ヒューマニエンス
人類と共存してきた兄弟・真菌 今日の主役は真菌。真菌とはかびやキノコ、さらに酵母などであるという。細菌と一緒くたにされがちだが(かくいう私もあまり区別がついていなかった)、生物的には全く異なる種類であり、進化の道筋から考えると意外にも我々に近…
生存に不可欠なカルシウムの貯蔵庫・骨 骨と言えば骨格というように体を支えるために不可欠なもの。生物は陸上進出を可能とするためにこれを得たと考えられるのだが、その考えは少々違うようである。そもそも骨とはこれが存在しないと生物は生きていけないの…
最も太古の感覚であり、重要でもある痛み 今回は出来れば避けたいけれど、なければないで大問題となる痛みについて。これは生物でも一番初期に獲得した感覚の一つであるという。 まず痛みの起源であるが、東京大学の榎本和生教授によると、ショウジョウバエ…
家畜と人の共進化 最近はネタがしんどいのかかなり突飛なテーマも増えてきたが、今回は家畜。もうヒューマニエンスじゃないやんというツッコミをしたくなるところだが、一応家畜の存在が人間の進化にも影響を与えたのではと言う観点。 人類の進化を見た場合…
人間の脳は赤ちゃんの時から人間である 三つ子の魂百までなどと言ったりするが、幼児の脳は大人の脳に向けて急激に成長していく過程で、様々な劇的変化や能力を発揮する。今回はその過程に注目する。 幼児の行動には人間に特有のものもある。赤ちゃんがよく…
老化の鍵を握るサーチュイン 今回のテーマは地上のほとんど生命が必然的に迎える運命である老化。その老化とはいかなるものであるか。またそれに抗う術はあるのかを90分スペシャルで放送している。 老化は誰にでも必然的に起こると考えられがちだが、その状…
生命進化の鍵"膜の"柔軟性 この春の番組改編でどうやら火曜日に放送時間が移動した模様。そう言うわけで先週に引き続いてという印象ですね。 で、今回のテーマは膜。膜と言っても細胞膜から臓器の膜までいろいろなレベルの膜があるが、生命にとっては膜とは…
滅んだ人類たち 現在の人類はホモ・サピエンスと呼ばれる我々のみである。かつては猿人から一本の線で徐々に進化したと考えられていた人類であるが、実はもっと多岐多様に分岐し、数種の人類が並列して存在していたことも最近の研究で分かってきた。では、な…
月があったから生物が存在できた 今回は唐突に「天体のチカラ」とのことで、ん?それだと2時間後の番組のネタではと思ってしまうところだが、いかにもこの番組らしい内容が来るから心配なく。 まず最初は月の影響。実はそもそも月が存在しなかったから、今日…
脳が発達すると嘘をつくようになる 今回のテーマは嘘。人間は様々な嘘をつく生き物であるが、なぜ嘘をつくようになったかということである。 まず人間はいつ頃から嘘をつくかだが、これは4才ぐらいから急増するのだという。実は嘘をつくのは子供の知能の成長…
人類の呼吸が不完全である意味 人間が生きていく上で欠かせないのが呼吸。その回数は一生で6億回という。この呼吸、ただ単なるガス交換には納まらない意味を持っているという。 現代人には「呼吸が上手く出来ない」という悩みが増えているという。姿勢が悪く…
コロナパンデミックで発生した様々な社会現象 今回は現在のコロナによるパンデミックの影響について、今までこの番組に登場した研究者達から様々な証言や報告を集めた回。 まず人は社会的な動物であり、仲間とコミュニケーションを取りながら生活している。…
進歩を続けるサイボーグ技術 今回のテーマは石ノ森章太郎・・・でなくてサイボーグである。サイボーグとは009で有名なように、人体の一部を機械で置き換えたり強化するという発想であり、これは極限まで行けば進化の概念をも覆すことになる。 現在サイボーグ…
生命にとって不可欠の塩 今回はちょっとひねったテーマで塩。地味ではあるが、実際に生命には不可欠で、これが足らなくなると生命は死を迎えることになる。塩とは人にとってどんなものなのか。 まず塩がどれだけ重要かであるが、体内の塩分濃度は0.9%に保た…
精子の辿る過酷な道 生命の継続に関わっているのが生殖細胞、精子と卵子であるが、ヒトの繁殖システムには実はかなり過酷な競争が仕込まれているという。 そもそも精子は1億ぐらいが生産されるそうだが、その中から最終的に卵子にたどり着いて受精できるのは…
今回は生命と時間の関わりについて。 体内時計の調節中枢 まず登場するのは東京大学の上田泰己教授だが、彼の研究が驚いた。マウスの細胞から色を落として、透明のネズミを作ったというのである。これの目的はマウスの全細胞を観察すること。その結果、生物…
人の内面を現す微表情 ヒトは表情でコミュニケーションするが、この表情を司る表情筋は30もあるのだという。これが人類の進化の結果だとか。 顔は心の窓などとも言うが、感情が表情に表れる。一瞬の表情からどれだけ感情を読み取れるかというテストを行って…
走ることは脳を鍛える ヒトは走ることが出来る。しかし実はこのヒトの走りというのはかなり特殊であり、そこには独特の進化があるという。そしてその走ることがさらに進化を促したのだという。ではヒトはなぜ走るのか。 最初に登場するのは、夫婦揃ってフル…
人間の脳の柔軟性 人間の脳というのは想像以上に可塑性があり、状況に応じて柔軟に対応するということが近年になって分かってきたという。それが典型的に現れているのがパラアスリートだという。 パリンピックで走り幅跳び三連覇をなした絶対王者、マルクス…
太古から続くヒトとイヌの関わり 人体の神秘について紹介してきたこの番組だが、今回は突然に人間を離れて犬がテーマ。やけに唐突な気がするんだが、イヌと人間はそれだけ深い関わりがあるという話。もっとも実はこの内容の大半は以前にサイエンスZEROでも放…
iPS細胞の最前線について山中伸弥氏が解説 今回はノーベル賞を受賞した山中伸弥氏を迎えてのiPSスペシャル。iPSがどのような未来を拓くかについて紹介。 ゲストで山中伸弥氏が来ているが、彼によるとiPSの実用化についてはマラソンで言うとようやく30キロ地…
人間の怒りは複雑 今回のテーマは怒り。怒りという感情は野生の動物にも存在するが、とにかく人間の怒りというのは内容が複雑なのが特徴だという。なお感情について見た場合、怒り以外にも悲しみや恐怖でも心拍は上がるが、指先の温度が上がるのは怒りの時だ…
単なる"快楽物質"という次元以上のドーパミンの働き ドーパミンと言えば快楽物質として知られている。しかし快楽という言葉からはどことなく退廃的で自堕落なイメージがつきまとう。実際に薬物依存などの依存症はドーパミンが原因になっているともいわれる(…
ヒトにとって脂肪はどういう意味を持っているか 脂肪と言えば現代人には困りものというイメージ。実際に私もこれに苦しめられている口である。しかし人類と脂肪との関わり合いには進化が絡む深いドラマがあるというお話。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle…
筋肉が精神に関係する 筋肉と言えば我々の身体を動かすための器官であるが、実はそんな単純な機能にとどまらない能力を有しているようであることが近年になって分かってきた。 まずは筋肉が精神に影響を及ぼすらしいという研究。筋肉を動かすことで、実は様…
腸内細菌が運動能力を上げる 腸内細菌の第2弾。今度は腸内細菌で人間の能力が飛躍するかもしれないという「ホンマかいな?」と思えるような話。 まずは腸内細菌がアスリートのパフォーマンスを上げるのではという話。アスリートの腸内細菌を調べたところ、特…
我々は腸内細菌に支配されいる? 今回のテーマは腸内細菌。我々は腸内に多くの細菌を飼っており、その数は実に100兆という。実は我々の体細胞が37兆なので、優にその3倍の腸内細菌を体内に棲息させているのである。我々はそれを有効活用しているとも言えるの…
人体の化学工場・肝臓 肝臓は体内で最大の内臓である。一般にはアルコールを分解するぐらいしか知られていないが、体内の解毒に始まり実に多様な機能を果たしており、それを再現しようとすると野球場ぐらいプラントが必要だろうとされる。果たして肝臓とは。…
ヒトは長時間睡眠の「才能」を持っている ヒトは個人差はあるが大体7時間程度を睡眠する。これだけ長く眠る動物は人類ぐらいであると言う。これについては番組では人類は長時間睡眠が必要であるという捉え方でなく、ヒトは長時間睡眠出来る才能があるという…
舌は「喉から生えた手」 今回のテーマは舌。味を感じる器官としても、人間にとっては言葉の発生のためにも重要な臓器である。この舌がどのように進化したかに注目する。 動物の舌に注目すると、キリンは長い舌で葉っぱを巻き取って食べる、カメレオンは時速9…