ヒューマニエンス
人類進化のグレートジャーニーの原動力 今回のテーマはアフリカに発祥した人類が、全世界に拡散していったグレートジャニーについて。何が彼らを駆り立てたのか。 グレートジャーニーのルート アフリカから人類が拡散したのは5万年前だという。ホモ・サピエ…
気まぐれな友人「ネコ」 今回のテーマはまたも唐突なことにネコ。現在ネコブームなどといわれるが、今ひとつつかみ所無いところのある生物である。そのネコについて斬り込む。ネコとの共生は1万年前の農耕を開始した頃から、ネズミを捕るために人に飼われる…
人類の祖先と共存の道を選んだミトコンドリア 今回のテーマはミトコンドリア。細胞の中でエネルギーを生み出す器官として非常に重要である。しかし近年にはどうやら他の生物を体内に取り込んだものらしいことが明らかになってきて注目を浴びている。 まずミ…
口腔内は細菌の住処 我々の身体の内外には無数の細菌が共生しているのだが、今回はその中の口腔細菌に注目する。 口腔細菌は800種ぐらいいるらしいが、歯垢1グラム内に1千億ぐらいいるとのこと。また空気が入ってきたり食べ物が入ってきたりなど環境の変化が…
記憶とは脳内のネットワーク 人は記憶があるからこそ、自分が自分であることを認識する。そういう記憶についての話である。 まず記憶とは脳にあると言われているが、それがどのように作られているのか。それは今までは良く分かっていなかったが、最新の研究…
右と左の謎 今回のテーマは「ミギとダリ」・・・でなかった、身体の左右の問題です。そもそも身体には上下、前後など様々な方向があるが、上下軸は重力で定められて明らかに違いがあり、前後も目が前についているなど明確な違いがあるのに対し、左右はそんな…
地球にしかない土 今回のテーマは前回の植物の時にチラッと宣伝が入った土について。言うまでもなく、あらゆる生命体はこの土が存在するから生きてゆけるのである。実際に太陽系の中でも土があるのは地球だけである。 土がなければ木も生えない そもそも土と…
最新の植物研究について 今回のテーマは植物。植物が独自のネットワークで情報を伝えるとか、植物が動物を誘導するとかいう話であり、最近になって進んだ研究結果であるが、NHKでも以前に「超・進化論」で紹介された内容でもある。 tv.ksagi.work (adsbygoog…
人の死とは 今回の内容は本来11/21に放送されたのですが、実は放送途中にあの役にも立たないJアラートで放送がぶち切られたので、実際は再放送の内容を見て記しています。何か国内の問題から目を逸らそうと大騒ぎしたが、実際は打ち上げたの人工衛星でしかも…
実はほぼ一定な体温 我々は37度以下と言われる体温を保っている。しかしそもそもなぜ人間は体温を保つ必要があるのか。 体温は人により様々だが よく我々は、自分の平熱は36度だとか、低体温なので35度台だとか言うが、ここでの体温は被殻温と呼ばれる皮膚表…
親性脳は性別も血縁も関係ない またも漠然としたテーマが来たものです。今回のテーマは親と子。親子の関係は動物によって様々。ほとんど生み捨てに近い場合から、かなり密に世話をする場合まで。そのような親子の関係について考える。 育児の負担が母親に偏…
背骨に秘められた精妙なシステム 今回は人類が脊椎動物である根幹と深く関わっている背骨について。そこには独自の進化に秘められた非常に精妙なシステムが存在するという。 背骨のこの湾曲にも理由があるのである 番組ではいきなり身体を反らしてバケツの中…
遊びに潜んでいる意味 「遊び」と何なのか。中には遊びを不謹慎として嫌う変人もいるが、基本的に人は遊びというものに人生の中の一定の時間を割くし、子供などはまさに日々遊びの連続である。また人に限らず動物においても「遊び」としか表現しようのない活…
歯は脳と直結している 今回のテーマは歯。言うまでもなく我々が食べ物を咀嚼するために必要不可欠のの器官である。人体でも一番硬い組織であり、その硬さは硬度で言えば水晶と同じレベルであり、骨よりも数段高いものであるという。 様々な動物はその食生活…
獲得免疫のシステム はて、免疫ってこの番組で登場しなかったっけ? と思ったらやっぱり扱っているらしい。 tv.ksagi.work ただこの時はウイルスに対する免疫という観点での内容だったので、今回は切り口を変えて、免疫が自己と他者を区別するという観点から…
整理整頓は脳を反映している? 時折唐突なテーマの登場する本番組であるが、今回は「整理整頓」とはまた唐突な内容である。整理整頓はヒトの本能なのかとのことだが、これに対して私から答えるとNo。実際に私は整理整頓のスキルを全く持ち合わせていないから(…
哺乳類にとって重要な母乳 今回のテーマは母乳。子供の成長には命の糧である。ここにまた数々の神秘が存在するという。 まず母乳であるが、原料は血液だという。なお赤血球が除去されているので赤くないのだとか。成分は水分に脂質、タンパク質、糖質の三大…
宇宙体験がヒトをどのように変化させるか 今回は宇宙体験。どうにも唐突なテーマに思われるが、宇宙に人類が出て行くことでどういう変化が起こるかと言うことを心理面を中心に考察している。ゲストは宇宙飛行士の野口聡一氏。彼が実際に感じたことなどを中心…
生体内の電気 電気と言えば機械のエネルギー源というイメージだが、実は我々の身体も電気を使用している。我々の身体の中に流れる生体電気について注目する。 生体電気発見のキッカケは、カエルの足が電気で動いたということから始まるらしいが、実際に我々…
環境適応力が抜群な虫 今回の主人公は、苦手な人も少なくない(かく言う私も苦手だ)虫。小さい存在感の少ない生物であるが、100万種以上が存在し、地球の動物の中では実は最大勢力であるという。しかも我々が生きていける環境を作ったのは虫だという。この虫…
鉄、それは生命に不可欠の元素 今回のテーマは鉄。金属であり無生物の代表のように思われるのだが、実は生命にとっては不可欠の成分であり、我々の血液は大量の鉄を含んでいる。また同時に文明にとっても不可欠の元素である。鉄と人類の関わり合いについて見…
生命はCO2の中で生まれた?! 温室効果で脚光を浴びていることから、「不要なもの」「廃棄物」のイメージのあるCO2であるが、実は生命の歴史を見た場合に生命誕生に不可欠な物質であったことが分かる。 地球の生命がどこから誕生したかには様々な説があるが(最…
社会を築くために人が発明した「友情」 人が協力するために築いた関係が友情というもの。これは人類が円滑に集団生活をするために「発明」したものだという。 血縁関係以外の相手にも場合によっては命を懸けて尽くすというのが友情だが、これは人間以外の動…
ヒトの神経ネットワークの特徴 人体の隅々まで張り巡らされている神経。その総延長は地球4周分にもなるという。この神経のネットワークは進化の過程で発達してきた。またヒトの神経にはヒトならではの特徴もあるという。今回のテーマは神経。 まず神経である…
突然変異を上回る「超変異」 生物には突然変異があることはよく知られている。これはDNAのAGCTの信号の一部が突然に変化することによって発生する。しかし生物の進化の過程には、この突然変異よりも遥かに大規模な遺伝子の変異が何度か発生していることが明…
アートと脳の関わり 時折突拍子もないテーマが登場するこの番組だが、今回のテーマは「アート」とこれまた突拍子もない印象。アートが科学とどう絡むんだ?と最初から疑問符一杯だが、いかにもこの番組らしい切り口から迫ることになる。アートは人間の本質を…
ヒトの地上進出に不可欠だった粘液 今回はヒトの身体の一部表面にも存在する粘液について。この粘液、単なる物理的バリアではないのだという。 粘液は人類の地上進出に大きな影響を与えているという。それが鼻水。実は1日1~1.5リットルが作れているという。…
憧れの完全再生 人間は手足を失うと義手・義足で補うしかない。しかしイモリのように手足を失っても生えてくる動物もいる。同じことを人間では出来ないのか? 現在iPS細胞の登場で再生医療が注目され始めているが、それが何をもたらすか。 人間はイモリのよ…
毒を薬として使用するのはヒトだけではなかった 毒と薬、一見相対する物質のようであるが、実際は毒が使いようでは薬になったりなど、実は化合物としては差がなく、量の問題だけであるという指摘もある。この毒と薬、これもヒトの進化に大きく影響した要素で…
地味な重要臓器腎臓 肝腎要などというが(肝心の字を使うことも多い)、腎臓は実は非常に重要な臓器。その構造は実に複雑で、肝臓が4種類程度の細胞しかないのに対し、腎臓は実に30種もの細胞が存在し、その内部構造は精密かつ精細なものである。そして腎臓の…