冬に起こりやすい肌トラブルの注意点
寒さの厳しい折には気になるのは肌のトラブル。しかし肌は人体最大の臓器で最大の免疫器官でもあるという。それだけに肌の不調が思わぬ病気につながる危険もある。そこで肌の不調の原因と対策について紹介するとのこと。
町中で肌の悩みについて調査したところ、悩みの3位はしもやけ。これは凍瘡と言って毛細血管の血流が滞ることで炎症などが発生して痛みやかゆみが出る症状だという。冷たいものに触れる機会の多い人はなりやすいという。防ぐにはグーパーで血流を良くすることが効果があるという。手先に冷えを感じた時にすれば良いという。なお足が冷えると足でもすれば良いとのこと。
第2位はあかぎれ、ひび割れ。これは乾燥して硬くなった角質が力が加わった時に割れてしまう現象だという。洗剤が皮膚の油分を奪うために洗い物が原因になりやすい。また塗れた皮膚が乾く時に角質の水分も奪ってしまうのだという。洗い物をするときには手袋をするのがお勧めだが、これが億劫の場合は洗剤をマイルドなものにするのが肌の負担を減らすという。
乾燥肌には保湿クリーム
第1位は乾燥肌。角質部分の脂分や水分が低下して肌が乾燥する状態である。こうなると皮膚のバリア機能が失われて、外部のアレルゲンでアレルギー反応を起こすことがあるという。それが炎症やかゆみにつながる。要注意は風呂上がりで、注意するのは湯の温度。38度~40度のぬるめのお湯が良いという。さらに風呂上がりに素早く保湿をすることも大切だという。保湿クリームの塗り方としては皮膚の線維の向きに合わせて横向きに塗るのが良いという。
なおランク外だが低温火傷なども上がっていたとのこと。これは皮膚の深部まで焼けるので要注意。カイロや湯たんぽを使用するときには肌に直接当たらないように注意すること。
また皮膚のバリア機能が低下すると、溶連菌が感染することによる蜂窩織炎などが起こることもあり、これは最悪の場合には命に関わることがあるので要注意。またあかぎれなどからひょう疽を起こすようなこともあるという。
最後は肌の保護についての正しい方法のチェック。まず保湿クリームをしてから手袋をして眠るという人も多いが、これについては湿度を保つ意味で正しいという。ただしビニル手袋などの蒸れやすい素材は良くないという。次はお湯だけで洗顔するというものだが、これは×。汚れを落とすには泡などを使った方が良いという。最後はかかとを軽石でこするというものだが、これは×。肌に負担が大きすぎるので避けた方が良いとのこと。
以上、肌トラブルについて。私は今まで肌トラブルはあまり気にしたことがなかったのですが、年を取ったせいか今年が寒すぎ成果は不明ですが、今年は指先のひび割れなどのトラブルで悩まされています。キータイプなどをしていると肌がガサガサしてくることが常。クリームなどを使うことも考えたのですが、そうすると今度はベタベタして作業が出来なくなるのが困りものです。夜寝る前にすれば良いんでしょうが、夜はギリギリまで作業していて、ギリギリ歯を磨くのが限界でそのままバタンキューという無茶な生活をしてるので・・・。
忙しい方のための今回の要点
・冬は寒さや乾燥で肌トラブルが起こりやすい季節。そこでそれらの原因と対策について紹介。
・商店街でアンケートしたところ、トラブルの第3位はしもやけ。寒さによる血行不良が原因なのでグーパーをして血行を改善するのが効果的。
・第2位はあかぎれ。これは角質が乾燥して硬くなることで外力で割れることで起こる。洗い物などが原因となりやすいので、洗剤をマイルドなものに変更するように。
・第1位は肌の乾燥。これは入浴後の保湿などが重要。保湿クリームは肌の線維に沿って横向きに塗るのが良い。
・皮膚のバリア機能が低下すると、溶連菌感染で命にも関わる蜂窩織炎を発症したり、ひょう疽などを起こすこともあるので注意。
・保湿クリームを塗った跡に手袋をして寝るのは○、お湯だけの洗顔は×、かかとを軽石でこするのも×。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・肌も老化とともに状況が悪化します。若い頃は特に気にしなくても大きなトラブルは起こさないことが多いのですが。
・ただ最近は若い頃から化粧を多用する者が増えていることが肌トラブルの若年化に結びついている気が。お肌のお手入れと言いながら、肌を荒らしてさらにお手入れで稼ぐマッチポンプ商法があの業界には多いんで。
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