奈良にある長谷寺は諸々の劇的効果を考えてある寺院であるという。
仁王門をくぐると本堂までは長い登廊を通って進むことになる。この階段は3つに分かれていて、その段は後になるほど高くなっているという。
そして本堂にたどり着くといきなり高さ10メートルの本尊・十一面観音と対面することになる。十一面観音は現世利益を与えることが特徴であり、わらしべ長者などもここで観音のお告げを聞いて富裕を得たのだという。そのために今日でも様々な御利益を求めての参拝者は尽きない。
さらにこの本堂を抜けると正面には壮大な景色を眺めることが出来る。さらには十一面観音の足下に入って、直下から10メートルの観音像を見上げるということも出来るのだとか。つまりはいろいろな劇的効果を考えてあるらしい。
なおこの寺と本尊は今まで何度か火災に遭っているが、その度に復元されている。寺には本尊の実物大の絵図があり、これが謂わば本尊の設計図であるので何度でも再現できるのだとのこと。
この寺を建てたのは家光。彼が建築を命じたのが中井正純という人物で、彼はいわゆる当時の建築家だったらしい。その彼が精魂込めた大傑作がこの寺院と言うことらしい。
以上なんですが、いよいよもって中身がなさ過ぎてつまらない。次回はモエレ沼公園だなんて言ってるし、いよいよもって美術番組ではなくなってきている。というわけで、私もここまでつきあってきましたがもう限界です。ついに見切りをつけて落ちることにしました。もうこんなつまらん番組さっさとやめて、過去の放送分を再放送すりゃ良いのに。
忙しい方のための今回の要点
・長谷寺はかなり参拝者に対する演出効果を考えた寺院である。
・長谷寺の本尊は原寸大の図面があるため、今まで火災の度に復元されている。
・長谷寺を手がけたのは家光に命じられた中井正純という人物で、長谷寺は彼の傑作である。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・とうとう私も諦めました。もうどうしようもないです。この番組。まったく、テレビ東京は一体何をしたいんだか(まあ製作予算をケチったのは間違いないですが)。