実は多くの人が合わない眼鏡を付けている
眼鏡をかけている人は多い(私もそうである)が、ピッタリと合っているという人は意外と少なかったりする。そこで自分にピッタリ合ったメガネを作るためのテクニックを紹介するとのこと。
番組では街頭調査を行ったところ、矯正視力は1.0あっても実はメガネが合っていないという人物が続出。15名中14名がメガネが合っていないという結果に。例えばハングルなどの書き慣れない文字を書き写すという作業をしたところ、目が悲鳴を上げて文字が段々と大きくなっていくというような症状が出るという。これは毛様体筋に負担がかかっているのだという。メガネが合っていないと疲れ目、肩こり、頭痛、めまいなどが発生するという。
遠くに合わせて眼鏡を作るのが間違い
なぜ検査をして作ったメガネが合わないのか。テスト用レンズを付けて見え方を確認する過程で間違いがあるのだという。この時に遠くを見る人が多いのだが、これが間違っているという。実際の生活では遠くを見ることなんてほとんどなく(アフリカででも暮らしていたら事情は違いそうだが)、番組で視線を追う機器を使用して番組ディレクターの一日を追いかけたところでも、遠くを見ているのは通勤や買い物の時ぐらいで、ほとんどは1メートルの距離しか見ていない。それに対して5メートル以上先を見る状態でメガネを作ってしまうと、目に合わないことになる。
毛様体はレンズの厚さを変えて焦点を合わせる役を果たしているので、メガネが遠くを見る時に合わせられていると、毛様体が近くを見る度に働く必要があるので疲労してしまうのだという。
さてでは対策であるが、楽に見える眼鏡を作ること(まあ当たり前だわな)。そのためには眼科で毛様体筋の負担を測る検査をしてもらうと良いという。それで負担が少なくなるメガネの処方箋を書いてもらうのが良いとのこと・・・って結局は眼科の宣伝かい!!
なお装置がない眼科も多いので、その場合には斜視や弱視を得意としている眼科はメガネに通じている医師が多いという。
眼鏡の手入れ法について
アーカイブからは近視予防についてだが、これは遠くを見るようにするとか本などに近づきすぎないなどの当たり前情報。最後はメガネの手入れの仕方だが、ゴミがついたまま布で拭いたらキズがいくのでこれは御法度。プロのやり方はメガネを水洗いしてティッシュで吸わせて油汚れは眼鏡拭きで軽く拭く程度という常識内容。
以上、眼鏡についての話だが、正直なところことごとく常識内容だったな。ちなみに私はメガネを作った時に「近くの作業が多いから近くを見るメガネ」と指定して作っているのだが、それでも老化で目自体が弱っているのか、午前中一杯PCに貼り付いて作業したら、午後からは目がかすんで全距離でまともに見えないという現象が起こっていて困っている。こういうのは対処の方法があるんだろうか? どうもメガネがどうこうという次元でないような気がするんだが。
忙しい方のための今回の要点
・メガネを使用している人は多いが、実は合っていないメガネを付けている人が多い。
・メガネが合っているかは視力でなく、毛様体筋の疲労で分かる。遠くが見えるように合わせた眼鏡は近くを見る時には毛様体筋が緊張するが、現実の生活では遠くを見ているのはほんの短時間であり、大抵は1メートルなどの近くを見ている。
・自分に合うメガネを作るには、毛様体筋の疲労を測れる装置を持つ眼科で診療を受けて処方してもらうのが良い。
・メガネはそのまま眼鏡拭きで拭くとキズがついてしまう。水洗いしてティッシュで水分をとってから、眼鏡拭きで軽く油汚れを落とすのが正解。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・メガネは今までに何度も作り替えているが、確かに頻繁に度数が変わるんだよな。だけどその度に作り替える金がないから、結局はどうしても段々と合わなくなってくる。
・しかし最近は目自体が弱っているから、いくらメガネを作り替えても疲労で見えなくなってきている。
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