教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

7/3 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「侮れば命の危険も!?夏の虫刺され対策2022」

蚊に刺されない方法

 これからのシーズン、虫刺されが多くなるが、中には命に関わるような危険な虫刺されもある。それらの注意点を紹介。

 まず最初は蚊だが、刺されやすい人と刺されにくい人がいるがその違いはどこにあるか。最初のポイントは温度。体温の高い人の方が蚊が集まりやすい。蚊は触覚と口吻を使って温度を感じ取って吸血源を探すのだという。だから運動後やお酒を飲んだ時なども蚊が近づきやすくなる。また汗に含まれる乳酸、アンモニア、オクテノールという成分に引き寄せられるという。

 また影響するのが色。蚊は色自体は認識しているかは定かではないが、色が濃い方に寄って行きやすいという習性があるという。だからもっとも蚊を引き寄せるのは黒である。と言うわけで、運動後などで体温が高くて黒い服を着た汗かきの人が蚊に刺されやすいとのこと・・・まんま山城攻略中の私やないか。

 さらに蚊に刺されても痒くならない人とすぐに痒くなる人がいるがその違いについては、どれだけ蚊に刺された経験があるかの差だという。蚊に刺されるとかゆくなるのはアレルギー反応なので、刺される頻度の高い人ほど早く無反応になるのだという。これについては以前にガッテンでもやっていたが、東南アジアの方の人などは無反応の人が多いという。

 また刺された時の対処方は、とにかくかかないために冷やしてかゆみを抑える。また指されないように市販の虫除けスプレーを使用するのが良いとのこと。

 

 

恐いハチへの対策

 さらにこれからのシーズンに要注意がハチ。ちなみに今年は気候の関係でハチの数が増えているという話も聞いている。ハチは植木の隙間などに巣を作ることがあるので、気がつかずに剪定などを行っていて刺されるケースが多いという。

 また特に恐いのがスズメバチだが、刺されると非常に腫れるのが特徴。また一度刺されると体内に抗体が出来、それが二度目に刺された時に激しいアレルギー反応を起こすアナフィラキシーで死亡することがある。これはスズメバチに限らず、すべてのハチで可能性があるという。

 刺されないための対策は、まず黒い服を着ない(ハチも黒い色に引き寄せられる)、野外でジュースを飲むのは控える(ジュースの匂いに惹かれて缶の中に入り込んでいて、飲もうとした時に刺されるという事例がある)、香水・整髪料を付けない(これらの匂いがハチを興奮させる)、虫除けスプレーに頼らない(ハチには効かないらしい)である。もし刺された時は保冷剤で冷やして安静に、二回目の場合は救急車を呼んだ方が良いという。

 

 

命に関わる危険なマダニ

 これ以外にいる危険な虫がマダニ。下草にとりついて身体に張り付くと1~2週間に渡って血を吸い続けるという。無理に剥がすと頭がちぎれて残ってしまい、こうなると皮膚を切開して取り除くことになるという。またマダニが恐いのは病気を媒介すること。特に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という病気は、刺されて1~2週間ぐらいで高い熱が出て、激しい腹痛と下痢が起こり、白血球や血小板などが減少して早ければ1~2週間ぐらいで亡くなることがあるという恐ろしい病気である。毎年これで数名が命を落としているという。

 刺されるのを防ぐには、特にシカやイノシシなどが多い山に行く時には、長袖長ズボンを履いて肌を出さないことが大事だという。また足許から上がってくることが多いから、虫除けスプレーなどを足に塗っておくべきという。また刺された時はむりに剥がさずに皮膚科へ。熱が出たりしたら感染症専門の病院にかかるようにとのこと。

 

 

 以上、夏に恐い虫刺されの話。特に夏場の山城攻めは蚊がヒドイので虫除けスプレーは必須ですが、とにかく恐いのはスズメバチです。これについては常に五感を研ぎ澄ませて気配に気を配っておく必要があります。蛇はこちらが足音を立ててガサガサ歩いていたら、大抵はあちらから逃げますが、スズメバチの場合はいきなり出くわしたら攻撃してくることが多いので恐いです。

 さらにマダニの危険性もここのところよく警告されています。生息域も広がっているようですので要注意です。私も下草がボウボウのところに分け入ることが多いので、正直なところこれが一番恐いです。ですから長ズボンは必須。またズボンの裾を縛っておく方が良いと言われています。

 

 

忙しい方のための今回の要点

・夏になると気になるのが虫刺され、その対策などを紹介している。
・まず蚊は体温が高いところ、黒い色に近寄ってくる上に、汗のニオイに引き寄せられるので注意。
・刺された時にはかいたりして肌を傷付けるのが良くないので、冷やしてかゆみを抑えてかかないようにする。
・さらに恐いのがハチ。特に二度目に刺された時は強度のアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こして命に関わることがある。
・スズメバチなどは黒い色に引き寄せられ、またジュースなどの甘い匂いにも引き寄せられるので注意。また香水や整髪料の匂いはハチを興奮させるので危険。さらに虫除けスプレーはハチには効果がない。
・刺された時は冷やして安静にする。もし二回目の場合は救急車を呼んだ方が良いという。
・さらに恐いのはマダニ。無理に引きはがすと頭が残る場合があり、こうなると皮膚を切開するしかないという。
・また病気を媒介することがあるので危険。とくに重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は1~2週間後に高熱が出て、下手をすると命を落としてしまうという危険な病気で、毎年数人がこれで亡くなっている。
・鹿やイノシシなどがいる山などを散策する時は、長袖長ズボンで肌を露出させないのが重要。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・とにかく山城攻略には虫除けスプレーと虫刺されの薬は必需です。さすがに殺虫剤を無闇矢鱈に撒くわけにもいかないし。

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