サイエンスZERO
海に流れたプラスチックの9割が行方不明 地球環境破壊の原因として問題視されているのが海洋プラスチックであるが、実は今までに海に流出したプラスチックは2500万トンと推定されているのに対し、その9割が行方不明のミッシングプラスチックとなっているのだ…
空飛ぶクルマ(有人ドローン)の開発最前線 今回のテーマは空飛ぶクルマ・・・未来の移動機関などとも言われるが、維新の万博のせいで何やら胡散臭い印象までついてしまった代物である。 まず前半は現在開発進行中の空飛ぶクルマ(というが、実際にはクルマと言…
線虫の驚異の能力 今回の主人公は微小生物の線虫。しかしこれが人類の未来に大きな影響を与えるかもというのである。 線虫とは地球のあらゆるところに住んでいる体長1ミリほどの生物である。世界に50万種ほどいて、体長は0.1ミリ~数メートルのものまでいる…
五感が脳に左右されるクロスモーダル現象 今回のテーマのクロスモーダル現象というのは、五感が他の五感に影響を与える現象だという。 まずは井上咲良が被験者となっているが、バーチャルで太鼓を叩く時にアバターがスーツ姿の時よりも、法被姿の方がノリが…
スズメバチのパワーの源 最強の昆虫ともいわれているスズメバチ。実際、数匹のカブトムシが樹液をすすっている現場に現れた一匹のスズメバチが、数分で全てのカブトムシを駆逐するなんて光景も目撃されているという。そのスズメバチの強さのヒミツに迫る。 …
石油を産み出す微細藻類 温暖化対策で再生可能エネルギーなどが求められている中、注目されている生き物が微細藻類だという。微細藻類とは肉眼で見えないミクロな生物なのだが、大気中の二酸化炭素を吸収して石油に似たオイルを生産するものがあるという。こ…
自然界の動物の様々な睡眠 今回のテーマは睡眠。我々は疲れたら寝るが、実はその睡眠のメカニズムは未だに明らかではないのだという。 睡眠のメカニズムは実はまだ明らかではない 自然界の動物を見ると、例えばキリンは30分程度しか熟睡しないという。それは…
重機の自動化の開発最前線 今回は工事現場での人員不足を補うための、重機の自動化技術に関してのこと。なお重機をテーマにした回は以前にこの番組でもあり、その時は遠隔操作がメインであった。 tv.ksagi.work まずは番組では井上咲良が細心のパワーショベ…
ナノ粒子によるプラズモン共鳴 今回はナノ粒子が起こすというプラズモン共鳴について。プラズモン共鳴とはナノ金属粒子が特定の波長を吸収して自由電子がエネルギー振動して光の波動と共鳴する現象だそうな。金ナノ粒子の場合、その大きさや形によって固有の…
科学捜査の最前線を紹介 事件現場の遺留品などから犯罪の証拠を鑑定するのがいわゆる鑑識であるが、それに基づいて科学捜査を行うのが各県警ごとにある科学捜査研究所(科捜研)であり、その元締めとしてさらに高度な分析を行うのが警察庁の付属機関で全国に1…
6000キロの大回遊をするウナギ 日本人にとって馴染みの深いウナギ。しかしその生態は謎に包まれている。湖などで養殖されることから淡水魚のイメージも持たれているが、実は大海原を6000キロも回遊することが分かっている。今回はそのウナギの謎の海での生態…
クジラの解剖から分かること クジラやイルカなどが海岸に打ち上げられるストランディング。中には群れで打ち上げられることもあるが、その原因などは明らかではない。このストランディングで犠牲になった鯨類から、謎であるクジラの生態や地球環境の問題まで…
他の生物の遺伝子を「盗む」!? 生物の進化において、他の生物のDNAや機能を盗むことによって飛躍的な進化を遂げる例があるということが分かってきたという。 まず我々人類であるが、ヒトゲノム解析の結果分かってきたのは、その9%ほどはウイルス由来のもの…
線状降水帯の発生メカニズムを探れ 近年は地球温暖化の影響もあって、豪雨災害が急増している。これらの豪雨の原因として指摘されているのが、同じ地域で連続的に積乱雲が発生して膨大な降雨量をもたらす線状降水帯の存在である。 豪雨災害が増えている 昨年…
大規模言語モデルChatGPT 今回は現在話題のAIのchatGPTについて。番組はいきなりクサい寸劇から始まるが、このChatGPTはかなり自然な会話が出来るということで世間で評判になっている。 ChatGPTの特徴は「大規模言語モデル」であることだという。ネット上の…
脳血管障害に着目してアルツハイマーに迫る 前回は脳神経細胞に注目してアミロイドβの蓄積を阻止することでアルツハイマー病を防ぐという研究であったが、今回紹介するのはアルツハイマー病を脳血管障害と捉えて治療法を考えるというアプローチである。 脳内…
アルツハイマーの原因物質に作用する新薬登場 昨年、アルツハイマーの新しい薬が発見され、アメリカで迅速承認されたというニュースが世界を駆け巡った。現在は日本でも承認申請されて審査中だという。この薬は脳内に蓄積したアミロイドβに働きかけるもので…
火星で生命の痕跡を探す 現在、火星で探査機パーシビアンスが生命の痕跡を求めての調査中である。その過程で謎の物質で表面を覆われた岩石が見つかるなど、生命発見につながるのではと期待されている。採取したサンプルはロケットで地球に送る計画になってい…
天敵の体内から脱出する驚きの逃げ技 生命が生き残るには「天敵から逃げる」ということが重要である。生命を全うするために多くの生き物が様々な「逃げ技」を身につけている。今回はそのような生き物の逃げ技に注目する。 2021年、長崎大学でニホンウナギの…
ヒトから遠くて実は近いホヤ 今回は珍味のイメージの強いホヤ。どう見てもヒトとは似ても似つかない生物であるが、実は進化的には人類にかなり近い種族であり、ヒトの生命の解析のためにも非常に有用なのだという。と言われてもピンとこないが、ホヤの幼生は…
地球外生命探査のための大型国際プロジェクト発動 木星の月の生命探査を目的として、23カ国2000人以上の研究者の国際協力でJUICE(JUpiter Icy moons Exploler)が間もなく打ち上げられるという。今回はそのJUICEについて紹介。 木星には92個の衛星があるが、…
大電力に強いダイヤモンド半導体 今回は次世代型の半導体として期待されているダイヤモンド半導体。特に大電力のコントロールに長けているとされる。シリコンのものに比べると能力は5万倍になると推測されていたが、今までは技術的に開発が困難だったのだと…
核融合研究の最前線 未来エネルギーとして期待されている核融合発電であるが、未だに技術的に大きな課題をいくつも抱えている状態である。そんな中、昨年の12月にアメリカで投入したエネルギーを上回るエネルギーを取り出すことに成功したとの報が伝わった。…
はやぶさ2のサンプル調査最新報告 今回ははやぶさ2のサンプルリターンのその後の続報である。リュウグウからはやぶさ2が持ち帰ったサンプルの調査結果について報告。 リュウグウから持ち帰られたサンプルは地球の大気などに汚染されないように、完全に密封さ…
セルロースの新しい活用法 今回は新素材として注目されているセルロースナノファイバーについて紹介する。セルロースは植物の骨格となっている物質であり、無尽蔵とも言える資源でもある。このセルロースをナノサイズにまで細かくしたナノファイバーがあらゆ…
DNAをプログラミングすることで、ガンを発見して治療する 今回はDNAを用いた生体コンピュータ。元々はDNAを使って計算させることを考えていたようだが、結局は体内で動作させることが出来るという点から、DNAをプログラミングして、ガンの検査や治療に使用し…
SFの世界が現実化する?! 冬などの寒くて餌の少ない時に、代謝を極限まで落として冬眠で乗り切る動物が存在する。これがヒトでも可能となれば、救急現場で措置までの時間を稼いで生存率を上げたり、また遠くの天体まで冬眠状態で移動するなどというSFの世界が…
人工衛星を破壊するキラー電子 地球に注ぐ電子の中に、非常にエネルギーが高いので人工衛星の外殻などを通過して、中の電子機器に損傷を与える危険な電子が存在し、それらは「キラー電子」と呼ばれている。このキラー電子発生のメカニズムは、脈動オーロラと…
ノーベル賞についての解説 今回は毎年ある「今年のノーベル賞の内容を分かりやすく紹介しましょう」という回なんだが、その意図に反して結局は良く分からない説明に終始することが多かったりする。実際に今回なんて、いきなり「量子もつれ」と来たもんだから…
腸内細菌と健康の関係 今日のテーマは腸内細菌。この腸内細菌が様々な身体の健康につながるパワーを持っているというのである。 腸内細菌は我々の腸内に1000種以上いると言われている。最近は解析技術の進歩で様々な細菌が見つけられるようになったという。…