教養ドキュメントファンクラブ

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6/5 歴史秘話ヒストリア「三十三間堂 国宝大移動 よみがえる平安の祈り」

 今回のテーマは千体の千手観音(正確には千一体らしい)で有名な三十三間堂。ここで最近、仏像の大移動があったとのことでそれに纏わる話と三十三間堂を作った後白河上皇の話。

国宝の仏像の大移動

 まず仏像の移動だが、三十三間堂には千一体の千手観音像に、中尊の千手観音像、そしてそれを守護する二十八部衆があるのだが、長年の間にこの二十八部衆の配置が分からなくなっていたのだという。それが最近に当時の姿を想像させる資料が見つかったことから、それを参考にして移動させることにしたとのこと。

 その内容の主なものは、中尊の両脇には大弁功徳天(いわゆる弁天)と婆藪仙(インドの仙人)の像を置くというものと、両端の風神と雷神の位置を入れ替えるというもの。大弁功徳天と婆藪仙という対称的な二像を置くのは、中尊を中心として左右で対称的な表現を行ったということらしい。また風神と雷神については、中尊から派遣されたというニュアンスを強める配置とのこと。

庶民を知る上皇が三十三間堂に込めた想い

 さて三十三間堂を建設した後白河上皇だが、今様という庶民の流行歌を好むかなり自由な人だったとのこと。庶民の生活を見るために京の町にもよく出かけていたらしく、庶民の生活などに興味を持っていたらしい。その人物が戦乱や疫病で苦しむ庶民を助ける仏の像を造ったのが三十三間堂。千手観音とはその千本の腕で多くの人々を救済する仏であるが、それが千人もの一個大隊でいるわけだから、世の中のすべての人をあまねく救済するという思いが籠もっているのだとか。

 というわけで要約してしまうとやけに少ない内容になってしまった。実際に今回は内容も散漫だし情報量もあまり多くない印象を受けた。仏像大移動の話だけだと一回分の内容にならないので無理矢理増量した感も無きにしも非ず。


忙しい方のための今回の要点

・この度新たに発見された資料を基に、三十三間堂の仏像(二十八部衆)の配置を変更することになった。
・三十三間堂を建設した後白河法皇は庶民の歌である今様を好むなど庶民の暮らしに興味を持っていた人物であり、戦乱や疫病で苦しむ人々を救うために千手観音を祀った三十三間堂を建設した。

 

忙しくない方のためのどうでもよい点

・三十三間堂には行ったことがありますが、正直なところ坊さんがやたらに偉そうにしていたというよろしくない印象だけが残っております。ちなみに京都ではどこでも一番態度が悪いのは坊主だと言われているようで。