英雄たちの選択
始皇帝の死後に大規模な反乱が勃発、咸陽争奪戦となる 始皇帝による中国統一で郡県制が実施されるなど中国は劇的な変化を遂げていた。しかし過酷な労働などで人々の不満も強まっていた。沛県の劉邦もそんな一人だったが、仕事もせずに金もないのに酒場に入り…
当初は社会主義運動に参加していた夢二 竹久夢二といえば夢二式美人と言われる独自の美人画で大正時代に人気を博した画家であるが、その夢二が描いた関東大震災のスケッチが最近になって話題となっているという。 どうやらこれが関係している模様 www3.nhk.o…
必死の大河連動企画です 現在大苦戦中の大河ドラマの宣伝のために、既に「歴史探偵」は全面的に宣伝に投入されているが、この番組まで大河ドラマの進行と合わせた企画である。最早NHKは手段を選ばないようになってきている。さすがに家康扱ってあの視聴率で…
経済官僚として江戸経済立て直しに挑んだ大岡越前 大岡越前と言えば数々の名裁きエピソードなどから、裁判官のもしくは警察署長のイメージがあるが、実際はこれらは後の脚色であり、町奉行としての任務には経済の安定化などもあった。実際の大岡は経済官僚と…
国際協調路線を取ろうとした幣原 今回の主人公は外交官として国際協調路線を取ろうとしたが失敗、政治の世界を退いて、戦後に総理に就任した幣原喜重郎である。結局はこの国際協調を目指した幣原路線の失敗が、日本が大戦へと突入した原因でもあるという。 …
弱小?戦国大名里見氏の興亡 今回の主人公は安房国の戦国大名里見氏。と言っても絵に描いたような弱小大名のイメージしかなく、ゲストも「信長の野望の最初に出てきて・・・」と言っていたが、まさに最初にしか存在しない大名で、何しろ本土に打って出ように…
浅間山天明の大噴火での災害復興プロジェクト 活火山である浅間山は天明3年(1783年)に大噴火を起こし、周辺地域に甚大な被害をもたらしている。この時に復興のために幕府から送られた官僚が根岸九郎左衛門である。彼が取り組んだ復興プロジェクトとは。なお…
松平家の祖である謎の人物親氏 今回は家康の御先祖の話。しかしこれが意外なほどに記録が残っていないらしく、その代わりに家康から逆算しての変な伝説ばかりがあったりするとか。そこをなるべく実像に迫っていくとしている。 家康の先祖といえば三河松平家…
幕藩体制を固めた家光 最近になって奇妙なウサギの絵が評判になったのが徳川三代将軍の家光。ハッキリ言ってド下手な絵なんだが、この番組的には「自由な意志の表明」と見る。まあ家光は絵画が好きだったらしいんだが、これは典型的な下手の横好きである。さ…
砂漠の交易都市ペトラとナバテア王国 今回はスペシャルで海外編。どうやら数年前に放送されたものらしいが、その時には私は見ていなかったようだ。扱うのは砂漠の交易都市ペトラ。文明の十字路で繁栄を極めたようであるが、なぜか歴史から消え去った謎の存在…
院政を始めた白河上皇の狙い 今回の主役は源平争乱の影の主役ともなった白河上皇。日本で初めて院政を行ったことで知られるが、天皇を操って事実上の専制君主として振る舞った人物である。結果としてそれが武士の台頭を促し、図らずしも古代社会から中世への…
日本植物分類学の父・牧野富太郎 今回取り扱うのは、日本の植物学の基礎を作り上げ、連続テレビ小説の主人公のモデルとなった牧野富太郎。まあNHKには多い「ドラマの予習」の一環である。 牧野富太郎 牧野富太郎と言っても今日では一般に圧倒的な知名度があ…
阿部とペリーの虚々実々の駆け引き 今回はこの手の番組では散々扱われている黒船来航。正直なところもう新しい知見は出ようがないから、老中阿部正弘とペリーの各々が抱えていた事情と目的などの観点から斬り込んでいる。 若きエリート官僚阿部正弘 まず昔は…
家康にとって最も忙しかった年 今回は家康が西に東にと合戦に明け暮れた最も忙しい年、元亀元年(1570年)について注目という若干変わった切り口。まあ大河絡みで家康を持ってきたいが、今まで散々やっているせいでネタがないんだろう。実際、この年の家康の合…
室町幕府を支えた高師直 室町幕府が足利兄弟の対立などで混乱した観応の擾乱のグダグダの当事者の一人であり、後の戯曲などのせいで悪役のイメージの強いのが高師直。しかし彼は戦には滅法強く、さらに優秀な政治家でもあるなど室町幕府の基礎を確立するのに…
文化に通じた文武二刀流武士の生涯 武士でありながら和歌などの文化に通じ、そのことによって乱世を渡り歩いた細川幽斎(細川藤孝)の生涯について紹介する。 細川藤孝(幽斎) 細川藤孝(後の幽斎)は1534年、京で将軍側近の父の元に生まれ、13才で将軍義輝の側近…
好奇心の強い異色の将軍だった吉宗 様々なことに好奇心を示し、新しいことに積極的に取り組んだのが徳川吉宗であるが、今回は彼の行った取り組みの中でも薬草国産化について取り上げている。 吉宗は非常に好奇心の強かった人物である。オランダ商館長の江戸…
信長・秀吉・家康の三人揃い踏みの大危機 信長の人生の中で大きな危機の1つとして上げられるのが金ケ崎の退き口である。これは朝倉征伐のために越前攻略に乗り出していた信長が、義弟の浅井長政の裏切りにあって挟み撃ちの危機から命からがら逃亡した事件で…
海に繰り出していった縄文人 狩猟採取民というイメージが近年になって大きく変化を遂げてきた縄文人だが、海洋を通じての広大なネットワークも有していたということが分かってきたという。北海道の礼文島の縄文遺跡から、日本の南の海に生息していた貝の貝殻…
単なる暴動ではなかった打ちこわし 江戸時代、天明の大飢饉から端を発して米価を中心とした大幅な物価高騰が発生し、ついに庶民が買い占めで米価をつり上げた商店などを打ち壊すという大騒動となった。この天明の打ちこわしについて。 民衆は木槌や鍬などめ…
生糸生産を国産化して、金銀流出を防げ! 江戸時代初期に輸入品だったものが、幕末には主要な輸出品へと成長したのが生糸である。生糸は明治以降も日本の外貨獲得の主力となった。生糸産業をゼロから世界一までに押し上げた人々の奮闘を描く。 江戸時代、生糸…
鎌倉の世を席巻した「念仏踊り」 元寇で世の中が騒然とする中、大流行したのが踊り念仏こと一遍上人の時宗。これの開祖である一遍は実は武士の出であったという。一遍が信仰に込めた思いは。 番組ではまず一遍上人の踊り念仏がどのようなものであったかと言…
聖武天皇の后・光明皇后の生涯 今回の主人公は聖武天皇の皇后である光明皇后。天皇の皇子を生むことを求められながらも、それを果たせなかった彼女は苦渋の選択をすることになる。その選択について。 光明皇后は藤原家の出身である。父は藤原不比等でその娘…
江戸の町を壊滅させた明暦の大火 徳川幕府の元で急速に発展を遂げた江戸の町。しかしそれが実は極めて危ういものだったことが判明したのが明暦の大火。防災などという考え自体がなかった江戸の町は、江戸城を初めとして丸焼けになって10万人以上の犠牲者を出…
鳥取城攻城戦の真の目的 秀吉による鳥取城攻略戦は、完全包囲による大規模な兵糧攻めで勝敗を決した戦いとして有名である。ここで兵を損耗せずに堅城である鳥取城を落とした秀吉は、信長から高く評価されてさらに毛利攻略に力を入れることになる。これまでは…
またもNHKの主催イベントの宣伝です 今回は明治に日本で活躍した町田久成・・・と言っても、大半の人には「誰?」であろう。かく言う私にも「誰?」である。国立博物館創設に奔走した人物だという。いかにも唐突であるが、こんな人物を取り上げるのも東京国立…
単なる操り人形でなかった実朝 源実朝と言えば鎌倉三代将軍で頼朝の血筋の最後の将軍となってしまった人物だが、今までのイメージと言えば、北条氏の傀儡で自らは何かをする権限はなく、さらに本人は和歌が好きな弱々しい文系将軍というイメージがあった(か…
日本の孤立とヒトラーの台頭 中国と泥沼の戦争を続けていた日本が、その上にアメリカとの戦争という破局への一直線進むことになった原因となった日独伊三国同盟。どういう経緯で日本は三国同盟に突っ走ることになったかが今回のテーマ。 傀儡国家満州国建国…
農民から秀吉の腹心へと 兄弟は家督を争うライバルとして、時には流血沙汰に及ぶことが少なくない戦国時代において、自身は一切権力を覗うこともなく、ひたすら兄のサポート役として支え続けた人物として知られるのが、天下人豊臣秀吉の弟、豊臣秀長である。…
ペリーよりも前の外国との大事件 江戸幕府の外国との最初の接触と言えば、いきなり浦賀沖にペリー率いる黒船の艦隊が現れ、鎖国下で諸外国の状況を知らなかった幕府は右往左往・・・というイメージがどうも一般的は強いようだが、実はそうではなく、それ以前…