ダークサイドミステリー
禁断の心理学実験 今回のテーマはあまりにセンセーショナルな結果になったことから封印された心理学実験、1971年のスタンフォード監獄実験についてである。これは大学生を看守と囚人に分けて環境がどのように心理的影響を与えるかという社会心理学の実験であ…
呪術とは いきなり呪いの人形などと言う禍々しい事物の登場から始まるのが今回。現在、このような世界の呪物を集めた展覧会が実施されて人気を集めているとか。日本におけるこのような呪いの歴史について紹介。 古今東西、やはり人は他人を呪いたくなること…
敬虔なカトリック信者の少女に発症した異常 エクソシストと言えば悪魔払いを専門にする神父であるが、その悪魔払いの儀式の最中に少女が死に、その責任が追及される裁判がドイツで起こったという。 その事件が発生したのはドイツ南部のクリンゲンベルク。カ…
密かに子供たちが海外に送られていた 今回は永らく隠されていた英豪の歴史の恥部とも言える物語。イギリスの養護施設の子供たちがまるで奴隷売買のようにオーストラリアに送られていたという事件である。 そもそも事件発覚のキッカケは1人のソーシャルワーカ…
東京地下に広がるアナザーワールド 地下と言えば、アナザーワールドが存在したり、地底人がいたり、霊が封じられていたりなど昔から創作意欲を掻き立てる世界である。しかしそういうファンタジーな世界でなく、今回はもっとリアルに東京の地下に広がるアンダ…
第二次大戦中のリアルスパイ大作戦 今回は第二次大戦において、イギリスがナチスを騙すために駆使したスパイ作戦の内容について。まさにダマしダマされの世界である。 1943年7月、北アフリカを制圧した連合軍はシチリア島からの上陸作戦を計画する。しかしシ…
学校の怪談の発祥 バブル時代の日本で流行したのがいわゆる「学校の怪談」。その話には様々なバリエーションがあるが、子どもにとって日常生活の舞台の一つである学校が怪談の舞台となったのである。 ブームのきっかけとなったのは1990年に発行された子ども…
ホロコースト否定論を巡る裁判 今回のテーマは歴史修正主義者と歴史学者が歴史の真実を巡って裁判で争ったという異色の事件である。 問題の裁判は2000年1月11日にロンドンの王立裁判所で行われた。裁判自体は歴史の真実を争うと言うのではなく、歴史作家のデ…
都市伝説「人工地震」の正体 今回のテーマは大地震が起こる度に「地震兵器が使用された」という陰謀論が飛び出す地震に関する都市伝説。例によってこの番組らしく完膚なきまでにやっつけてます。 まず最初に登場するのは人工地震について。今回の福島県沖地…
死刑を見続けてきた美しき処刑人サンソン 処刑人と言えばゴツくて屈強な人物というイメージがあるが、そんなイメージと反して美しい美青年だったのがマリー・アントワネットやロペスピエールなど3000人を処刑したシャルル=アンリ・サンソン。彼は自らが処刑…
議会襲撃を起こしたQアノン ネット時代になって陰謀論にはまる輩が増えてきたと言われる。特に有名なのがアメリカのQアノン。民主党のエリートが人身売買組織などと結託して悪事をしており、それと戦っている正義の味方がトランプ前大統領という荒唐無稽な妄…
実体験として語られた「稲生物怪録」 今回のテーマは歴史上での怪奇物語について。最初に登場するのはこの世界では今でも根強い人気があるという「稲生物怪録」。 これは広島の三次の稲生平太郎なる人物が16歳の時に体験したという、一ヶ月に渡って彼の元に…
この番組の記事についてはここ2回ほど、多忙で手が回らなくて掲載してませんでした。見てはいたんですが、記事を書く時間がなくて・・・。私は自分で筆は早い方と思ってるんですが、さすがにこの手の記事書くのにはそれなりの時間を要するんで。 と言うわけ…
今回のテーマはニセモノ。と言えば今や中国の専売特許のような気もするが、どうしてどうして日本もかつてはニセモノ大国だった。そしてその歴史は古く、既に江戸時代から世界に進出したニセモノもあり。かなりヤバいニセモノから、笑えるニセモノまで日本の…
今回は人体の不思議に纏わるネタ三連発。いかにも怪しげなこの番組向きである。 人体発火現象の謎 最初は人体発火現象。なぜか人体だけが激しく燃焼してほぼ灰になっているが、部屋自体には焼け焦げた跡は部分的にしか残っていないという現象である。実際に…
20世紀の三大事故の一つ 番組では20世紀の三大事故として、タイタニックの沈没、チャレンジャー号の爆発、そしてヒンデンブルク爆発を上げている。単に大勢の死者が出た事故という点ではもっと多数の犠牲者が出た航空事故が多くあるが、これらの事故は当時の…
創作でのパワーワードである聖遺物などについての真相 今回はロンギヌスの槍だの死海文書だの、これだけでエヴァンゲリオンが頭に浮かぶキーワードであるが(「聖杯」はFate辺りですか)、これらは実際にはどういうものなのか。 で、番組の方もいきなりFFが登…
連続爆破事件の始まり 全米を恐怖に叩き落とした連続爆弾魔・ユナボマー。彼はIQ167の天才だったとか。なぜその天才が爆弾魔になったのか。 後にユナボマーと呼ばれることになった連続爆弾魔による最初の事件は、1978年5月26日のノースウェスタン大学で発生…
鬼の原点 古くから桃太郎の敵役、つい最近では「鬼滅の刃」など、日本人にとってはある意味で身近な存在である鬼。しかしそのイメージは時代と共に変化してきたものであって、一筋縄で語れるものではないらしい。 元々鬼とされる存在は中国から来たと考えら…
明治時代に沸き起こった千里眼ブーム 日本で超能力研究がブームとなったことがある。それのきっかけは1909年(明治42年)に東京帝国大学に、熊本に御船千鶴子という透視能力を持つ女性がいるので調べてくれないかという依頼が舞い込んだことだった。依頼を受け…
国民はナチスに自発的に従った? 独裁者ヒトラーに率いられた恐るべき狂気に満ちたナチス帝国。人々は秘密警察による弾圧の恐怖と、ゲッペルス率いる広報部隊の宣伝にダマされ洗脳されて従わされていた・・・というように考えられることが多いナチスであるが…
経済破壊兵器としてのニセ札製造 戦争の武器は何も兵器や弾薬だけではない。第二次大戦においてナチスはニセ札を武器として使用しようとした。当時のヨーロッパの基軸通貨であったイギリスのポンド紙幣を大量に偽造して、それをヨーロッパ上にばらまくことに…
実際にあった人肉食を事件を扱った衝撃の作品 「ひかりごけ」は武田泰淳によって戦後に発表された戯曲形式の短編小説である。それは1944年に発生した遭難者による人肉食事件(後にこの小説から「ひかりごけ事件」と呼ばれるようになる)をモチーフとして殺人、…
最強最悪兵器のナパーム シリアの内戦で独裁政権が市民の攻撃に使って多くの犠牲を出しているのがナパーム弾である。ナパーム弾はゲル状のガソリンを詰めた焼夷弾であり、爆発と共に火の玉となったゲルが飛び散り、それが建物や人体に付着して燃え尽きるまで…
今やいわゆるモンスターの一ジャンルとして定着した感のあるゾンビだが、登場については20世紀になってからである。そのゾンビの登場の歴史とその後の展開について紹介というわけの分からないいかにもこの番組らしい内容。 // ゾンビの初登場は1932年、元ネ…
終身刑の殺人犯でありながら一種のカリスマとして社会的に評判になって、監獄に毎日多くのファンレターが殺到したという男、チャールズ・マンソンについて。 27才、獄中のマンソン // 母に捨てられ、刑務所で過ごした青年時代 チャールズ・マンソンの母は厳…
フィリピンに伝わる巨額の埋蔵金伝説 徳川の埋蔵金だとか秀吉の埋蔵金が存在するという噂があるが、それらをぶっちぎるなんと600兆円にも及ぶ埋蔵金がフィリピンのどこかに隠されているという。それが山下財宝。現地ではこの埋蔵金探索に人生を賭ける者もい…
ナチスの荷担しながらも追及を逃れたフェアシュアー ユダヤ人虐殺などの残虐行為を組織的に行ったナチスであるが、同時に600万人以上のの障害者も抹殺していたことで知られている。その影には一人の科学者が存在し、しかも彼は戦後に戦犯として追及を逃れて…
コレラは狐のせい? 伝染病は永らく原因が分からなかったために流行の度に人類を恐怖に陥れた。幕末に日本でコロリ(コレラ)が流行した時は、様々な民間療法が試され、挙げ句の果てにはコロリ退散の祭まで行われる始末だったという。当時の日本人はコロリは管…
闇に潜んで美女の生き血を狙うモンスター・吸血鬼。現在も映画やファンタジーで活躍しているが、永遠の命を持ってほぼ不死身、そして時にはその外観も極めて魅力的ということで有名なモンスターである。しかしこの吸血鬼の元ネタ自体はヨーロッパの伝説であ…