教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

1/16 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「長引く肩こりの意外な原因」

医師が肩こりの原因を出張診断

 さて今回は昨晩に唐突に発せられた津波警報の影響で画面に日本地図が映っている状況での視聴です(見にくい)。長引く肩こりの原因が実は肩以外にあることもという話。

 今回は「肩こりに困っている社員が多い」という会社に医師が出張しての診断。まず最初に現れた社長は、「資金繰りで首が回りません」・・・でなくて、「肩こりで腕が動かない」という状況。どうやら肩の可動域がかまり狭まっている模様。これは典型的な初期の肩こりでデスクワークなどで肩の筋肉が凝り固まっている状態で、これはマッサージや湿布などで治るというもの。実際に少しマッサージしただけで回復している。

 

 

肩以外に原因がある肩こり

 と、社長はこのように大したことなかったが、この後はもっと重度の従業員が登場する。事務作業でパソコンに張り付いている50代の女性は、肘に原因があるとのこと。指の筋肉が疲労することで腕橈骨筋が硬直して肘の周辺にこりが溜まるのだという。それが腕の付け根、肩に広がっていくのだという。腕橈骨筋はこういうトリガーポイントになりやすいという。この回復法は肘の外側を軽く押して痛気持ちよく感じる場所を10秒ほどじっくり押すそうな。これで血流を良くするんだという。

 うん、このタイプの肘からくる肩こりは私の持病みたいなものです。この肘の外側を押すってのもよくやっているが、私の場合は反対側の手で肘を外側と内側にねじって筋肉をストレッチするってのもよくやる。なおこの肘からくる腱鞘炎も経験あり。

 次の30代の事務職の女性は肩がガチガチなんだが、彼女は運動不足で腹筋が弱すぎるせいで猫背になって僧帽筋の負担が増しているんだという。ので対策はお腹周りを伸ばすストレッチなど(後は基本的に運動して体全体の筋力をつけるべきだろうな)。

 29才の営業男性は元サッカー部のスポーツマンだが、社会人になってから肩こりになったとのこと。彼の場合は股関節回りが固いのが原因だという。元スポーツマンは筋肉の量が多く、それが運動しなくなったことで硬くなりやすいんだという。腰回りの腸腰筋や内転筋が硬くなると股関節の動きが悪化して、歩くときの衝撃を吸収できなくなった結果として首や肩の筋肉の負荷が増えるのだという。と言うわけで彼の対策は股関節回りのストレッチ。腸腰筋については片膝をついて後ろ足を伸ばすを10~20秒おこなうそうな。呼吸を止めずに息を吐きながらするとのこと。大腿四頭筋は足先を掴んで後に引き上げるストレッチを同じ要領で。

 最後の50才の営業の男性はやや体重が多めで睡眠時無呼吸症を持っているのが原因。いびきが首や肩のまわりの筋肉に負担をかけるのだという。と言うわけで対策は「痩せなさい」。

 スタジオで中学生の頃から肩こりで悩んでいるという石丸氏が診断を受けたところ、原因は首の硬さだそうな。首をひねって肩先が見えないようだと硬いとのこと。これについては首を回すストレッチが有効とのこと。

 

 

肩こりに潜む大病の可能性

 最後に肩こりの影に大病が潜んでいる例。肩こりで悩んでいる女性が手のしびれもあったことからMRIを撮ったら頸部脊柱管狭窄症だったという例。脊髄が圧迫されることで肩こりになっていたのだという。手のしびれや指先がうまく動かないなどがでたら要注意。また片側だけの肩こりは危険だという。右だけの場合は肝臓などに異常がある場合などがあるという(左の場合は心臓に問題がある場合もと聞いたことはあるが)


 以上、肩こりについて。これについては公私共に常にPCに張り付いている私にとっては腱鞘炎と共に持病のようなものです。で、大抵は肘から来ているというわけです。そう言うわけで対策は時々肘を回したり伸ばしたりするということですが、マウスパッドやアームレストの対策なんかも重要です。

   
キーボード用はこういうのですね

 さらにマウスパッドについてはアームレスト一体型のものを使用する。これで大分手の負担が軽減されました。

  
こういうタイプのマウスパッドを使用

 

 

忙しい方のための今回の要点

・肩こりについて実は肩以外が原因となっている場合がある。
・例えば50代の女性事務員の場合はPC作業による肘の凝りがトリガーポイントとなっていた。そのために肘をほぐすことが肩こり解消につながる。
・さらに腹筋が弱いことによる姿勢の悪さや、股関節が硬いことによって歩行の衝撃が首などに加わることも肩こりの原因となるので、それぞれ対応が必要。
・またいびきも首回りの筋肉に負担をかけるので要注意。いびきのある人はとりあえずは減量。
・なお手のしびれなどがある場合は頸部脊柱管狭窄症の可能性も。また右肩だけがこるという場合は肝臓も疑った方が良い。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・年齢と共に筋肉の柔軟性がなくなってくると肩こりも出やすくなります。またこのシーズンは寒さで筋肉がこわばるのか肩こりがひどいです。
で、私の方は一週間ほどブログ更新が停止してましたが、実は体調不良で寝てました。猛烈な吐き気と下痢で苦しんだので時節柄コロナも疑いましたが、結局は熱も出ずに咳も一切出なかったので全く別の病気だった模様。一応の回復をみた後もしばらくは気力の減退で苦しめられ、ブログ用のまとまった長文を執筆できるだけの集中力を保てなかった次第。
・というわけでようやく回復した模様なのでボチボチと再開します。以上、業務連絡。

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