10/8 TBS系健康カプセル!ゲンキの時間「経験者達の声から学ぶ糖尿病との正しい向き合い方」

糖尿病につながる危険な生活習慣

　今回のテーマは国内の5人に1人が患者か予備軍という国民病の糖尿病。そこで今回は糖尿病について知るという内容。

　糖尿病とは何かであるが、インスリンの効きが悪くなることで血糖値が慢性的に高くなる状態を言う。1型と2型があるが、2型が生活習慣病といわれるやつであり、こっちが大半である。

　番組ではまず体験者に聞いているが、61才の男性は異常にしんどくて喉が渇くことから糖尿病に気付いたという。空腹時血糖値が126mg/dL以上かHbA1cが6.5以上だと糖尿病と診断される。彼の糖尿病発症原因は、まずは食生活。脂分の多い食事が原因となる。脂質の多い食事がインスリンの働きを悪くするのだという。というわけでお勧めは和食でベジファーストをするという。

　さらに早食いも消化吸収が早くなって血糖値の急上昇を招く。食後に3分の足踏みが血糖値の急上昇を押さえるという。また朝食抜きも危険。朝食を抜くと昼食後に一気に血糖値が上昇するので危険だという。さらに間食はずっとエネルギーを蓄積している状態だから危険だという。そして運動不足による筋肉量低下も血糖値の上昇を促す。

糖尿病で恐ろしい合併症と対策

　糖尿病で人生が激変したという元プロレスラーにも取材している。彼の場合は40才で糖尿病と診断されたが、HbA1cの値が7程度で自覚症状がないために放置していたという。その結果、62才の時に足が壊死をしてしまって切断になったのだという。そして現在は義足生活だという。合併症による糖尿病神経障害であると考えられるという。血管壁が傷ついて末梢神経が機能が低下して壊疽につながるのだという。合併症を予防するためにはHbA1cを7％未満に制御するべきなので、彼の7.7というのは高かったのだという。

　なお糖尿病の三大合併症は「しめじ」の順で発症することが多いという。まずは糖尿病性神経障害が出て、次に失明につながる危険がある糖尿病性網膜症、最後が腎臓が機能低下する糖尿病性腎症だという。

　治療法だが、最新のSGLT2阻害薬は腎臓に作用して尿中に血中の糖分を排出して血糖値を下げるというものがある。

　さらに薬を飲み続けなくても良くなるという方法も研究されている。早期に生活習慣などを改善することで完全に回復することがあるという。まずは有酸素運動、これは血糖値の上昇を防ぐ。8000歩以上のウォーキングがお勧めという。さらにゆっくりと噛んで食べること、また歯周病があると糖尿病になりやすいことも分かっている。さらに筋トレで筋肉量を増やすのが効果的。お勧めは椅子に浅く腰掛けて腕を胸の前で組み、中腰まで3秒かけて立ち上がって3秒かけて座るというスロースクワット。これを1回3セットで朝昼晩の3セット行うとのこと。

　以上、糖尿病について。はい、私がもろにこれです。なんせ運動不足の上に食べ過ぎでしたから。最近は食べる方は大分減らしましたが、それでもなかなか甘い物と間食を止められないという状態。ちなみにSGLT2阻害薬は試したことがあるのですが、あれはとにかくトイレが近くなるのと(下手すると第九の最後まで持たない)、私の場合は尿道炎を患ったこと(あの薬の副作用としては非常に多いらしい)、さらには逆に食欲が暴走する傾向が出たことなどから、薬があわないとして断念、今は血道に通常の糖尿病薬と生活改善に取り組んでいるわけですが、こうも高ストレスな日常を送っていると、その生活改善がままならなくて苦戦中というところです。

　ちなみに今回番組で紹介されたような内容は全て私にとっては既知です。知識は十二分にあるのであるが、それを実践出来ないという一番の問題に直面しています。まあ人間、常に理性的に行動出来る生き物ではないので。それと悪癖というのはなかなか止められない。

　なおもう少し若い頃に一念発起して生活改善に徹底して取り組み、体重も10キロほど減らしたことがありますが、結局はあるキッカケで心が折れてそれで失敗してしまいました。結局は一番重要なのはメンタルでして、いかにもモチベーションが保てるかがポイントです。その点、私のように「こんな何かの罰ゲームのようなクソゲー人生なんて、出来るものなら終わりにしたい」という気がある者には難しいです。

忙しい方のための今回の要点

・日本人の5人に1人が患者か予備軍という糖尿病。今回は体験者の声を聞いている。
・まず空腹時血糖値が126mg/dL以上かHbA1cが6.5以上だと糖尿病と診断される。
・発症原因はまず脂肪分の多い食事。さらに早食いや朝食抜きが危険だという。また運動不足による筋量低下も血糖値上昇を促す。
・合併症ではまず糖尿病神経障害が多い。このために足に壊疽が発生するなどの例が多い。
・さらに合併症は失明につながる糖尿病性網膜症、最後が腎臓が機能低下する糖尿病性腎症である。
・最近は血糖を尿中に排出するSGLT2阻害剤などが開発されている。また早期治療で完全回復する例もあるという。
・お勧めは8000歩以上のウォーキングなどの有酸素運動。さらにスロースクワットなどでの筋力強化も効果的。