日本に23ある世界遺産のすべてを2週に渡って空撮映像で見ようという内容の2週目。要は映像総集編です。
『世界遺産』7/12(日) 空から見る! 日本の世界遺産すべて【TBS】
四季の風景をなす世界遺産
まずは知床半島。海と山が非常に近いこの地にはヒグマが棲息する。秋のヒグマは鱒や鮭を食べて冬眠に備える。冬に流氷が訪れるとそれらの氷が徐々に大きくなって複雑な形を形成しながら海面を埋め尽くす。1月になると流氷の上を歩く流氷ウォークが出来るという。
日本の四季を美しい風景を世界遺産で巡る。京都の春は桜。仁和寺の御室桜は天皇ゆかりの桜として有名である。初夏は屋久島。標高1000メートルの山中ではヤクシマシャクナゲが花を開かせる。人知れず咲き誇る鮮やかな花園である。そして秋は木々が色づく白神山地。冬は富山の合掌造りの集落。その一つ五箇山の合掌造り集落。豪雪地帯のこの辺りでは積雪は3メートルにも及ぶため、急傾斜の屋根で雪が積もりにくくしてある。
日本人の聖なる山
次は日本人にとっての聖なる山。まずは紀伊山地の熊野。山から飛び出すコドビキ岩などの巨岩信仰がある。そして那智の大滝。133メートルの落差のある日本最大の滝である。これも自然界の神。この滝の上にしめ縄が張られており、これは神職達が毎年取り替えている。
宮島には手つかずの原生林が広がるが、ここには巨大な岩がゴロゴロしている。最高峰の弥山の山頂にも巨岩がひしめく。そして海上にあるのが厳島神社。現代の壮麗な姿になったのは平安時代になってである。引き潮になると大鳥居から社殿までに船のための参道が作られているのが分かる。
京の聖地は鬼門を守る比叡山。深い山の中でここでは今まで多くの僧侶が修行に励んできた。
町の中にある世界遺産
住宅密集地の大阪にある世界遺産は百舌鳥・古市古墳群。古代の大王の墓である。巨大な古墳が住宅地の中に散在している。
東京の真ん中にある世界遺産はル・コルビュジェ設計の国立西洋美術館。さらに広島の中心にある世界遺産は原爆ドーム。人類の愚かさを示す遺跡である。最後は沖縄のグスクや石見銀山をタイトルバックで流して終わり。いささかドタバタした内容でもあった。
忙しい方のための今回の要点
・日本の23の世界遺産を空からの映像で紹介する企画の2週目。今回は知床半島から始まり、春の仁和寺、初夏の屋久島、秋の白神山地、冬の合掌集落などの風景を紹介、さらに紀伊山地、宮島などを巡ってから比叡山、百舌鳥・古市古墳群、国立西洋美術館、原爆ドームに沖縄のグスク、石見銀山などを駆け抜けている。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・前回同様、このような映像スペシャルについては言うことはないです。前回のように私の手持ちの写真を掲載しておきます。
次回の世界遺産
前回の世界遺産