教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

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6/18 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「簡単チェック法から対策まで ひざ痛のお悩みに答えます!」

ひざ痛のチェック法を紹介

 現在、3000万人がトラブルを抱えていると言われているひざについて。今回は自分のひざに何が起きているかを判断する方法を紹介するという。

老化によってトラブルが生じやすいひざ

 まずはひざの悪い人を集めて診断するという毎度の展開。一人目の50代の女性は、床に足を伸ばして座るとひざの下に手が入る状態で、これは変形性ひざ関節症であるという。これは強い衝撃で軟骨が削れることによる。炎症を繰り返すことでひざが曲がってくるのだとか。今回の女性の場合はX線を撮るとひざの骨に出っ張り(骨棘)が出ている状態になっていた。ただまだ軽症だという。

 ただこのままだと悪化していくので、それを食い止めるストレッチを紹介。これは伸びない方のひざをまっすぐに伸ばしてかかとを床に付けると、ひざの皿の太ももに近い場所に手を重ねて人差し指で皿を挟むように置き、この状態で体重をかけてひざを伸ばすのだという。強度は少し痛みを感じるぐらいとのこと。

 

 

変形性ひざ関節症の予防

 2人目の60代の女性は、1ヶ月前からひざを曲げ伸ばしすると左膝の内側が痛むとのこと。彼女の場合はひざに隙間はなかったが、X線で調べるとごく初期の変形性ひざ関節症であるという診断に。そこでひざ寿命を延ばすための筋トレを紹介している。それは平らなところに足をまっすぐ伸ばし、ひざの裏に丸めたバスタオルを入れて、このバスタオルを押しされる形で太ももの筋肉を鍛えるのだとか。これを5~10秒、10回を1セットで朝昼晩1セットずつとのこと。大腿四頭筋が鍛えられることでひざが安定するんだろう。

 さらに変形性ひざ関節症以外のひざ痛の原因もあるという。次の女性はひざの内側でなくて真ん中が痛いとのこと。調べたところひざの皿が固着して動かないという。これは皿の下にある膝蓋下脂肪体というクッションが硬くなっているのだという。これは変形性ひざ関節症がきっかけとなって炎症を起こすことで硬くなり、そのことがさらに痛みを引き起こすのだとか。

 チェック法としては床に足を伸ばして座って力を抜く。そして皿が動くかをチェックするのだという。動きが悪ければ硬くなっている可能性があるという。対策としてはマッサージで、平らな場所にひざを伸ばして座り、その状態で力を抜くと皿が動くようになるので、皿を両手の親指と人差し指でつまんで動かすのだという。この時に皿を上から押さないようにとのこと。この状態で上下10回左右10回動かす。これを朝昼晩3セットとのこと。痛みが強くならない程度にすること。

 

 

最新の人工関節手術法

 最後の男性はかなりひどい変形性ひざ関節症であり、関節に水も溜まっていたので、ここまで行くと自力ではどうにも出来ないので治療をするしかないという。最終的には人工関節も考慮に入れるとのこと。

 なお人工関節置換術に関してはロボット手術も開発されているという。ロボティックアームを使用することで骨を非常に正確に削ることが出来る(0.5ミリ単位)ので、非常に精度の高い手術が可能なので、余分な靱帯を剥がしたりする必要がないし、また削る時に周辺を痛めることもないのだという。実際にこの手術を受けた患者が翌日には補講訓練を始めているというのが紹介されている。


 以上、老化に伴って発生しやすいひざの痛みについて。ひざに関しては私も爆弾抱えてまして、正座とかはできないどころか、痛くてひざを地面につくことができない状態です。軟骨が減ってるかどうかは知りませんが、まともな状態でないのは確かでしょう。昔は子どもの頃にウサギ跳びとか、もろにひざに悪いことを散々させられてので、そんなことも地味に効いてたりします。

 

 

忙しい方のための今回の要点

・3000万人はいるというひざのトラブルについて、自分でチェックする方法を紹介。
・まず足を伸ばして座った時に、ひざの下に手が入るような隙間が出来ていたら変形性ひざ関節症になっていると考えられる。
・悪化を食い止めるためのストレッチと予防のための筋トレを紹介。
・またひざの皿の裏側のクッションの脂肪層(膝蓋下脂肪体)が炎症などで硬くなることによってひざの痛みが悪化する症状がある。皿が硬くなっている時には、マッサージでほぐす方法がある。
・変形性ひざ関節症が重度になると病院で治療するしかなく、最終的には人工関節置換などの手術も考えることになる。
・細菌はロボットアームを用いた手術が保険適用となり、骨を精度良く削れることから回復が早いという。


忙しくない方のためのどうでもよい点

・ひざは骨が怪しいですが、私はその前に膝蓋腱炎(別名ジャンパー膝)もやってますので、靱帯の方も怪しかったりします。そもそも過剰な体重を長年支えてきてるのでもうガタガタです。

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