偉人たちの健康診断
今回は赤穂浪士の討ち入りについて、健康の観点から分析するというもの。 浅野内匠頭が抱えていた深刻な病 まず松の廊下で刃傷事件を起こしてしまった浅野内匠頭。彼がこのような短慮を起こしてしまった背景には彼が抱えていた病気があったのではないかとし…
今日の主人公は、地方豪族の四男から出世して加賀百万石の礎を築いた前田利家。 鎧で分かった筋肉男子・利家の姿 利家が傾奇者だったという話は有名(要するに若い頃にはヤンキーだったということである)であるが、これ以外にも利家は身長180センチの巨漢など…
江戸時代の大ベストセラー「東海道中膝栗毛」は旅行ガイド本だった 今回のテーマはやじさんきたさんの珍道中を描いた東海道中膝栗毛がテーマ。この作品は東野圭吾や村上春樹を凌ぐ江戸時代の大ベストセラーであるが、単なるドタバタコメディというだけでなく…
各国の要人を唸らせた日本の料理人 大正天皇の即位の晩餐会。どうせ極東の島国でまともな西洋料理など出てくるまいと思っていた各国の要人たちを唸らせた料理人がいた。それが後に天皇の料理番となる秋山徳三だった。 明治以降、西洋列強に追いつけ追い越せ…
今回の主人公は表裏比興の者と言われ、戦国乱世の中を自らの器量でのし上がった真田昌幸。 昌幸の持つ「ウソを見抜く能力」 昌幸の真田家は武田信玄の家臣の地方豪族。三男として生まれた昌幸はすぐに武田信玄の元に人質として送られている。回りに信頼でき…
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」という自らの権勢を誇示するかのような歌を残したことで知られる藤原道長。自らの娘を天皇の后とし、ついには天皇の祖父になった権勢絶頂の頃の話である。ただ彼は同時に糖尿病を患ってい…
病にむしばまれ死を意識しての人生 童話作家の宮沢賢治は花巻の豊かな商家に生まれている。彼の実家は質屋と古着屋を営んでいたが、貧しい農民が持ち込むなけなしの家財道具でわずかな金を貸して利益を上げている実家の商売に彼は嫌気がさしており、家業を継…
今回はヨーロッパに飛んでフランスの英雄ナポレオンがテーマ。現在のパリがあるのはナポレオンの都市計画によるものであり、良くも悪くも現在のフランスにも大きな影響を与えた人物である。 貧しい生まれから努力で頭角を現す ナポレオンはコルシカ島の生ま…
今回は江戸末期に正確な日本地図を作成した伊能忠敬。彼が地図作成に取り組んだのは50歳を過ぎてからという当時の寿命から考えると人生最晩年期にさしかかってから、その彼の健康の秘訣について。 地球の大きさを求めるために地図作成を始める 伊能忠敬は元…
今回は東京オリンピック絡み。まあNHKはオリンピックの宣伝をするように上からのお達しがきてますから、その一環でしょう。 猛練習で最強チームを作り上げる 日本の女子バレーが本格的に始まったのは日紡貝塚が女子バレーチームを結成してから。そこに招かれ…
今回のテーマは関ヶ原。先週は西軍編の再放送をしていたが、今回は東軍編である。 毛利軍を封じたオレオレ詐欺の手口 まずは西軍の吉川広家から。彼は毛利家のNo2の立場であった。結局は彼が西軍を裏切ったことで毛利勢は動かず、それが東軍勝利につながって…
今回は戦国武将たちの健康法の総集編。 糖尿病だった上杉謙信 戦国最強と言えば上杉謙信か武田信玄の名前が挙がるところ。では彼らの健康はと見ると、上杉謙信についてはあまりよい話がない。彼は体重が減少し、吐いたり、足に腫れ物が出来たなどという記録…
乗員の健康にも配慮した最強戦艦 世界最強の不沈戦艦として建造された戦艦大和。しかし大和を設計した松本喜太郞は戦力以外の点でも考慮していた点がある。それは乗員にとって出来るだけ快適な船とするということだった。 それまでの戦艦の居住環境は最悪だ…
今回は徳川将軍家の健康法と言うことで、要は今までいろいろ扱ってきた各将軍に関する話の総集編のようである。 まず徳川将軍を見渡した時に、とにかく際立つのが初代家康と15代慶喜の長寿。共に70歳を越える長寿であり、特に家康についてはあの時代に70歳越…
江戸時代に90歳という異例の長寿で、生涯現役で描き続けた天才絵師・葛飾北斎。その北斎の健康の秘密に迫るというのが今回。 抜群の空間認識能力を支えた北斎の天才脳 北斎と言えば代表作は富嶽三十六景だが、その中に北斎が90歳まで絵を描き続けられた天才…
今回は高村光太郎の「智恵子抄」で有名な光太郎の妻・高村智恵子について。高村光太郎による智恵子抄は彼女の回想録のような詩集なのだが、それによると智恵子は晩年に精神障害を患っている。 智恵子が密かに抱えていた問題 高村智恵子(旧姓長沼)は福島県の…
最近、どうもペリー絡みの歴史番組が多いが、ついにこの番組にもペリー登場である。 日米交渉の裏の接待攻勢 日米交渉においては実は接待攻勢もあったと言うことは知られているところ。ペリーが日本との交渉において接待の効果があると感じたのは、最初に来…
清朝末期に権勢を振るい、敵対者などを実力で排除したために希代の烈女や悪女とも言われている西太后が今回の主人公。 皇帝の皇妃となって太后として権力を握る 西太后は満州族の中流役人の家に生まれたが、咸豊帝の3番目の皇妃に選ばれたことで人生が代わる…
ダメ将軍秀忠 今回は今ひとつ地味な徳川二代将軍秀忠。どうも家康は秀忠の器量に不安を感じていたようだが、実際に秀忠は関ヶ原遅参という大失敗をしでかしている。この時には家康もぶち切れて本気で廃嫡を考えたらしい。確かに結果的に勝ったから良かったも…
毎度毎度人物紹介を行うこの番組だが、今回は趣向を変えてお城を紹介。そろそろネタが尽きてきたか? 今回はゲストのカンニング竹山と関根勤が渡邊あゆみと共に松山城を登りながら、松山城に仕組まれた仕掛けについて紹介という内容になっている。 七曲がりに…
今回は日本最初の健康本を書いた貝原益軒。彼が書いた養生訓は大ベストセラーとなったという。何しろ書いた本人があの時代に85歳まで生きたというのだから、それは効果抜群である。 大ベストセラー「養生訓」の時代背景 その内容はというと、酒は飲み過ぎる…
一般人の平均寿命が40歳程度だったと言われていた時代に75歳まで生き、そのおかげで天下を取ることが出来た徳川家康。その家康の健康法について紹介。 健康オタク家康の肥満の理由 まず家康と言えば自分で薬を調合するぐらいの健康オタクだったことは有名。…
今回の主人公は土方歳三。土方と言えばイケメンとして有名だが、それが彼の生活と関係していたということらしい。 土方はそもそもは農家の生まれなのだが、武士を目指して剣術の修行に励んでいた。そんな彼に訪れたチャンスが徳川家茂の上洛の護衛のための浪…
今回はタイトルには卑弥呼が付いているのですが、実際には卑弥呼は全く登場しません。そもそも卑弥呼の健康状態を調べようにも、卑弥呼に関してはろくに史料もないし、そもそも実在の人物かどうかも怪しまれているという状態なので、それ以上切り込みようが…
今回のテーマは俳諧師の松尾芭蕉。新しい俳諧の形をつくり、俳句の祖と言われている人物である。 芭蕉が旅立つ経緯 松尾芭蕉は伊賀の生まれ(だから芭蕉忍者説とかが出るのだが)、家は名字・帯刀を許された農民の出だという。若くして藤堂良忠に仕える。そこ…
本当は美少年ではなかった? 今回の主人公は源義経。昔から悲運の美少年というイメージがあり、今ならジャニーズ系というようにされているのだが、実際はどうだったか。 当時は寺に仕える児童は芸事などに狩り出されていたので、美少年の需要は高かったらしい…
戦国の覇者・織田信長だが、記録を見てみると見事なほどに病気の話がないのだとか。当時の大名が病気になるとまず記録は残るので信長はかなり健康だったのではと考えられる。その理由が岐阜城にあるという。 信長健康の秘訣は山登り? 岐阜城は金華山という高…
今回は関ヶ原の合戦を病の観点から見ていこうという内容。 アルコール依存症だった? 小早川秀秋 まずは東軍勝利のキーマンである小早川秀秋だが、実は自分が裏切ったことさえ分からない状態だったのではとしている。と言うのは、関ヶ原の合戦の半年後に小早…
今日の主人公は薩摩から徳川家に嫁いできて、幕府を最後まで支えた(ということになっているが、これは大河ドラマのせいでの過大評価。幕末のすべての出来事が全部篤姫につながっているかのような描き方をしたあのドラマは歴史考証がひどすぎた。実際は篤姫は…
乱世の姦雄こと三国志の中心人物である魏の曹操。その死因については歴史書には記されていないのだが、2006年になって曹操の墓が見つかったことによってその死因が推測されることになったとのこと。曹操のものと考えられる頭蓋骨と上あごの骨が見つかったの…