教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

6/19 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「"しみる"は歯周病のシグナル!?知覚過敏の原因と対策」

知覚過敏の原因

 虫歯でないのに歯にしみる知覚過敏。放置しがちであるが、気をつけないと良くない事態につながることがあるという。

 まず知覚過敏と虫歯の違いだが、しみるものは冷たい、熱い、甘い、酸っぱいなどで同じだが、痛みが知覚過敏は一時的なのに対して虫歯は持続的、そして何よりも虫歯は歯に穴が開いているが知覚過敏にはそれがない。

 番組に登場するのは冷たいものがしみるという60代の女性と、酸っぱいものがしみるという40代の男性。知覚過敏の原因だが、エナメル質が傷ついて象牙質が表面に出るとそこの刺激が象牙細管を通じて神経に達するのだという。男性の場合は歯ぎしりをしており、それによって歯が磨り減ったことが知覚過敏につながったと推測できるという。食生活においても彼は炭酸飲料をよく飲んでおり、このようなものや酸っぱいものはエナメル質を溶かす環境になる。これが歯の酸蝕だという。

 女性の方は口内をチェックしたところ、舌の側面が凹んでおり、これはTCH(歯列接触癖)という症状だという。これは上下の歯を長時間にわたって接触させていることを意味しているという。このような食いしばりをしていることから、歯ぎしりの可能性もあるという。このような人は顎関節症を患うこともあると言う。さらに歯周病も原因となる。歯茎が下がることで象牙質がむき出しになるのだという。

 

 

知覚過敏の改善方法

 知覚過敏の改善法だが、まずは歯磨きをして様子を見るのだという。口内環境を整えると唾液のカルシウムが象牙細管を塞いで知覚過敏が改善することがあると言う。またこの時にデンタルフロスを使用するのがお勧めだという。歯周病になると歯磨きをすると血が出るが、それは気にしないで掃除するべきという。

 次に知覚過敏抑制剤を使用することがある。これは外部からの刺激を緩和したり、神経をマヒさせたりなど種類は様々である。最後は樹脂を流して象牙細管を塞ぐという方法があるという。なお歯ぎしりをする人にはマウスピースで防止する方法がある。また睡眠が深くなると歯ぎしりは減少するという。

 最後は歯ぎしり改善体操を紹介。軽く握り拳で頬の筋肉をほぐすのだという。風呂上がりなどに試みると良いと言う。


 以上、知覚過敏について。私も知覚過敏が出ることがあるのですが、いつの間にか知らない間に治まっているというようなことを繰り返しています。どちらか言えば知覚過敏よりも虫歯の方がひどくて、既に奥歯はほぼ全滅状態です。

 なお歯ぎしりは定かではないのですが、食いしばりはあるみたいで、朝起きたときに顎が疲れていることはよくあります。ストレスが原因などと言ってましたが、ストレスに関しては常に過剰な状態なので・・・。

 

 


忙しい方のための今回の要点

・知覚過敏は何らかの原因でエナメル質がなくなり、象牙質がむき出しになることで象牙細管と呼ばれる穴を刺激が通って神経に達することで発生する。
・エナメル質がなくなる原因として多いのは歯ぎしり。また酸の強い飲み物などを常食することにより酸蝕などもある。そして歯周病で歯茎が下がることによって象牙質がむき出しになる場合がある。
・対処としてはまずは歯磨きによって口内環境を整える。唾液中のカルシウムで象牙細管が塞がれて軽快することがあるという。
・さらには知覚過敏抑制剤を使用する。さらには樹脂を流して象牙細管を塞ぐ方法もあるという。
・また歯ぎしりをする人には、それを抑えるマウスピースを作ることをお勧め。
・なお歯ぎしり改善体操として、風呂上がりなどに軽く握り拳で頬の筋肉をほぐすことを勧めている。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・知覚過敏って、ひどいときは確かにツラいです。それに虫歯と違って患部がよくわからないので、歯科医に行っても「とりあえず様子見」になることが多いんですよね。まあ私の場合は、そうこうしているうちに大体治まるんですが。

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