教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

9/17 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「意外な場所に潜んでいる!秋のアレルゲンは家の中にアリ」

秋に増加するアレルギーの注意ポイント

 秋になると出る身体の不調の原因にはアレルギーが多い。そしてその原因となりやすいのがダニ。ダニは家の中におり、それのアレルギーが増えるのが秋だという。今回は秋に注意すべきアレルゲンについて紹介。

秋はアレルギーが増加する

 

 

家の中のダニに注意

 家の中のアレルゲンの最たるものはダニとカビだという。ダニの温床となりやすいのはカーペット。カーペットには皮脂や皮膚などが付き、湿度も吸収するのでダニに快適な環境となるらしい。なおダニのアレルゲンはダニ自体よりもダニの糞に含まれる酵素などだという。気管支などにまで到達すると喘息発作を起こすこともあるという。

 防止にはまず掃除だが、掃除機を使うときにはゆっくりと手前に引く時を意識をする方が良いという。また掃除機は窓を閉めてかけるようにとのこと。先に窓を開けるとアレルゲンが飛び散ってしまうので逆効果だという。

 さらにダニの危険はキッチンにある。盲点は七味唐辛子の中に湧くこともあるという。唐辛子のテルペノイド化合物は防虫効果はあるが、乾燥すると効果がなくなるのでキッチンなどの唐辛子にはダニが湧いてしまうのだという。またさらに要注意はお好み焼き粉などの小麦粉系の粉末。ダニが中で繁殖することがあり、それを知らずに調理すると大量のアレルゲンの摂取でアナフィラキシーを起こすことがあり、これをパンケーキアナフィラキシーと言うらしい。保存時には袋を締めてからさらにビニル袋などに入れるべきという。

 またダニが潜みやすい場所には本がある。これは軍手を2枚重ねた上にストッキングの先の部分を被せて、静電気を埃やダニを捕るのだとか。また盲点としては化粧ポーチのファンデーションなどとにコナダニが湧くことがあるという。だから洗ってからしっかり乾燥させるのが重要とのこと。

 

 

ダニ以外のアレルギー

 さらに注意すべきはカビ。アスペルギルスなどのカビは気管支炎も起こす。注意すべき場所は玄関。湿度がある革靴などが危険。また食器棚などもしっかり乾燥させてから入れるべきとのこと。

 また花粉についてはブタクサやオオアワガエリなどが秋花粉症の原因となるという。症状は杉花粉などと同じで、また対策は河川敷などに近づかないこと。

 最後に寒暖差でくしゃみなどが出る寒暖差アレルギーについて。これはアレルギーと類似した症状が出るので寒暖差アレルギーと言われるが、特定のアレルゲンがないので厳密にはアレルギーではないという。血管の拡張や収縮で起こる血管運動性鼻炎だという。寒暖差が7℃以上あるときは注意とのこと。普通のアレルギーとの違いは、目に症状が出にくいことだという。対策はマスクなどをして冷たい空気を入れないこと。

寒暖差アレルギーは厳密にはアレルギーではない

 身体のかゆみがでる寒冷じんましんなどもあるが、これは皮膚への刺激でヒスタミンが分泌されてしまうのだという。この場合の対処は温めて安静にするということだという。とにかく温度差を避けるのがポイントだという。


 以上、秋のアレルギーについて。これは私も多分今でてるんではないかと・・・。と言うのも数日前から咳が止まらないのだが、のどの痛みもないし、熱も全く出ないという症状が続いている。何となく疑われるのが、アレルゲンによる気管支喘息。私の生活環境を考えると、ダニについては思い当たるところばかりである。あまり治まらないようなら、呼吸器内科に行く必要があるのではと思っているところである。

 

 

忙しい方のための今回の要点

・秋に増加するアレルギーの原因は、ダニの糞、カビ、花粉などがある。
・特にダニとカビは家の中に原因があるので要注意。
・ダニについてはカーペットなどで繁殖しやすい。対策は掃除だが、掃除機をかけるときは特に引くときにゆっくりと引くことでかなりダニをかき出せる。
・またキッチンでも七味唐辛子にも湧くことがあるので注意。また小麦粉はダニが大繁殖しやすいので、袋の口を閉じた上で二重に袋に入れるべき。
・本などにもダニが繁殖しやすいので、軍手を二重にした上にストッキングの先を被せて、静電気で埃と共に除去するのがお勧め。
・またカビは玄関などの湿気の多いところに繁殖しやすい。食器棚も乾燥が不十分だとカビが生えることがある。
・秋花粉症の原因となりやすいのはブタクサやオオアワガエリなど。これらか繁殖しやすい河川敷などには近づかない方が良い。
・寒暖差で起こるくしゃみなどは寒暖差アレルギーと言われるが、厳密にはアレルギーではない。温度差が7℃以上の時は注意。また目に症状が出にくいので、目の症状の有無で通常のアレルギーと区別出来る。

 

忙しくない方のためのどうでもよい点

・とにかく季節の変わり目には体調を崩しやすいものです。これから急激に寒くなってくるとあちこちに不調が出やすいので、アレルギー以外にも要注意。

次回の健康カプセル

tv.ksagi.work

前回の健康カプセル

tv.ksagi.work