この番組で時々ある食材シリーズのようです。今回は2月の冬の旬食材の特集。
ブロッコリーは抗酸化作用を活かす
まず登場する旬食材はブロッコリー。ブロッコリーの健康効果としてはベータカロテンの抗酸化作用。さらにビタミンCやEも抗酸化作用を持っているという。さらに抗酸化ビタミンだけでなく、スルフォラファンと言う抗酸化物質も併せ持っているという。また葉酸が認知症の発症を抑えるとされている。
で、ブロッコリーを用いた料理だが、ブロッコリーを細かく刻んで炊きあがった炊飯器にベーコン、塩、コショウと共に加えて2分ほど蒸らすことによる混ぜご飯。
ゴボウは免疫力アップと整腸作用
さらに免疫力をアップする食品としてはゴボウ。ゴボウは皮の中にナチュラルキラー細胞を活性化して免疫力を高めるサポニンが含まれている。これがゴボウの風味だという。さらにはゴボウにはオリゴ糖が含まれており、これが整腸作用を持つとされている。
ゴボウの料理だが、包丁の背で皮をゴリゴリやってしまうと大切なサポニンがなくなってしまうので、丸めたアルミ箔でこするのがお勧めとのこと。こうすると皮が取れすぎずに綺麗になるという。さらにゴボウを切る時に空き瓶などで叩いて繊維をつぶすと食べやすくなるという。このゴボウを使ってトマトソースの鶏肉と煮込んである。オリゴ糖は熱に強いので加熱調理はOKで、あく抜きしないでもトマトの酸味でエグミを感じないのだとか。
ゴボウは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の双方を含んでいるので非常に健康効果が高いという。腸内の環境を整えることで免疫機能を強化してくれるという。
実はこの時期が旬の納豆の血栓溶解効果
さらにこの時期に旬がある意外な食品が納豆。秋に収穫した大豆は2月頃から使用されるので、この時期が納豆の旬なのだというる。そして納豆に含まれるビタミンKは骨を強くすると言われている。さらに納豆に含まれるナットウキナーゼが血栓を溶かし、血液サラサラにするという。ただしナットウキナーゼは72度以上で破壊されるので、熱を加えずに食べるのが良いという。
そこで料理はひきわり納豆に市販のたれと芥子を混ぜでみじん切りにした長ネギを合わせて黒胡椒と塩を混ぜ合わせる。そしてレタスの外葉を茹でて、これで先ほどの納豆を巻くのだという。レタスの外葉のシャキシャキした歯ごたえが納豆の風味を増すという。
以上、2月が旬の食材の3品。と言うわけで今回は完全に料理番組でした。まあゴボウは皮を残せってのは参考になるかな。
忙しい方のための今回の要点
・ブロッコリーには抗酸化物質が大量に含まれる上に、認知症を抑えると言われている葉酸も含まれている。
・ゴボウの皮には免疫力をアップするサポニンが含まれているので、ゴボウを洗う時は包丁でゴリゴリせずに、丸めたアルミ箔でこすると良い。
・またゴボウに含まれるオリゴ糖は整腸作用がある。
・納豆は秋に収穫した大豆が使用されるのが2月頃なので、実はこの時期が旬。納豆には骨を強化するビタミンKと血栓を溶かすナットウキナーゼが含まれている。ナットウキナーゼは72度の加熱で分解するので、加熱しない方が良い。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・まあ食材のことはいろいろ出て来ますが、例によって大原則「いろいろな食材をバランス良く」ということだけは崩さないようにしましょう。そう言えば、番組に登場したブロッコリー農家、収穫期には3ヶ月は昼食はブロッコリーだけと言っていたが、これって決して健康的ではないだろう。
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