教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

6/28 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「慣れている自宅こそ要注意!?転倒の意外な落とし穴」


今回のポイント

・不慮の事故死で最も多いのが転倒、交通事故死者の3倍もあり、しかもその場所は5割が自宅だという。
・また転倒がキッカケで寝たきりになり、そのまま認知症などになる例が多いという。
・番組ゲストの松本明子氏は玄関先で転倒して左足首を骨折した(腓骨、脛骨、距骨という足の骨が全て折れて、足首があらぬ方向を向いていたという)。玄関先のタイルで滑ったとのことだが、実験によると濡れたタイルは摩擦力が大幅に低減し、簡単に滑るようになるという結果が。
・さらに雨の日は傘など荷物を持っていることもあり、さらに危険が高いとのこと。
・リビングも転倒の多い箇所だという。コードやらカーペットのめくれなどが要注意で、高齢化すると足が上がりにくくなるので、より躓きやすくなる。
・足が上がりにくくなるのは筋力の低下による。また骨粗しょう症などになると転倒での骨折が起こりやすくなる。転倒を防止するには部屋を片付け、段差にはスロープをつけるなどの対策をすること。
・夏はエアコンの設定温度に注意。エアコンが効いていない部屋には行きたくなくなるので、自然に運動量が減ってしまう。だから各部屋を均等に冷やすのが良い。

 

・寝室では夜中のトイレなどでの転倒が多い。寝ていて起きた時に血圧が上がらない、筋肉がこわばっているなどで転倒しやすくなる。
・対策はゆっくりした動作で起き上がる。足元を明るくしてベッド周りを片付けるのも大事である。
・階段は転落や転倒が非常に多いところだから、滑り止めや手すりをつけておくのが安全である。
・転倒した時には手首、背骨、大腿骨を骨折しやすい。特に大腿骨を骨折すると歩きにくくなって寝たきりのリスクにつながる。
・筋力をつけることが重要なので、運動のほかに栄養にも注意した方が良い。カルシウムとビタミンD、ビタミンKの摂取が重要。
    ・カルシウムは牛乳・チーズ
    ・ビタミンDは鮭・鯖缶・シメジ・マイタケ
    ・ビタミンKは小松菜・納豆・トマト・キュウリ に含まれる。
・番組ではソーメンにシラスや鮭、それに青野菜を加えた冷やしソーメンを提案している。

 

 

確かに思い当たる節は多々ある

 自宅内でも油断していると若者でも転倒することがあります。ましてや高齢者になると自分の認識よりも足が上がっていないことが多いので、思わぬところで転倒するということになりがちです。私も自分自身で認識しているのは、前足でいきなり躓くことが多くなったということです。どうやら足が上がってなくてすり足のようになっているから、前に出した足がいきなり引っ掛かる模様。コロナ以降の顕著な運動不足が祟って、足の筋肉が弱っているようです。なお足の筋肉が弱るとよろめいた時の踏ん張りも変わってきます。つい最近も混雑していた列車から慌てて下車しようとしたときに、足が引っ掛かって派手に転倒してしまったということがあり(幸いにして転んだだけでけがはしませんでしたが)、昔なら踏みとどまれていたはずなのになと、自身の運動能力の低下を痛感した次第。

 

 家の中でエアコンの効いていない部屋があれば、自然に動かなくなって運動不足につながりやすいってのはなかなか面白い観点ではありましたが、果たして本当にそんなことあるかなというのは若干疑問。家の中を少々動いても運動としてはしれているし、そもそも生活するためにはもっと温度差の激しい屋外との移動(買い物とか通勤とか)が不可欠だから。まあそんなこともしなくなった高齢者なら、確かに最後のわずかな運動なのかもしれないが。

 

 

ベッドから起き上がった時は確かに危ない

 夜中にベッドから起き上がってトイレに行く時というのは明らかに危ないのは思い当たるところ。まずさっきまで横になっていたので体が血圧その他運動モードに入っておらず、立ち上がった時にそれでなくてもふらつくことが多い。しかも寝室は大抵暗いと相場が決まっているので、真っ暗な中でフラフラしていたら転倒リスクは極大である。まあさっさと明かりをつけて、すぐに動き回らない方が良いんだろうが、それをやっていると完全に目が覚めてしまって戻ってきてから再度就寝しにくいのがジレンマではある。

 

 高齢者の転倒による骨折で多いのが大腿骨頭骨折。大腿骨の骨盤に入り込んでいる部分の首がポッキリ行くタイプの骨折で、本来はかなり強靭に出来ている部分なので、本来なら交通事故とか高所からの転落など尋常でない事態でないとそうそう起きるものではないんだが、高齢化と共に骨粗しょう症が進行していたら簡単にポッキリと行ってしまうことが多い。ここをやってしまうと歩行に支障が出るので、往々にして寝たきり一直線になります。ある程度若ければボルトを入れてつないだり、大腿骨頭部分を丸ごと人工関節に置き換えるなどの手術もありますが、高齢になって衰弱が進んだらそういう大手術に耐えるのも難しくなり、そうなると大抵は寝たきり一直線で、その後はまあそう長くはありません。

 

 骨粗しょう症の原因としては運動不足と栄養不足。特に高齢になると食が細くなって栄養が不足しがち。よく長生きする人は90歳過ぎてもステーキを食べたりするなんて言うが、ステーキを食べれるから90歳まで生きられたのか、90歳まで生きられるぐらい丈夫な人だからステーキ食えるのかは鶏と卵みたいではありますが。還暦を過ぎて肉とかが少ししんどくなってきた私としては「分かっていても体が受け付けてくれん」ってのが本音。

次回の健康カプセル

tv.ksagi.work

前回の健康カプセル

tv.ksagi.work