かない「さぼり神経」の状態になっている可能性があるという。

 実際に私もここのところ、謎のだるさ(あまりにだるすぎて、コロナ感染を疑いたくなったぐらい)、頭痛(突然に頭がガンガンして、これもコロナ感染を疑いたくなった)に加えて謎のめまいまで現れている。

 

さぼり神経の原因

 不調原因の判断方法には汗の量が一つの基準になるという。実際に実験すると、不調のない人は野外に出ると全身汗をかいているが、不調のある人は背中にしか汗をかいていない。これは暑熱順化がうまく出来ていないということだという。

 本来は気温が上昇してくる5~6月に体が暑さに慣れてくることで全身に汗をかくようになるのだが、自律神経の働きが悪くなると体温調節機能が上手く働かなくて汗をかけないのだという。これはこの時期に体を暑い環境にさらしていなかったのが原因だという。自律神経が悪化しているので本調子にならないのだとか。番組によると全く体の準備の出来ていないボクサーのようなものだとか(とても試合にならない)。防ぐには運動をすることや風呂でしっかり汗をかくということが重要であるという(つまりは汗をかく訓練である)

 さらにエアコンで冷えすぎることがまた原因になるという。寒い環境に長くいると交感神経が優位になって自律神経が乱れるとのこと。うーん、極度の暑がりである私はこれは思い当たる節がありすぎ。で、番組の先ほどのボクサーは、暑熱順化が出来ていない上に冷えすぎのダメージで、最早滅多打ち状態になっているという次第(誰かタオルを投げてあげて!)。家族が温度を下げすぎるときなどに冷えを感じないようにするには、カーディガンなどを羽織るというのが手・・・とのことだが、私のように自分自身が温度下げないと体が持たない場合にはどうにもならん。

 そして最後の原因が低気圧とのこと。内耳が気圧を感じて脳に連絡するのだが、低気圧が続くとそれが脳にとってのストレスになってしまうのだとか。で、さぼり神経がダメージ受けまくりの状態にこれが決定打となって、例のボクサーは見事にKOを食らうという次第。

 

さぼり神経セルフチェックと神経を鍛える方法

 次に登場するのがさぼり神経セルフチェック。1.常にエアコンの効いた部屋にいる 2.入浴はほとんどシャワー 3.汗をかかないorベタベタした汗をかく 4.身体がむくみやすい 5.雨の日は頭痛がする の5点。ちなみに私は2以外はすべて該当です。1つでも当てはまると該当するとのことなので、私はもう終わってるなこりゃ。

 なお雨の日はそもそも副交感神経が優位になってリラックスするという傾向があるので、こういう時にあえて活動しないといけないというのはストレスになるので、晴耕雨読がお勧めと言うが、それが出来れば苦労しない。そこで普段より落ち着いて生活をすればストレスを感じにくくなるとのことなんだが、それも出来りゃ苦労しない。

 最後に神経を鍛え直す方法。これには昼は交感神経を高め、夜には副交感神経を優位にする必要がある。これにはまず朝日を浴びる(15分程度)。これは定番である。そして次には朝食を食べる。これも定番だな。ビタミンBを摂ることが有効だという。そして夜になると深呼吸ストレッチ。左手を腰に当て、右手を左胸に当て、首を右に傾けて深呼吸するのだとか。この時に右手で胸を押し下げるのがポイントとのこと。首から肩にかけての筋肉をほぐすことで深呼吸がしやすくなって副交感神経が優位になるとのこと。3回行うと反対も同様に行うとのこと・・・なんだが、四十肩をわずらって以来、肩の動きが極端に悪くなっている私は、この姿勢自体がキツくてリラックスどころでない。

 さらに夜の就寝前は強い照明を避けて間接照明のみにしろという話で、これも定番中の定番。私のように就寝直前までPCの前でブルーライトを浴びまくっているのは最悪と言うこと。なお夜はホットミルクがおすすめ(カルシウムが神経を休める)とのことだが、これも私は最近は牛乳を飲めなくなっている(消化できなくて下痢する)ので、どうすりゃいいねん!っと話。どう頑張ったところで私の自律神経は滅多打ちのKO状態らしい。

 

 現在、身体の不調は深刻に感じてます。正直なところ朝仕事に行くのにベッドから起き出すのが至難の業。また仕事から帰ってくるとグッタリしてしまって、こんな原稿を書く気力なんて全く出てこないということがしょっちゅう(そのせいで記事の掲載ペースが異常に落ちていることがあるわけです)。

私の神経のボクサーはこの状態です

 今回出てきた対策については、正直なところ目新しいことは全くない。以前からガッテンなどで良く言っている生活習慣を整えるための方法ばかりである。ただ朝の覚醒の方はできても、夜のリラックスの方が私にはどうしても難しい。就寝直前までPCに張り付いている(どころか寝床でもタブレットを使っていることが多いというまさに最悪の状況)のが一番悪いのだが、これこそまさに「わかっちゃいるけどやめられない」である(ヒストリアの植木等がいつまでも尾を引くな・・・)。

 

忙しい方のための今回の要点

・今年はこの時期に身体の不調を訴える人が増えており、それはこれまでのお籠もり生活によって神経がさぼり神経の状態になっているのが原因だという。
・さぼり神経とは自律神経がまともに働いていない状態で、発汗が出来ないなど暑熱順化がうまくいっていない、エアコンなどで身体が冷えすぎている、低気圧が続くことで脳がストレスを感じているなどが原因となっているという。
・自律神経を整えるには、朝日を浴びる、朝食を摂る、さらには夜には深呼吸ストレッチでリラックス、強い光を避けて間接照明にするなどが有効である。

忙しくない方のためのどうでもよい点

・例年この時期は暑さによる夏バテが出ますが、今年はそういう次元と違う身体の不調が来てます。やはり例年なら週末に外出して汗をかきまくっているのが、今年は部屋に籠もってPC張り付きの生活だったというのが大きいんでしょう。といっても、まだまだ表を自由に出歩ける状態ではないし・・・。せめて室内で筋肉体操でもするのが良いのかな。というわけで「目指せ武田真治」か?

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