DJ医師オススメの糖尿病対策
日本人の10人に1人が患っているという糖尿病。予備軍を併せると1500万人もいるという。糖尿病はインスリンの働きが悪くなって血糖値が慢性的に高くなる病気で、1型糖尿病はインスリン合成に問題があるタイプで、患者の4%が該当するという。多数派は生活習慣病でもある2型糖尿病である。放置すると血管が傷ついて合併症が発生するし、コロナの死亡率が3倍になるとも言われている。今回は糖尿病専門医でありながら、新庄市でラジオのDJをやっているという小内裕医師が糖尿病対策のポイントを紹介する。
食生活改善による血糖管理術
専門医が勧める血糖管理術であるが、なかなか血糖コントロールが出来ないという患者に対して小内医師が最初に行ったのはまずは薬の変更だが、一番重要なのは食事管理である。血糖値の上昇を招く落とし穴はまずは大食い。特にご飯大盛りが非常に悪い。炭水化物が多いとインスリンの働きが悪くなる。さらに早食いが二つめの落とし穴。消化吸収が早くなり、血糖値の上昇も早くなるのだという。ゆっくりと食事をするのが大事だという。
また朝食抜きもいけない。これをすると昼食後の血糖値が急上昇するのだという。また腎臓のインスリン分泌機能も低下するという。そして最後の落とし穴が間食。間食は血糖値を上昇させ、そこに食事することでさらに上昇するのだという。と言っても間食は全くダメと言っても難しい。そこで間食をしたら、その後に炭水化物を控えるというようなことを患者に勧めたという。
運動やその他の対策
さらに重要なのは運動。ウォーキングなどが有効だという。ポイントは楽しく続けること。仲間を誘って運動するなどが効果的だという。毎日運動すると糖尿病の発症を防ぐ効果もあると言う。
なお果物の果糖はスナック菓子のブドウ糖よりは血糖値が上がりにくいという。さらに食物繊維が含まれているのが良いという。だからスナック菓子よりは果物という。また糖尿病は遺伝因子もあるので注意とのこと。
最後は低糖質メニューの紹介。麻婆豆腐の豆腐をキノコに変えた麻婆キノコや、ハンバーグのキノコ餡かけなどを紹介している。ハンバーグに刻んだ蓮根を加えることで、食感を良くしてよく噛むようにするのだとか。また血糖値を下げるためのもも上げ運動なども行っているという。
まあ常識レベルの内容ではあります。糖尿病を防ぐのには近道はなくて血道な方法をということになる。なお私の場合は原因は明らかに間食の多さ。一回の食事量はかなり減らしたのだが、どうしても間食はなくならない。しかも基本的に甘い物が好きなので大変。特にこの暑いシーズンは天敵であるのはアイスクリームである。
忙しい方のための今回の要点
・糖尿病専門医が血糖コントロールのポイントを紹介。
・生活習慣では食習慣の改善が重要。落とし穴は大食い、早食い、朝食抜き、間食でいずれも血糖値の上昇を促すという。
・間食を完全にやめることが難しい時は、間食後は炭水化物を抜くなどの工夫が必要だという。
・また毎日運動を行うのも効果的。いかに楽しんで続けるかがポイントだという。
・果物の果糖の方が吸収が緩やかなのでスナック菓子のブドウ糖などよりは良いという。
・麻婆豆腐の豆腐をキノコに置き換えた麻婆キノコや、ハンバーグのデミグラスソースをキノコ餡に変えるなどの置き換えメニュー、さらにもも上げ運動なども紹介。
忙しくない方のためのどうでもよい点
・食生活もさることながら、私に深刻なのは運動不足なんですよね。特にコロナ以降は壊滅的。おかげで少し体を動かしたらそれだけでへばるほどに体力も低下していて・・・。
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