教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

5/4 NHK 歴史探偵「源平合戦 壇ノ浦の戦い」

今回は大河宣伝のための超手抜き企画です

 露骨な大河宣伝企画なのが先週からの義経絡みの企画。先週は前半は与太話で、後半は以前に放送した「決戦!源平の戦い」からの流用というかなり手抜き企画だったが、今回は100%この番組の流用という超手抜き企画である。

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 内容的には詳細は上のリンク先記事を読んでもらうとして、まず平氏は都の治安維持などを担当していた上に、騎馬術にも長け、さらには質の良い武具を調達できたので決して弱体ではなかったということと、猛将・平知盛は水上戦で木曽義仲軍を撃退しているということ。

 その次の逆落としの真実は先週登場で、最後の壇ノ浦が今回の後半。要は義経は潮の流れを利用して、平氏の軍船の漕ぎ手を射ることで操船を不能にし、潮の流れで沿岸に流された平氏の軍船は、海岸で待ち構えていた範頼の弓隊によってことごとく殲滅されたという話である。

 以上、放送素材の有効活用と言うよりも、まんま流用。最近のNHKは制作力の低下もさることながら、とにかく手抜きも目立つ。先の番組を見ている人には今回は見る意味なし。佐藤二朗の存在がウザいだけ、この番組の方が下です。

 

 

忙しい方のための今回の要点

・平氏は弱くはなかった。
・壇ノ浦の合戦は潮の流れを利用して、海岸の範頼の弓隊が平氏の軍船にトドメを刺している。

 

忙しくない方のためのどうでもよい点

・この番組になってから、諸々のレベルの低さが感じられますが、今回なんてひどすぎ。そう言えばこの番組自体を先日のお城番組でもろに宣伝していたりなど、そもそもこの番組自体が苦戦していることを窺わせます。そりゃ歴史番組としては明らかに内容レベルは落ちてるし、佐藤二朗は不要どころか不快だし、何考えているか分からん。
・そう言えばNHKは「ガッテン」も一方的に打ち切ってしまい、結局はまともな後継番組は出していない。何か番組改編する度につまらん番組ばかりが増えて民放レベルに落ちていっている。ニュースはニュースで大本営発表化しているし、ハッキリ言って受信料を要求できるレベルでなくなってきている。

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