教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

5/8 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「衰えれば肺炎のリスクも!?ゲンキの秘訣は"のど"にアリ」

誤嚥性肺炎のセルフチェック

 季節の変わり目には喉に不調が出ることがあるが、喉の健康には気をつけていないと命に関わる危険もあるという話。

 まずは喉のセルフチェック。1.食事中にむせたり咳が出る。2.最近食事の時間が長くなった。3.以前よりも声が小さくなった。4.錠剤が飲みにくい。5.食後に痰がからむ。以上の内に1つでも該当すると嚥下機能が低下している可能性があるという。嚥下機能の低下は誤嚥性肺炎につながる危険がある。

 誤嚥性肺炎は食べ物などが誤って気管に入り込むことで発生する肺炎である。実は日本人の死亡原因の6位で年間4万人も亡くなっているという。高齢になると喉の筋肉の衰えで喉に物が引っかかったりして誤嚥が起こるのだという。誤嚥を防ぐには日常生活のちょっとした工夫が必要だという。

 

 

誤嚥性肺炎の防止法と喉の筋力の回復法

 例えば薬を飲む時などは下を向いて飲んだ方が誤嚥しにくいという。上を向くと喉仏の動きが悪くなるからだという。また下を向くと気管の入り口が狭くなり、上を向くと気管の入り口が広くなるので誤嚥しやすくなるのだという。次にむせた時だが、背中を叩いたり水を飲むのはいけないという。正しい対処方は前屈みになって上半身を倒して気管を水平にするのだという。こうすると重力で出てこなかった物がはき出せるようになるという。上半身を倒して背中を叩くとか、寝かせて背中を叩くという方法があるが、緊急時には救急車を呼ぶべきとのこと。

 さらに日常で注意すべきは声の衰えだという。発声のための筋肉は飲み込みの時の筋肉とほぼ同じなので、会話が減っていたりしたら飲み込みが上手く行かなくなることが多くなるという。番組では患者の実例が出ているが、唾液の飲み込みさえ上手く行かなくて喉に大量に溜まっている状態だった。そこで行ったトレーニングが、嚥下おでこ体操だという。

 これは額に手のひらの硬い部分を当てて、頭を倒しながら額と手のひらで押し合いをするのだという。これで首の筋肉を鍛えるのだという。ポイントはおへそを覗くように頭を倒した状態で行うのだという。5秒間キープして1セット10回、1日3セットで筋肉が鍛えられるという。

 

 

放置すると怖い扁桃炎

 さらに気をつけるべきは扁桃のトラブル。扁桃は免疫を鍛えるための器官であるという。ここで炎症が起きるのが扁桃炎。発熱などをするが風邪と症状が似ているために放置されることが多いが、放置すると悪化して高熱を発することもあると言う。ストレスや疲労などで免疫力が低下している時が要注意だという。扁桃炎は早期に治療しないと重症化して扁桃周囲膿瘍になる可能性があるという。これは膿が溜まった状態で、喉の痛みや発熱に加えて、口が開けづらいなどの症状が出るという。こうなると切って膿を出したり、抗菌剤を注射する必要があると言う。年に4回以上高熱を出す習慣性扁桃炎の場合は扁桃を切除した方が良いという。


 今回のテーマの誤嚥性肺炎ですが、私の父もかなり飲み込みが怪しくなっているにもかかわらず、若い頃の早食いのクセが抜けなかったせいで発症、発熱からくる全身脱力で動けなくなって救急車で搬送される羽目になりました。幸いにして回復しましたが、なぜか搬送先の病院では「もしもの時には延命治療はしない」という書類に印鑑押さされる羽目に。実は私も最近は食事中にむせることが増えて気になっているところです。

 扁桃炎については私は子供の頃からもろに扁桃腺肥大です。おかげでしょっちゅう発熱していたんで、切った方が良いんじゃないかとという話がずっと出たまま成長しちゃいました。今でも風邪を引いたら喉が痛んで声が出なくなることが。なお今は喉が痛いと言ったら真っ先にオミクロン感染を警戒されるでしょう。

 

 

忙しい方のための今回の要点

・季節の変わり目に増えるのどのトラブルについて。
・まず気をつけるべきは高齢者に多い誤嚥。ひどくなると誤嚥性肺炎を起こすことがある。これは日本人の死因の6位で、毎年4万人も亡くなっている。
・喉の筋力低下が原因。飲み込む時には下を向いた方が誤嚥が減る。また日頃から声をあまり出さないでいたら喉の筋肉が弱る。喉の筋肉を鍛える嚥下おでこ体操がお勧め。
・また免疫に関わる扁桃が腫れるのが扁桃炎。疲労やストレスなどで免疫力が低下していたら発生しやすい。放置すると重症化して膿が溜まる扁桃周囲膿瘍になる恐れがある。こうなると切開や注射で膿を出して、抗菌剤を注射する必要が生じる。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・喉のトラブルって多いですね。そう言えば私は何度か声が出なくなるというトラブルが発生し、ついに一番最近のトラブルの後、高音が出せなくなって歌手生命を奪われることとなりました(笑)。年齢と共に体のあちこちがボロボロです。

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