免疫力を向上させるための1日のルーティンを紹介
これからの寒いシーズン、風邪などを引きやすくなるシーズンである。そこで免疫力を上げるための行動を医師に指導してもらうという。
免疫を整えるのは単に病気にかかりにくくなるというだけでなく、糖尿病やがんなどを悪化させる可能性のある慢性炎症を抑えたり改善させることにつながるという。
朝は排泄を促し、昼はリラックスする
まずは免疫力アップのための朝の行動だが、重要なのは排泄を促すということだという。排泄することで腸内環境が整い、腸内の免疫細胞が働くようになるのだという。ではどういうルーティンを行えばよいかを番組ではクイズ形式で出題しているが、解答はまず決まった時間に起床する。さらに朝一番に歯磨きをすることを挙げている。これは睡眠中に口内で雑菌が発生し、歯周病菌などは9倍に増殖するので、そのまま食事をして体内に入れて欲しくないのだという(腸内環境などを乱す可能性がある)。そして後は起床後に一杯の水を飲むとか、朝食を摂るといったお約束のものである。
次に昼の行動であるが「リラックスする」ということを考えて欲しいとのこと。どうしても昼は緊張することが多くて交感神経が優位になるので、免疫力の低下につながりやすいのだという。ではどういう行動で副交感神経の方が優位になるかだが、番組では8つの行動をあげてどれが副交感神経優位になるかをまたクイズ形式で出題してるのだが、1位は好きな音楽を聴くで、ここで聴くのが「好きな音楽」というのがミソだという。なお1/f揺らぎが入っている音楽がさらに良いとのことで、こうなるとモーツァルトなどのクラシックが優位なようだ(同じクラシックでもマーラーとかはダメそう)。なおこれ以外では実に意外だったのが2位に「スマホを見る」が上がっていたのだが、要は「自分の好きなことをする」のだとのこと。だから3位には読書が上がっているが、これはビジネス書などの固いものでなくて小説などだとのこと。確かにPHP出版とかのくだらないビジネス書を読んだら、イライラして交感神経の方が優位になりそうだ。
夜には「良質な睡眠をとるための準備をする」
そして夜の行動は「寝る準備をする」である。質の良い睡眠をとるのがポイントであり、睡眠の質が良いほど風邪を引きにくくなるという実験結果もあるという。そのために良い行動だが、番組で挙げているのは感動の涙を流すとか笑うとかだという。まず感動の涙を流すのは共感脳が働くので、これで副交感神経が上がるのだという。次に笑うについては番組では漫才師が被験者の前で漫才を披露しているのだが、注目すべきは終了直前になって副交感神経が急激に優位になっていること。これは満足感の高まりによるものだという・・・とのことだが、そもそも差し向かいで前で漫才やられたら、普通はその時点で緊張するわな。さらに寝る1時間前に入浴するというのもオススメとのこと。
以上、免疫力を上げる方法だが、私のように床に就く直前までPCに向かっていて、寝床にもタブレットを持ち込んでwebをチェックしている内に寝落ちしているなんて生活は一番睡眠の質に悪いわな・・・それでなくても老化に伴って明らかに睡眠の質が低下して、長時間寝ることは出来ないわ、中途覚醒はあるわって状態なので。というわけで免疫力はガタガタで、始終あちこち具合が悪いのですが、最近は発熱力まで落ちてきているので(平熱が36度以下)、風邪引いても熱が出ないので分からないなんて状態だったりする。
忙しい方のための今回の要点
・免疫力を整えるためのルーティンを紹介している。
・まず朝については排泄を促すことが重要。そのためには決まった時間に起きる、朝一杯の水を飲む、朝食を摂るなどがあるが、さらに寝ている間に口内の雑菌が増えるので、それを飲み込まないように朝一番に歯磨きをすることも重要だという。
・昼についてはリラックスして副交感神経を優位にすることが免疫力向上つながるという。そのために良いのは好きな音楽を聴く。とにかく「好きなことをする」というのがリラックスにつながるので、スマホなどで好きなサイトを見るというのも良いらしい。
・夜は良い睡眠をするための準備をすることが重要で、感動の涙を流すとか、笑うなんてのが良いという。また就寝1時間前の入浴がオススメとのこと。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・分かっちゃいるけどやってられないってのもありますよね。特に昼なんて仕事のストレスで常に交感神経ビンビンです。仕事中に音楽聴くわけにもいかないし、好きなサイトを見てるというわけにもいかない。結局はサラリーマンって仕事してる限りは健康にはなれない気がするな。
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