睡眠障害の原因となる睡眠時無呼吸症候群
日本人の3人に1人が睡眠に不満を抱えているという。睡眠の問題が身体に与える悪影響、また睡眠の見直しの方法などを紹介。なおある調査によると日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、調査した先進国の中では一番短かったとか。
番組では睡眠に不満があるという2人を実例に紹介している。1人目の男性は日中に眠気に襲われるというもの。彼はいびきをかくとのことで、睡眠を調査したら予想通りに睡眠時無呼吸症候群であることが判明した。呼吸停止状態は50秒以上に及び、3分に1回ぐらい呼吸が止まっていたという。睡眠時無呼吸症候群は無自覚のままに脳や臓器に負担をかけるという。実際に彼は血中酸素濃度が90%以下まで低下しており、これは起きていたら耐えられないレベルだという。将来的には高血圧や心血管疾患をわずらう可能性があるので要注意である。
睡眠時無呼吸症候群のサインとしては、まずはいびき、そして起床時に口やのどが渇いていたり頭痛がする、さらに日中の倦怠感や眠気などである。原因については肥満が指摘されることがあるが、肥満してなくても骨格の形で起こることがあるという。対策としてはマウスピースやCPAPなどがある。なお鏡に向かって大口を開けて、のどちんこまでハッキリ見えたら骨格は正常とのこと・・・なんだが、私は全く見えんわ。
体内時計がズレる概日睡眠覚醒障害
2人目の女性は寝付きにくい上に朝起きられず、おかげで日中も眠いというもの。脳波をチェックしたところ、朝になっても深い睡眠があり、どうも睡眠のリズムが狂っているようであるという。これは体内時計のリズムがズレる概日リズム睡眠覚醒障害だという。
体内時計を合わせるには、休みなどに寝だめをせずに起きる時間を合わせること。さらに起床時に太陽光を浴びること。これで自律神経などが切り替わるという。また朝に30分程度の日光浴が効果的という。さらに寝る前に明るい光を避ける。PCやスマホなどのブルーライトは刺激が強いので厳禁。睡眠1時間前から間接照明で暮らすのがよいとのこと。
なお睡眠の質を保つには寝る3~4時間前にはカフェインは避けるべきと言う。またなかなか寝付けない場合は思い切って寝床から出てしまう方が良いとのこと。寝床で睡眠以外のことをするくせをつけるのが一番いけないとのこと。
以上、睡眠について。睡眠に関しては私も質はかなり悪い上に、睡眠時間も慢性的に5~6時間程度で圧倒的に不足してます。しかも就寝直前までPCやタブレットをしていて寝落ちに近い状態です。なお睡眠時無呼吸症候群は間違いなくあります。昔その診断を受けたのですが、CPAPが苦しくてどうしても使えず対策を断念したということがあります。
まあ若いうちはどうにかこうにか体力で乗り切ったのですが、年を取ってくると一晩寝ても全く疲れが落ちない(どころか逆にどっとからだが重くなっていることがある)というのはかなりツラいです。まだ高血圧まではなってませんが、年齢と共に段々と血圧は上昇傾向にあり、ヤバいというのが正直なところ。このままではろくな死に方をしそうにない。
忙しい方のための今回の要点
・日本人の3人に1人が睡眠に不満を感じているという。
・睡眠の質を低下させる原因の大きなものの1つが睡眠時無呼吸症候群。睡眠中に身体が低酸素状態になることで、脳や臓器に負担をかけ、突然死の原因となることもある。
・対策としてはマウスピースやCPAPなどがある。
・また睡眠のリズムが狂う概日リズム睡眠覚醒障害という体内時計のズレが原因となる症状もある。
・体内時計の狂いを防ぐには、起床時刻を一定にする、起床時に朝日を浴びるようにする、就寝前にブルーライトなどを浴びないようにするなどがある。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・老化とともに感じるのは睡眠力の低下です。若い頃は身体を動かして疲れたら、昼ぐらいまで寝ているが起きたら身体がある程度回復するということがありましたが、年を取ってくると身体がグッタリしているのに目が覚めてしまうということが増えました。
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