教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

8/28 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「何歳からでも遅くない!名医オススメ!"骨"貯金を増やす方法」

神経細胞に潜んだウイルスが悪さをするヘルペス

 この季節の変わり目などには免疫力の低下で、激痛を伴う水ぶくれであるヘルペスを発症する人が増えるという。60代以上に70%はウイルスを有しているとか。まだ同様に帯状疱疹は80才までに3人に1人が発症するという。しかしこのヘルペス、治っても痛みが残ったりする場合があったりする恐い病気だという。

 ヘルペスはウイルス感染症であり、特に単純ヘルペスウイルス1型が多いという。これらは接触感染するもので、子供時代の食べ移しで感染したりすると言う。このウイルスと神経細胞中に潜伏するという。そして免疫細胞の力が低下すると神経内で増殖して、神経細胞に沿って移動して発症するという。そして一度感染すると神経中に潜伏して一生残るという。脳炎を発症してしまうと性格の変化が発生することもあるという。またマヒなどの後遺症が残ることがあるという。抑えるのにはとにかく免疫力を低下させないとことだという。また紫外線がヘルペスウイルスを活性化することもあるので、日焼け対策が必要だという。さらにヒトヘルペスウイルス6型にあるSITH-1遺伝子がうつ病に関係するという報告もあるという。

 

 

痛みを伴う発疹の帯状疱疹

 50代から増加するのが帯状疱疹であり、これは近年増加傾向があるという。これを発症するのは水疱瘡のウイルスであり、これも神経節中で潜伏するのだという。そして免疫低下することで神経に沿って発疹が出るのだという。子供に対する水疱瘡ワクチンの接種により、大人が水疱瘡に触れることが減ったことから、免疫力の低下につながっているのだという。激痛を伴う上に、後遺症が残ることがあるという。神経に炎症が起こることで神経が破壊されるのだという。これらを防ぐためには早期発見が重要だが、それがなかなか難しいという。最初に出るのは痛みであり、これは前駆痛というものであるという。発疹に痛みがあると帯状疱疹だという。左右片側で発疹が出るのが特徴だという。区別が困難な場合は皮膚科を訪ねるべきとのこと。女性の方が多いが、男性に少ないというわけでもないという。

 帯状疱疹にはワクチンがあるが、50歳以上に接種できるという。生ワクチンと不活化ワクチンの2種があり、生ワクチンは効果が高いが免疫力が低下していると接種不可であり、不活化ワクチンは定期的に複数回の接種が必要だという。


 以上、ヘルペスと帯状疱疹について。私は免疫力の低さには自信がある(笑)ですが、この2つについては目下のところは発症したことない(だろう)と思います。もっとも謎の体の痛みはしょっちゅうなので、それらの原因がこれでないという保証はないですが。それにしても対策として「ストレスを溜めないように」なんて言われても、それが出来れば苦労がないってのが本音ですね。公私共にかなりの高ストレス状態なのが昨今ですから。これを解消しようと思えば、ドカンと数億円の資産でもつくって仕事辞めるしかない。しかしそんな可能性なんて万に一つも無さそうだから。

 

 

忙しい方のための今回の要点

・この季節の変わり目などは免疫力の低下でヘルペスや帯状疱疹が増加する。
・ヘルペスウイルスは神経細胞に潜んでおり、免疫力が低下すると神経に沿って移動して発症する。
・一度感染すると神経細胞中に一生潜む上に、脳炎などを発症すると性格が変わる場合もあり、またうつ病に関係するという報告もある。
・帯状疱疹はやはり神経細胞中に潜んだ水疱瘡ウイルスによるものである。
・近年はワクチンによって子供の水疱瘡が減少し、大人が水疱瘡に接触することが減ったことが免疫力の低下につながっているという。
・後遺症が残ることがあるので早期発見が重要。痛みを伴う発疹が出た場合は帯状疱疹の可能性が高いが、判断しかねる時は皮膚科の診断を受けるべきとのこと。
・帯状疱疹についてはワクチンも存在するという。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・本当にストレスは万病の元だな。これからさらに老化して免疫力が低下したら、ろくでもない病気が色々出てくるだろうなと思うと気が重い。

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