体に悪い内臓脂肪
中年以降になるとでっぷりと腹が出てくるということに悩む人が増えるが、これは脂肪の蓄積。脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪(番組ではちょい悪脂肪と極悪脂肪と表現している)があるが、特に健康に悪影響があるのが内臓脂肪だという。
番組では3人の脂肪が気になる被験者が登場しているが、CT画像を撮って内臓脂肪の面積が100cm3以上あればいわゆるメタボである。今回の3人は見事に全員メタボ。ちなみにもっと簡便な判定方法だが、ウエストを測って男性85センチ以上、女性90センチ以上が内臓脂肪が溜まっている証拠。これはいわゆるメタボの判定基準である。
内臓脂肪はそもそも内臓を守るためのものなのであるが、増えすぎるとインスリンの働きを悪くしたり、血圧を上げたり、血液をドロドロにするホルモンを出したりするのだという。だからいわゆる成人病の原因となって命にかかわるということになる。
内臓脂肪蓄積の原因は生活習慣
で、この内臓脂肪が増える原因だが、言うまでもなく生活習慣。この3人の生活習慣を見れば、糖質が好きだわ、1日4食も摂ってるわ、挙げ句に間食を摂るわ、さらには早食い、そして運動不足と来ていて、そりゃ内臓脂肪も溜まるわなという見事な生活である。
と言うわけで対策としてはよく噛んでゆっくりと食べて満腹感を十分に得ましょうということになる。また運動をすること、寝不足を避けることということになる。なお日本人は内臓脂肪が溜まりやすい体質であり、女性よりも男性の方が内臓脂肪が溜まりやすいのだという(女性は皮下脂肪が溜まりやすい)。また若い頃痩せていたと言う人の方が中年以降で内臓脂肪が溜まりやすくなるのだという。
医師がお勧めするダイエット法
そして次は医師が紹介するダイエット方法。一人目の医師が提案するのは、パンやご飯などを高野豆腐に置き換えるという置き換えダイエット。しかも高野豆腐は内臓脂肪を燃焼させる効果のあるβ-コングリニシンを多く含むのだとか。
二人目の医師が勧めるのはゆるジャンプという運動。まずは足首手首をゆっくり回してひざの屈伸を10回程度行う。その後、手を自然に下ろしてかかとが床から離れる程度に跳ぶのだという。数を数えながら小刻みにおこない、着地をする時にはひざを軽く曲げるとのこと。縄跳びは運動強度が高いのだが、足がもつれたりすることがあるので、このゆるジャンプだとか。またこれと合わせてゆる糖質制限をするようにとのこと。朝をしっかり食べて、昼と夜の糖質を2割減ぐらいにするのだという。
さてもろにメタボに該当の私には耳の痛い内容です。メタボの悪さとその原因は嫌と言うほど分かっているにもかかわらず、なかなかその対策が出来ない。何しろゆるジャンプをやろうとしたら、準備運動のひざの屈伸で足腰がガタガタ言っているという体たらくなので・・・。
忙しい方のための今回の要点
・脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があるが、内臓脂肪が増加するとインスリンの働きを悪くしたり、血圧を上昇させるホルモンなどが分泌されるなど、健康に有害である。
・内臓脂肪蓄積の原因は生活習慣。食べ過ぎと運動不足が原因。よく噛んでゆっくり食べることや、寝不足を避けるなどが重要。
・日本人は体質的に内臓脂肪が蓄積しやすく、女性よりも男性の方が内臓脂肪が付きやすい。また若い頃は痩せていたという人の方が危ない。
・解消法としてパンやご飯を高野豆腐に置き換える置き換えダイエット、ゆるジャンプなどの運動を医師が推薦している。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・内容的には目新しいものは特にありませんね。おもしろかったのはゆるジャンプぐらいか。
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