呼吸力のチェック法
肺の機能が低下してくると呼吸力が衰える。呼吸力が衰えた人は肺がほとんどしぼまずに十分に動いていないという。この呼吸力について簡単にチェックしようという。
まずは吐く力のチェック。呼吸をするには吐く力が重要だという。十分に吐くことが出来ると空気は自然に入ってくる。吐く力が衰える原因は肺胞の壁が壊れて弾力が無くなることだという。これによって肺が膨らんでしまうのだという。これが気管支を圧迫して息を吐きにくくなるのだという。
チェック法だがまずはティッシュ飛ばし。ティッシュ1枚を硬めに丸め、もう1枚で包んでテープで留めると、これをラップの芯に詰め、2センチほど押し込むのだとか。そして筒を口に当てて一気に吹いて飛ばしてその距離を測定するのだという。これで1秒でどれだけ吐けるかが分かるという。飛距離の目安は男性20～30代で6m、50～60代で4m、2m以下だと要検査とのこと。女性は4.2m,2.8m,1.4mとなる。この成績に大きな悪影響を与えるのはタバコ、さらに運動不足に前屈みの姿勢などだという。
呼吸の筋力チェックと第三のチェック
次に重要となるのが呼吸の筋力だという。特に横隔膜が重要だという。これが十分に動かなくなると空気を取り込めなくなるのだという。チェック法はみぞおち回りの測定。息を吐いた後と目一杯吸った後の長さを測定し、その差が5センチ以上あれば合格とのこと。これがうまく使えなくなる原因は肥満だという。さらに運動不足に座る時間が長いなども影響するという。ちなみに番組被験者で非常に成績の良い人がいたのだが、趣味が講談だとか。講談のマシンガントークがよろしいらしい。
最後は息止め検査でのチェック。普段通りの呼吸をして、好きなタイミングで息を止めて時間を計り始める。そこから少しでも息苦しさとか違和感を感じたらストップ。これは頑張るテストでないので少しでも違和感を感じたらストップするようにとのこと。10秒以下の場合は要注意という。これは二酸化炭素をうまく使う力のチェックだという。
血液中の酸素を全身に運ぶ時、血液中に二酸化炭素が十分にあれば酸素を細胞に放出できるのだが、二酸化炭素が少ないと酸素を細胞に行き渡らせることが出来ないのだという。つまりは二酸化炭素が少ない人は息を止めるとすぐに苦しくなるのだという。なお二酸化炭素の減少する理由だが、これは口呼吸だという(ああ、私だ)。なお座っている時間が長くて猫背になっていることが多いと、横隔膜が圧迫されて動きにくくなるので呼吸の回数を増やすのに口呼吸になるのだという(ああ、私だ)。
改善法について
ではこれらを改善する方法だが、まず吐く力を改善するのは「よこぶえ呼吸」だという。これは横笛を吹くように口を横に広げて薄く開き、10～15秒かけてゆっくりと吐いていく、そして息を止めると鼻から5秒くらいかけて息を吸うのだという。これを1日3～4回とのこと。
次に呼吸の筋力が落ちていた人と二酸化炭素をうまく使えない人には、「海」(海は広いな大きいなの歌)を「海は広いな」で5秒、「大きいな」で5秒かけて息を一気に吐きながら鼻歌で歌うのだという。これで横隔膜を上げるのだとか。
私はそもそも喘息持ちの上に、肥満で運動不足で24時間PC作業ですから、呼吸能力は見事にガタガタです。そもそも明らかに日頃から呼吸が浅く、少し歩いたりしたらすぐに息が切れるという状況。何か突然死予備軍の気がしてきた。
忙しい方のための今回の要点
・肺の機能が衰えると呼吸力が低下してくる。今回は呼吸力をチェックする方法。
・まず最初は息を吐く力をチェック。ラップの芯に紙玉つめて飛ばせる距離を見る。肺胞の壁が壊れると肺が膨らんでしまって息を吐けなくなると言う。悪影響を与える要因は運動不足などもあるが、何と言っても喫煙。
・次は肺の筋肉、横隔膜のチェック。息を吐いた時と吸った時で鳩尾回りのサイズが5センチ以上変化するかを見る。肥満、猫背などがあると横隔膜が動かなくなる。
・最後は普通の呼吸で息を止めて、違和感を感じるのに何秒かかるか。10秒以内なら要注意。これは二酸化炭素をうまく使えているかのチェック。口呼吸になっていると体内の二酸化炭素が減りすぎるために酸素の輸送が上手く行かないのだという。
・そして改善方法だが、吐く力によこぶえ呼吸、その他には息を吐きながらの鼻歌を提案している。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・私はどうも常に呼吸が浅いんですよね。そしてこれが心拍が常に早い原因にもなっているような気がする。何かこのままだと早死に確定だな。
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