サイエンスZERO
宇宙の起源について観測するジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 2021年に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡について、以前にこの番組では打ち上げ直後の特集を組んでいるが、その後さらに観測の成果が上がってきたとのことで、それらについて報告す…
利き手はいつから登場するか 今回のテーマは、生物にとって左右とは何かという話。実はこのテーマ、以前にヒューマニエンスでも扱われており、今回と部分的にネタが被っている。 tv.ksagi.work 京都大学の田村大也助教によると、ゴリラにも利き手があるらし…
山岳トンネルの工法 今回はトンネルの建設技術の紹介。日本の国土はトンネル掘削が難しいことから、日本のトンネル技術は世界でも最先端なのだという。 まずトンネルの掘削にはシールドマシンを使用するシールド工法、トンネルの筐体自身を地面に埋める開削…
薬剤耐性菌を退治するウイルス 抗生物質が効かない薬剤耐性菌が問題となっているが、その薬剤耐性菌への切り札としてバクテリオファージを使った医療が注目されている。 バクテリオファージ バクテリオファージは細菌を食べるウイルスである。これを上手く使…
寸断された道路 今年の能登半島地震では、道路が寸断されて復興作業が滞るという被害が生じた。なぜ道路に被害が出たかを調べたところ、盛り土の崩壊が原因になっていることが分かってきたという。地震から道路を守る研究について紹介。 盛り土道路の大規模…
味覚と進化の関わり 五感の一つである味覚が、実は生物の進化においてかなり重要な役割を果たしているという話。味覚は味蕾で知覚されるが、味覚受容体が発見されたのはわずか25年前とのこと。だから味覚に関してはまだ研究が進んでいる状況だという。 類人…
海から淡水を取り出す技術 水の星の地球であるが、その水のほとんどは海水であり、利用可能な淡水は極めて限られている。そのために将来的に世界で水資源問題は深刻化することが予測されている。そこでこの海水を利用しようという研究の最前線を紹介する。 …
デジタル社会の基礎を支える磁気の研究 デジタル社会の基本となるデータはデータセンターのハードディスクに記録されている。しかしこのデータを支えるのは磁気に関する基礎技術研究。というわけで今回は磁気技術の画期的基礎研究について紹介するという。 …
AI研究の最前線 急激な進歩を遂げるAI技術。しかしその影でフェイク映像の登場や新たな犯罪などの危機も懸念されている。こんな中でヒトとAIがいかに共生していくかを目指す研究を紹介する。 AIを社会活用していく上での問題を研究しているのが東京大学の山…
産業に重要な接着剤の最前線 あらゆる産業分野で利用されるようになった接着剤。今では軽量化のために接着剤で組み立てられた車まで登場しているという。さらに最新のスマホなどを支えているのも接着の技術である。そのような接着剤の最前線を紹介。 実に多…
謎の生物パレオスポンディルス 今回のテーマは古生物。4億年前のデボン紀の地球のパレオスポンディルス(ギリシア語で古代の背骨という意味)という生物。背骨はあるがヒレはなくて正体が不明な動物だったという。これの正体について近年、日本人研究者が劇的…
3 次元点群データの活用 今回のテーマは3次元点群データとのことだが、これは何かというとレーザースキャナーを使用して集めた3次元のデジタル地図のデータだとのこと。このデータを様々な分野で活用しようということが考えられているのだという。 このデー…
鉄道の脱炭素への取り組み 今回のテーマはNHK内にもオタが多い電車に関する情報。 最初に登場するのは開発の最新の電車・ヒバリ。この電車はパンタグラフがなく、燃料電池で走行するのだという。水素タンクから水素を供給して発電するので、水しか出ないとい…
顔の科学 人間が他の類人猿などと異なるところの1つが、表情が非常に豊かであることである。人は表情も使用してコミュニケーションをとっている。今回はその顔をテーマにするとのこと。 人は様々な表情でコミュニケーションをする 番組ではまず40人の顔写真…
生物の多様性を示すマップを作成 絶滅する動植物が相次いでいて生物多様性の維持が懸念されている今日、その状況を明らかにするために生物多様性を見える化しようという取り組みが開始されている。 biodiversity-map.thinknature-japan.com 生物多様性地図が…
燃料デブリの取り出しが暗礁に乗り上げている 現在、廃炉への最大の課題となっているのは燃料デブリの取り出しである。昨年、ロボットアームによる初の試験取り出しを試みたが、ロボットアームを入れるべき穴が堆積物で塞がっていることが判明、廃炉のスケジ…
増加し続ける汚染水 事故発生から13年が経っても一向に廃炉作業が進まない福島第一原発の現状を報告。 廃炉作業を阻む障害の大きなものの1つが汚染水の問題である。既に敷地は1000基以上のタンクが立ち並んでおり、これを解消するために処理水の海洋放出3万…
多元素合金を自在に作る新技術 様々に利用されるのが合金。金属原子を混ぜ合わせることでそれまでにない性能が発現することが知られており、様々な用途に使用されている。最近には8元素を混ぜた多元素合金なども登場しているという。今回は合金最前線を紹介…
日本で進化した雪氷学 日本は国土の半分近くが豪雪地帯であるため、雪や氷について研究する雪氷学が非常に進歩しているという。今回はその雪氷学について紹介する。 日本の富良野のスキー場はサラサラでフワフワのパウダースノーで世界中のスキーヤーを魅了…
CO2排出削減のための電動船 海洋国日本において、物流において不可欠の船舶(国内物流の40%を担っている)。最新の船舶開発の現状を伝える。 まず井上咲良が取材しているのは最新鋭燃料タンカー「あかり」。この船舶の特徴は電動船舶であること。そのために機…
DNA解析を劇的に簡単にするナノポアシークエンサー 今ではいろいろな分野に応用されているDNA解読であるが、その解読のための画期的な装置が開発された。それがナノボアシークエンサーである。 ナノポアシークエンサー(出典:株式会社池田理化HP) www.ikedari…
前人未踏の悪魔の谷の調査 ヒマラヤには「悪魔の谷」と恐れられる幅は数メートルなのに深さは400メートルにも及ぶ地形が存在するという。最近になってここに日本の研究者が調査に乗り込み、その結果としてこの地形の誕生の秘密が明らかになってきたという。 …
自然界には六角形が溢れている 今回はサイエンスSixと名乗って、自然界に存在する六角形の秘密に迫る内容になっている。 まず自然界に存在する六角形の1つとして昆虫の複眼が挙がっている。これらは六角形が敷き詰められた形になっているが、これは遺伝子に…
実は賢い動物だったタコ 今回はタコが実は高度な知性を有しているという話。そんなことは100年ぐらい前から分かっていて、彼らの仲間が火星で暮らしているということも知られています・・・って話では当然ない。 実は知能が高かったタコ タコの知性を示す行…
100年前のフィルムに残っていた火災拡大の原因 今から100年前に東京を壊滅させたのが関東大震災。その時の映像をカラー化すると共に、その時に火災を広げた原因となった飛び火火災について検証する。とのことなのだが、当時の映像のカラー化については別の番…
2023年度のノーベル賞特集 今年も年末はノーベル賞に対する解説だとのこと。生理学・医学賞はmRNAワクチン関連とのことで、これはコロナ絡みで散々やっているので省略して、化学賞と物理学賞を紹介するという。 まず化学賞は量子ドットの発見と合成で3人の研…
睡眠のメカニズムの研究最前線 OECDの調査では日本人の睡眠時間は33カ国中で最下位だという。アメリカの調査では日本の睡眠不足による経済損失は15兆円以上などという試算もあるとか。また睡眠不足が過度になると命に関わるという話もある。そこで睡眠に関す…
海に流れたプラスチックの9割が行方不明 地球環境破壊の原因として問題視されているのが海洋プラスチックであるが、実は今までに海に流出したプラスチックは2500万トンと推定されているのに対し、その9割が行方不明のミッシングプラスチックとなっているのだ…
空飛ぶクルマ(有人ドローン)の開発最前線 今回のテーマは空飛ぶクルマ・・・未来の移動機関などとも言われるが、維新の万博のせいで何やら胡散臭い印象までついてしまった代物である。 まず前半は現在開発進行中の空飛ぶクルマ(というが、実際にはクルマと言…
線虫の驚異の能力 今回の主人公は微小生物の線虫。しかしこれが人類の未来に大きな影響を与えるかもというのである。 線虫とは地球のあらゆるところに住んでいる体長1ミリほどの生物である。世界に50万種ほどいて、体長は0.1ミリ~数メートルのものまでいる…