教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

4/14 TBS系 世界遺産「日本初撮影!南米の秘境に天空壁画」

 今回は先週に続いて南米コロンビアの立ち入り禁止の秘境・チリビケテ国立公園。

 ヘリコプターでテプイの回りを飛んでいると、300メートルの断崖の中腹に絵のようなものが見える。これは原住民が残した壁画とのことで、このような壁画は60カ所、75000点に及ぶとのこと。石英の白い岩盤をキャンバスにして、赤い色で絵を描いている。歩いてたどり着ける位置にある壁画を訪れているが、描かれているのは動物などで先住民が狩猟民族だったことが覗われる

 私はこの壁画を見ながら「何か巨神兵でも出てきそうだな」と感じていたのだが、本当に大きい人物が描かれていて驚いた(笑)。番組によるとこれはシャーマンを描いていると思われるとのこと。権威のある人物ということを大きい姿として描いたのだろうとのこと。周囲には支持者によるものと推測される多数の手形が押されている。

 なおこの壁画の下から1万2千年前の石器が発見されたことから、これらの壁画はその時代に描かれた可能性もあるという。ちょうど人類が世界全体に広がっていった時期であり、南米の入口であるこの地を通過した人々が、自らの存在を示すために描いたのではとのこと。

 最後に今度は川をボートで遡っての撮影も行っている。これは世界初とのことだが、3日ほど遡ったところで滝に行き当たって終わり。世界初といっている割には撮影してきたのは体長6メートルのアナコンダだけ(笑)。

 以上、壁画はなかなか面白かったですが、どうも最後のボート行は蛇足感が強い。結局上陸できる場所がなかったってことでしょうか? そもそも上陸許可自体が出ていない?

 

忙しい方のための今回の要点

・チリビケテ国立公園のテプイの絶壁からは、先住民が描いたと思われる壁画が多数見つかっている。
・壁画の目的は不明だが、狩りの様子などを描いていると思われる。
・近くで見つかった石器から、1万2千年前のものである可能性もある。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・最後のボート行、ガイドが滝に到達した時に「ここから先は行ったことがない」と言っているということは、つまりは最初からここが終点って分かってたんじゃ・・・。
・世界初と言っているが、要は撮るべきものがないのが分かってるから、どこの取材班も行かなかっただけのような気が・・・。
・体長6メートルのアナコンダは、軽くムツゴロウさんを絞め殺せるでしょう。