教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

5/17 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「早期治療のカギは72時間!初夏から気をつけたい帯状疱疹」

今回のポイント

・帯状疱疹は神経細胞などに潜んだ水疱瘡ウイルスが活性化して起こる。この夏場の免疫が低下する時期の発症が多く、高齢者が発症しやすいが近年は若者の発症も増えているのが特徴。
・子供のワクチン接種で大人が水疱瘡ウイルスに触れる機会が減ったのが、発祥の増加につながっている(再感染によるブースター効果が働かない)。
・治療のためのポイントは早期治療。発症してから72時間以内のウイルスが増殖中の時に抗ウイルス薬などで治療するのが重症化を防ぐために重要。
・初期にはあせもだなどと思ってしまうことがあるが、だんだんと広がって痛みが強くなっていくという。
・2回発症したことがある人の事例によると、最初の時は72時間を超えてしまったので3週間以上治療がかかったのに、2度目の時はすぐに気づいて翌日に治療したので10日で治ったという。なお2回で発症部位は異なっている。
・帯状疱疹の予兆として、発症の数日前に前駆痛というのが現れるという。
・また帯状疱疹は体の左右どちらか片側に現れるのが特徴。
・皮膚科の病気で強い痛みを感じるものは帯状疱疹だと思った方が良いという。かゆみよりも痛みが強く、水ぶくれになるのが帯状疱疹だという。
・なお神経に後遺症が残る場合があるので、顔などに発症した場合は顔面神経が麻痺したり、目に近い場合には視力に障害が出る場合があるという。だから早期治療が重要。
・予防法としてはワクチン。生ワクチンは安くて1回だが有効期間が短く、不活化ワクチンは有効期間が長いが2回接種が必要で価格が高いという。

 

 

免疫のトラブルが意外な病気の発症につながる

 今回のテーマは帯状疱疹。最近とみによく聞くようになった病気です。番組中で「こどもがワクチンを接種することで発症が減ったので、大人の免疫にブースターがかからなくなった」というようなことを言っていた。昔は免疫は死ぬまで永久のように言われていたが、実際はある程度たったら忘れるそうで、発症しないレベルの再感染をすることでそのたびに免疫系が思い出していたらしい。

 この辺りの治療が進んだが故に逆に病気が増えるというのはかなりの皮肉で、実際にここのところのアトピーなどのアレルギーの増加は、寄生虫感染がなくなったことによって寄生虫に対応していた免疫細胞が敵を失って暴走しているという話を聞いたことがある。もっとも私は原因はこれだけでなく、何でもかんでも除菌で菌感染を排除しすぎたために免疫系が過剰反応するようになったとか、そもそも除菌剤や食品添加物などに含まれる有害成分が直接に人体に影響しているのではと考えているが、これは実際にはなかなか証明は難しい。

 帯状疱疹の発症は免疫力が低下する50代以降の高齢者が多いということで、還暦の私はいつこれを発症するかが分からない状態・・・なんだけど、そもそも私ははしかや水疱瘡に感染経験があるかどうかも不明なんだよな。何しろ私が子供の頃の近所の医者は、母「先生、なんの病気でしょうか?」医師「水疱瘡でしょうな。」母「先生、水疱瘡には一回なっているはずなんですが」医師「それなら風疹でしょうな」なんていう藪医者ばかりだったんで。今は抗体検査をしたら分かると聞いているから、1度それを受けといたほうが良いか・・・。

 

 

相変わらず地味ながら優れた番組だと思います

 例によって地味に有益な情報を提供するこの番組。製薬メーカーがスポンサーのせいか、変な情報を流さずに一応専門医が登場して説明するところがポイントが高いです。それに「この病気にはコーワの○○を」なんていう類の宣伝が入ることがないのが、かつての「あるある大事典」なんかと対照的(あれはもろに番組のテーマとスポンサーの商品が連動していた)。もっともおかげでかなり地味な番組ですが。

 と言うわけで私が代わりに宣伝してあげましょう(笑)。帯状疱疹には効きませんが、普通の湿疹だった場合にはコーワの以下のような薬があるようです(非ステロイドというのが使いやすいですね)。

前回の健康カプセル

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