教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

サイエンスZERO

2/18 サイエンスZERO「雪と氷のワンダーランド!"雪氷学"」

日本で進化した雪氷学 日本は国土の半分近くが豪雪地帯であるため、雪や氷について研究する雪氷学が非常に進歩しているという。今回はその雪氷学について紹介する。 日本の富良野のスキー場はサラサラでフワフワのパウダースノーで世界中のスキーヤーを魅了…

2/11 サイエンスZERO「未来の"船舶"開発最前線」

CO2排出削減のための電動船 海洋国日本において、物流において不可欠の船舶(国内物流の40%を担っている)。最新の船舶開発の現状を伝える。 まず井上咲良が取材しているのは最新鋭燃料タンカー「あかり」。この船舶の特徴は電動船舶であること。そのために機…

1/28 サイエンスZERO「未来が加速する!DNA解読"ナノボアシークエンサー"」

DNA解析を劇的に簡単にするナノポアシークエンサー 今ではいろいろな分野に応用されているDNA解読であるが、その解読のための画期的な装置が開発された。それがナノボアシークエンサーである。 ナノポアシークエンサー(出典:株式会社池田理化HP) www.ikedari…

1/21 サイエンスZERO「ヒマラヤ大冒険!"悪魔の谷"誕生のナゾに挑む」

前人未踏の悪魔の谷の調査 ヒマラヤには「悪魔の谷」と恐れられる幅は数メートルなのに深さは400メートルにも及ぶ地形が存在するという。最近になってここに日本の研究者が調査に乗り込み、その結果としてこの地形の誕生の秘密が明らかになってきたという。 …

1/14 サイエンスZERO「自然が愛する六角形!偶然?必然?」

自然界には六角形が溢れている 今回はサイエンスSixと名乗って、自然界に存在する六角形の秘密に迫る内容になっている。 まず自然界に存在する六角形の1つとして昆虫の複眼が挙がっている。これらは六角形が敷き詰められた形になっているが、これは遺伝子に…

12/24 サイエンスZERO「おいしいだけじゃない!神秘の知的生命体「タコ」」

実は賢い動物だったタコ 今回はタコが実は高度な知性を有しているという話。そんなことは100年ぐらい前から分かっていて、彼らの仲間が火星で暮らしているということも知られています・・・って話では当然ない。 実は知能が高かったタコ タコの知性を示す行…

12/17 サイエンスZERO「関東大震災100年 映像記録と実験で迫る 飛び火火災」

100年前のフィルムに残っていた火災拡大の原因 今から100年前に東京を壊滅させたのが関東大震災。その時の映像をカラー化すると共に、その時に火災を広げた原因となった飛び火火災について検証する。とのことなのだが、当時の映像のカラー化については別の番…

12/10 サイエンスZERO「ノーベル賞が未来を照らす!化学賞&物理学賞 徹底解説SP」

2023年度のノーベル賞特集 今年も年末はノーベル賞に対する解説だとのこと。生理学・医学賞はmRNAワクチン関連とのことで、これはコロナ絡みで散々やっているので省略して、化学賞と物理学賞を紹介するという。 まず化学賞は量子ドットの発見と合成で3人の研…

11/26 サイエンスZERO「眠らない日本を救え!"睡眠"研究最前線」

睡眠のメカニズムの研究最前線 OECDの調査では日本人の睡眠時間は33カ国中で最下位だという。アメリカの調査では日本の睡眠不足による経済損失は15兆円以上などという試算もあるとか。また睡眠不足が過度になると命に関わるという話もある。そこで睡眠に関す…

11/19 サイエンスZERO「90%が行方不明!?海洋プラスチック汚染 最新報告」

海に流れたプラスチックの9割が行方不明 地球環境破壊の原因として問題視されているのが海洋プラスチックであるが、実は今までに海に流出したプラスチックは2500万トンと推定されているのに対し、その9割が行方不明のミッシングプラスチックとなっているのだ…

10/29 サイエンスZERO「空の移動革命!"空飛ぶクルマ"開発最前線」

空飛ぶクルマ(有人ドローン)の開発最前線 今回のテーマは空飛ぶクルマ・・・未来の移動機関などとも言われるが、維新の万博のせいで何やら胡散臭い印象までついてしまった代物である。 まず前半は現在開発進行中の空飛ぶクルマ(というが、実際にはクルマと言…

10/22 サイエンスZERO「人類の未来を変える"ミラクル生物"線虫 驚異の能力と可能性」

線虫の驚異の能力 今回の主人公は微小生物の線虫。しかしこれが人類の未来に大きな影響を与えるかもというのである。 線虫とは地球のあらゆるところに住んでいる体長1ミリほどの生物である。世界に50万種ほどいて、体長は0.1ミリ~数メートルのものまでいる…

10/8 サイエンスZERO「五感のかけ算!?"クロスモーダル現象"」

五感が脳に左右されるクロスモーダル現象 今回のテーマのクロスモーダル現象というのは、五感が他の五感に影響を与える現象だという。 まずは井上咲良が被験者となっているが、バーチャルで太鼓を叩く時にアバターがスーツ姿の時よりも、法被姿の方がノリが…

10/1 サイエンスZERO「"最恐"のスズメバチ!最強のヒミツ」

スズメバチのパワーの源 最強の昆虫ともいわれているスズメバチ。実際、数匹のカブトムシが樹液をすすっている現場に現れた一匹のスズメバチが、数分で全てのカブトムシを駆逐するなんて光景も目撃されているという。そのスズメバチの強さのヒミツに迫る。 …

9/10 サイエンスZERO「期待の次世代エネルギー!"藻類オイル"最前線」

石油を産み出す微細藻類 温暖化対策で再生可能エネルギーなどが求められている中、注目されている生き物が微細藻類だという。微細藻類とは肉眼で見えないミクロな生物なのだが、大気中の二酸化炭素を吸収して石油に似たオイルを生産するものがあるという。こ…

9/3 サイエンスZERO「究極の謎!?"動物の睡眠"徹底解明SP」

自然界の動物の様々な睡眠 今回のテーマは睡眠。我々は疲れたら寝るが、実はその睡眠のメカニズムは未だに明らかではないのだという。 睡眠のメカニズムは実はまだ明らかではない 自然界の動物を見ると、例えばキリンは30分程度しか熟睡しないという。それは…

8/27 サイエンスZERO「地球から月まで!"土木技術"最前線」

重機の自動化の開発最前線 今回は工事現場での人員不足を補うための、重機の自動化技術に関してのこと。なお重機をテーマにした回は以前にこの番組でもあり、その時は遠隔操作がメインであった。 tv.ksagi.work まずは番組では井上咲良が細心のパワーショベ…

8/13 サイエンスZERO「ナノサイズの粒子が世界を変える!"プラズモン共鳴"」

ナノ粒子によるプラズモン共鳴 今回はナノ粒子が起こすというプラズモン共鳴について。プラズモン共鳴とはナノ金属粒子が特定の波長を吸収して自由電子がエネルギー振動して光の波動と共鳴する現象だそうな。金ナノ粒子の場合、その大きさや形によって固有の…

8/6 サイエンスZERO「潜入!科学警察研究所"科学捜査"で事件を解決せよ」

科学捜査の最前線を紹介 事件現場の遺留品などから犯罪の証拠を鑑定するのがいわゆる鑑識であるが、それに基づいて科学捜査を行うのが各県警ごとにある科学捜査研究所(科捜研)であり、その元締めとしてさらに高度な分析を行うのが警察庁の付属機関で全国に1…

7/30 サイエンスZERO「謎の回遊魚!ウナギのミステリーツアー」

6000キロの大回遊をするウナギ 日本人にとって馴染みの深いウナギ。しかしその生態は謎に包まれている。湖などで養殖されることから淡水魚のイメージも持たれているが、実は大海原を6000キロも回遊することが分かっている。今回はそのウナギの謎の海での生態…

7/9 サイエンスZERO「漂着するクジラたち ストランディングがひも解く海の世界」

クジラの解剖から分かること クジラやイルカなどが海岸に打ち上げられるストランディング。中には群れで打ち上げられることもあるが、その原因などは明らかではない。このストランディングで犠牲になった鯨類から、謎であるクジラの生態や地球環境の問題まで…

7/2 サイエンスZERO「跳躍的進化のカギ!?生物の"盗み"戦略」

他の生物の遺伝子を「盗む」!? 生物の進化において、他の生物のDNAや機能を盗むことによって飛躍的な進化を遂げる例があるということが分かってきたという。 まず我々人類であるが、ヒトゲノム解析の結果分かってきたのは、その9%ほどはウイルス由来のもの…

6/18 サイエンスZERO「"線状降水帯"の予測最前線 豪雨激甚化時代に命を守れ!」

線状降水帯の発生メカニズムを探れ 近年は地球温暖化の影響もあって、豪雨災害が急増している。これらの豪雨の原因として指摘されているのが、同じ地域で連続的に積乱雲が発生して膨大な降雨量をもたらす線状降水帯の存在である。 豪雨災害が増えている 昨年…

6/11 サイエンスZERO「"ChatGPT"徹底解剖!AIと歩む未来を探る」

大規模言語モデルChatGPT 今回は現在話題のAIのchatGPTについて。番組はいきなりクサい寸劇から始まるが、このChatGPTはかなり自然な会話が出来るということで世間で評判になっている。 ChatGPTの特徴は「大規模言語モデル」であることだという。ネット上の…

6/4 サイエンスZERO「認知症#2 アルツハイマー病は"脳血管障害"!?」

脳血管障害に着目してアルツハイマーに迫る 前回は脳神経細胞に注目してアミロイドβの蓄積を阻止することでアルツハイマー病を防ぐという研究であったが、今回紹介するのはアルツハイマー病を脳血管障害と捉えて治療法を考えるというアプローチである。 脳内…

5/28 サイエンスZERO「認知症#1 新薬がアルツハイマー病の常識を変える!?」

アルツハイマーの原因物質に作用する新薬登場 昨年、アルツハイマーの新しい薬が発見され、アメリカで迅速承認されたというニュースが世界を駆け巡った。現在は日本でも承認申請されて審査中だという。この薬は脳内に蓄積したアミロイドβに働きかけるもので…

5/14 サイエンスZERO「地球外生命の痕跡か!?火星サンプルリターンに挑め!」

火星で生命の痕跡を探す 現在、火星で探査機パーシビアンスが生命の痕跡を求めての調査中である。その過程で謎の物質で表面を覆われた岩石が見つかるなど、生命発見につながるのではと期待されている。採取したサンプルはロケットで地球に送る計画になってい…

4/23 サイエンスZERO「進化と生命の不思議に迫る!生き物たちの華麗なる"逃げ技"」

天敵の体内から脱出する驚きの逃げ技 生命が生き残るには「天敵から逃げる」ということが重要である。生命を全うするために多くの生き物が様々な「逃げ技」を身につけている。今回はそのような生き物の逃げ技に注目する。 2021年、長崎大学でニホンウナギの…

4/16 サイエンスZERO「常識を超える驚異の生き物!ホヤが解き明かすヒトの謎」

ヒトから遠くて実は近いホヤ 今回は珍味のイメージの強いホヤ。どう見てもヒトとは似ても似つかない生物であるが、実は進化的には人類にかなり近い種族であり、ヒトの生命の解析のためにも非常に有用なのだという。と言われてもピンとこないが、ホヤの幼生は…

4/9 サイエンスZERO「木星の月で生命を探せ!史上最大級の探査機打ち上げ直前SP」

地球外生命探査のための大型国際プロジェクト発動 木星の月の生命探査を目的として、23カ国2000人以上の研究者の国際協力でJUICE(JUpiter Icy moons Exploler)が間もなく打ち上げられるという。今回はそのJUICEについて紹介。 木星には92個の衛星があるが、…