以前に番組で放送されて話題になった「ガッテンあんこ」。うちでも以前に一度作ったのだが、今回年末に向けてさらに前回の反省も踏まえて再度の製作を行ったのでその報告。
事前に十分に水を吸わせるのがポイント
まず250グラムの小豆を700ミリリットル程度の水に漬けて一晩置く。なお番組では安全性を考えて冷蔵庫で16時間保管となっているのだが、以前に冷蔵庫で保管したところ翌朝になっても水を吸っていなかったので、今は冬ということあって常温で一晩放置した。
水を吸った小豆をフライパンに移す。なおこの時に豆が十分に膨れていることをチェックしておくように。豆が膨れていないようだとさらに放置する必要がある。
強火と弱火で15分+15分
フライパンに蓋をしてから強火で15分加熱する。この間にいわゆる小豆の匂いが漂い始める。なお番組では「最近の小豆はアクがあまり出ないのでアク取りの必要はない」としていたが、小豆の種類によってはアク取りをした方が良いと考える。もしアクが水面に浮いてくるような様子があったら適宜取り除くことをお勧めする。私が前回に作った時は、用いた小豆が結構アクが強かったようで、それが最終的なあんこにも味として残ってしまった(今回の小豆ではアクは浮いてこなかったが)。
15分後。この時点では豆は形をとどめている。この状態の小豆を塩豆つまみなどにするのならこのまま使用。しかしうちの場合はそれはしないので、豆が浸るようにさらに水を加えて今度は弱火で15分さらに煮る。
途中で豆が干上がっていないのを確認しつつ15分(豆が干上がっていたら最悪焦げ付く可能性があるので、その際は適宜水を足す)。
砂糖を加えて完成
15分経つと豆の皮が破れてきたものがあるのを確認して豆を漉し取る。なおこの時の濾液に適当に砂糖を足して冷蔵庫で冷やして固めると番組で紹介したプルプルデザートとなる。ただしこのプルプルデザートは小豆のアクも結構出るために好き嫌いはある。
漉し取った豆に砂糖を加え(番組では90グラムとしているが、うちの好みとしてはもう少し甘い方が良いのでもっと多めにしている)、さらに塩を適量加えて弱火で温めながらかき混ぜる。
これでガッテンあんこのできあがり。市販のゆで小豆などと違ってさっぱりした甘味が特徴。うちではこれを名古屋風あんトーストで頂くことになるだろう(うちは名古屋人ではないが)。
ポイントは小豆に水を十分に吸わせること。そして一貫して水の中で炊いていくことで時短で柔らかくしている。よくぜんざいを作る時には砂糖水の中で小豆を炊く人がいるが、あれは浸透圧の加減でなかなか豆が柔らかくならなくて時間がかかる。さらに砂糖は後から加えてまぶしてやるような雰囲気で、より甘味を感じやすい状態で加えてやることで砂糖の使用量を減らす効果もあるようである。
番組ではあんこは筋トレなどの後に摂ることで筋肉の成長を促すようなことを言ってるのだが、朝に目覚ましのスクワット後にあんトーストを頂くことで、マッチョになれる?