教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

8/25 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「あなたに合った疲労回復タイプは!?100%回復させるための休養学」

完全回復のための「攻めの休養」

 夏から秋にかけて体調を崩す人が多く、秋バテという言葉もあると言う。バテを防ぐために休養を取るという人も多いが、休養学を提唱する片野秀樹氏によると、単に休養するだけでは疲労は100%回復しないという。そこで必要なのは「攻めの休養」だとか。

単に身体を休めるだけでは100%は回復しない

 秋は気温の変化が激しいことから自律神経が乱れやすいという。そこで単に身体を休ませるだけでは完全回復は不可能で、活力を加える必要があるのだとか。そのためには自分のタイプに合った6つの回復方法を実行する必要があると言う。なおそのタイプは「気分転換」「栄養」「親交」「娯楽」「造形・創造」「運動」だという。

 

 

タイプ別活力回復法

 番組では実際に疲労を感じているという被験者が攻めの休養を体験する。それぞれのタイプは事前のアンケートから判断しているとのこと。まず最初は代々木公園を訪問、これは「気分転換」タイプの攻めの休養だとか。参加者の男性が趣味に旅行を挙げており、これは気分転換タイプであることを示しているという。タイプは趣味や好きなことから判断できるのだとか。旅行だけでなく掃除が好きな人もこのタイプだという。このタイプは好きなことをすることでセロトニンが分泌されることでリラックス出来て自律神経も整うのだとか。気分転換タイプはいつもと違うことをするというのがポイントだという。

 さらに彼ともう一人の女性は栄養タイプでもあるとのこと。これは食べることが好きな人。この時には神経伝達物質を作り出すメニューがオススメとのこと。で、昼食はサンマやキノコが中心の弁当。ビタミンB群が補酵素として神経伝達物質合成に深く関わっているという。ただし食べ過ぎするとガストリンという胃酸分泌を促す物質が出てもたれることになるので、腹八分目が重要だとか。

 次に女性2人が該当したのが「親交」タイプ。これはお喋りなど人とのコミュニケーションが好きな人。で、お勧めなのが動物たちと触れあえるカフェ。動物と触れあうことで愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されて精神が安定するのだという。人とのふれあいだけでなく、動物とのふれあいでも分泌されるという。で、被験者は思いっきりモフタイムを体験して癒やされるということに。

 なお残りの3タイプで「娯楽」タイプは映画などが好きで、アイドルとか音楽とかに夢中になったことがある人。「造形・創造」タイプは裁縫やイラストなどの物作りが活力になるタイプ。そして「運動」タイプはそのまんま身体を動かすことがストレス解消になる人である。ただし動けば良いってものではないという。

 

 

「運動」タイプのためのオススメ運動

 そこで運動としてヨガを紹介している。なぜか今はお寺でヨガ教室を開いているところが多いとか。激しい運動でなくて血液を循環させる軽い運動をすることでセロトニンが分泌されるのだとか。実際にヨガ教室に通っている人々は疲労が回復していると証言。なお生活リズムに上手く組み込んで、やり過ぎて生活リズムを崩すようなことはないようにとのこと。なおこれに加えてベースとして「休息」タイプというのが重要とのこと(そりゃ当たり前だ)。


 以上、活力を回復させるための休養について。これについては私は「うん、良く分かるわ」の一言。実際に仕事などに追い込まれてストレスフルな時は、いくら寝たところで精神的疲労が回復できず、どんどんと活力が落ちていることが感じられるから。

 私のタイプは「気分転換」「栄養」「娯楽」であり、「運動」も若干あるかもしれない。実際にコンサートと山城のハシゴなどをした時は、身体的に若干疲労したとしても間違いなく活力が出てくることが感じられる。やっぱり私が健康を保つには、山城攻略で軽く身体を動かし、温泉で汗を流して美味い昼食を摂り、さらにはコンサートで良い音楽を聴いて心を癒やすってパターンが一番のようである。もっとも最近はなかなかその予算が確保できないことがストレスとなっているのであるが・・・。

 

 

忙しい方のための今回の要点

・疲労が溜まった時、単に身体を休めただけでは活力が補充されないことから100%の回復は不可能だという。
・そのために「攻めの休養」を提唱。「気分転換」「栄養」「親交」「娯楽」「造形・創造」「運動」の6タイプに合わせた行動が重要だという。
・「気分転換」タイプは旅行などが好きな人で、環境の変化でリフレッシュできる人。
・「栄養」タイプは食べることが好きな人。サンマやキノコなど神経伝達物質の補酵素を補給できるメニューを勧めている。ただし食べ過ぎには注意。
・「親交」タイプはコミュニケーションが好きな人。番組では動物カフェでのふれあいを体験。これでオキシトシンが分泌されて精神が癒やされるのだという。
・「娯楽」タイプは映画や音楽が好きな人、「造形・創造」タイプは裁縫やイラストなどの創作が好きな人、「運動」はそのまま身体を動かすことが好きな人だが、あまりにハードすぎる運動は逆効果なので、ヨガなどの軽い運動を勧めている。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・本当に最近は肉体的な疲労もさることながら、仕事の精神的ストレスから来る活力の低下が著しくて・・・。本当はもっと攻めの休養を取りたいところなんだが、それもままならないという現実が。
・根本的な回復のためには仕事を辞めるしかないが、そうすればそれに伴う金銭的不安からくるストレスでより悲惨なことになるのが確実なので・・・。

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