教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

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6/27 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「夏にオススメのネバネバ食材」

夏に向けたオクラの健康効果

 夏に向いたネバネバ食材を紹介とのこと。

 まずは指宿から紹介はオクラ。鹿児島が一番の産地なのだという。このオクラのネバネバはペクチンという水溶性植物繊維で胃の粘膜を保護して食欲を改善する効果があるという。さらには夏バテを防止するカリウムが含まれる。夏には発汗などで低カリウム症状になりやすいのだとか。

 鹿児島のオクラ料理と言えば温たまらん丼なるメニューがあるとか。オクラのガクを取ると1分ほど茹でてからミキサーで砕く。このことによってペクチンが出て来て粘りが増えるのだという。これをご飯に載せて温泉玉子を載せ、そこに鰹節を加えるのだとか。栄養的に見てもペクチンがタンパク質の吸収を高めるので健康効果を期待出来るとか。

 

症状向けネバネバ食材活用法

 夏の様々な症状向けの食材を紹介。まず消化不良改善には山芋がお勧めだという。ジアスターゼが消化酵素として消化を助けてくれるのだという。紫外線対策にはモロヘイヤ。ベータカロテンが紫外線で傷ついた細胞を回復してくれるという。また夏には糖尿病や痛風が増えるとのことで、メカブやもずくなどの海藻類がオススメだという。フコイダンが糖分の吸収を穏やかにする上に、尿酸も改善するという。

 

ジュンサイの健康効果

 秋田県からはジュンサイ。秋田県三種町が日本最大の産地だとか。ジュンサイは沼で栽培されているのだという。水中にある若い芽を収穫するのだという。このジュンサイのネバネバ成分もペクチンだという。さらにはジュンサイにはポリフェノールが含まれているので、これが動脈硬化を予防するので夏に増加する脳梗塞に効果があるとしている。

 秋田ではジュンサイは稲庭うどんなどと合わせて食べるというが、三種町では夏に鍋で食べるのだとか。ジュンサイは食べる直前に入れるのがポイントだとか。タップリ野菜が健康効果があるとしている。なおジュンサイからは最近、ジュンサイノサイドAというコラーゲンの分解を防ぐ成分が発見されたとか。

 

 以上、夏向けの食材について。なんかほとんどがペクチンの話になっていたような気もするが、要は夏は食欲低下などが起こりやすいので、いかにしてそれに対処するかが肝である。また発汗などによって想像以上に体内から水分が失われることがあるので、それも要注意。

 なお最後に今回で筧氏と西尾氏が降板して、次回からは石丸幹二氏と坂下千里子氏にMCが変更になるとの報告が。恐らく番組をリニューアルするのだろう。往々にして視聴者受け狙いのリニューアルは、番組内容のレベル低下につながるものだが、この番組の場合は大丈夫か? もし番組の信頼度が低下するようなら、私は直ちに切りますので(笑)。

 

忙しい方のための今回の要点

・夏向けの健康的なネバネバ食材を紹介。
・鹿児島が日本一の産地のオクラはペクチンが胃の粘膜を保護することで食欲を改善するし、カリウムが汗などによる低カリウム症の解消に効果がある。
・消化不良改善には消化酵素を含む山芋、紫外線対策はベータカロテンを含むモロヘイヤ、糖尿病や痛風の予防にはフコイダンを含むもずくなどの海藻類が良いという。
・まあ秋田のジュンサイはペクチン以外にもポリフェノールが含まれていて血管を守る。麺類と組み合わさせることが多いが、現地では鍋に加えて食べるとか。

 

忙しくない方のためのどうでもよい点

・ネバネバ食材と言えば、私はもっぱら山芋ですね。これをトロロ蕎麦で頂くのが夏には一番。また麦飯とろろも美味いです。オクラは茹でて大根おろしにあえることが多いかな。

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