2019-01-01から1年間の記事一覧
江戸時代の大ベストセラー「東海道中膝栗毛」は旅行ガイド本だった 今回のテーマはやじさんきたさんの珍道中を描いた東海道中膝栗毛がテーマ。この作品は東野圭吾や村上春樹を凌ぐ江戸時代の大ベストセラーであるが、単なるドタバタコメディというだけでなく…
今回は秋向けの旅企画・・・と思えますが、実のところは過去のライブラリーに一部新映像を加えた省エネ小ネタ集です。 京都に残る秀吉の痕跡を辿る まずは渡邊佐和子が京都を訪問。いきなり秀吉の墓を訪ねておりますが、秀吉が整備した京の町の痕跡を散策と…
歴史上の有名人でありながら、その詳細が全く知られておらず、甚だしきは架空の人物説まであるのが聖徳太子。その聖徳太子に迫るというのが今回。 有名なこの太子像は別の人物との説も 聖徳太子が実在したことの証明 まず番組では聖徳太子虚構説を否定すると…
東京から飛行機ですぐに飛べる癒やしのリゾートとして注目されているのが奄美大島だという(何となく宣伝くさい)。 // 奄美便を売り込むピーチ・アビエーション ヴァニラエアを吸収したピーチ・アビエーションでは、ヴァニラエアの路線の中で採算性が悪い路線…
白神山地で発見された縄文時代の大遺跡 ぶなの原生林で知られる白神山地。ここで大規模な縄文人の遺跡が発見された。その場所は青森県西目屋村。ここで2003~2015年にかけて大規模な発掘調査が行われたのだが、その時に多量の貴重な縄文時代の遺跡が発見され…
アメリカを代表する小説家であるヘミングウェー。彼は常に「強い男」を演じ続けていた。しかしそこには葛藤があったという話。 戦争に憧れていた少年時代 ヘミングウェーはシカゴの裕福な人たちが暮らす町で生まれた。母は元オペラ歌手で厳格で格式を重んじ…
各国の要人を唸らせた日本の料理人 大正天皇の即位の晩餐会。どうせ極東の島国でまともな西洋料理など出てくるまいと思っていた各国の要人たちを唸らせた料理人がいた。それが後に天皇の料理番となる秋山徳三だった。 明治以降、西洋列強に追いつけ追い越せ…
ギリシアの天空の柱と呼ばれる切り立った岩山に、岩と同化した奇妙な建物が建っている。これがギリシアの世界遺産・メテオラである。 ギリシアのメテオラ // 切り立った岩山上の修行の場 これらの建物が建てられたの500年ほど前だという。これらの建物は実は…
今回は患者の訴えから隠れた病名にたどり着く総合診療医ドクターG・・・に完全になっちゃってます(笑)。そもそも今回登場した総合診療医の先生(千葉大学医学部付属病院総合診療科・生坂政臣医師)、あの番組で見た記憶があるし。 // 肩こりだと思ったら心筋梗…
日本の首都である東京。しかし歴史的に見た場合、首都が東京であるということを規定した法律などの類いはなく、明治新政府が事実上東京を首都にした時も、遷都という言葉は用いていないという。その辺りの事情を東京遷都を決定した大久保利通を中心に紹介。 …
戦国時代、瀬戸内海に独自の勢力を張った村上水軍。その村上水軍の盛衰を紹介するのが今回の内容。 「海の桶狭間」で瀬戸内の覇者へ 村上水軍が天下に躍り出たのは毛利元就と陶晴賢が戦った厳島の戦いである。陶軍は厳島に上陸して毛利方の城を攻めたのだが…
「にっぽんの宝物」をきっかけに飛躍した農家たち 六本木の高級食材を扱う商店で人気の高級ヨーグルト。これを作っているのは熊本の農家の大藪裕介氏。元々は個人の畜産農家で良質のヨーグルトを作ってはいたが、収益も微々たる物だったという。この大藪氏の…
パラリンピックもドンドンと競技の水準が上がってきているが、それを支えているのが競技用具の進歩。特に進化が著しい競技用の義足と車いすについて紹介している。 進化する競技用義足 義足については素材の進歩が大きいという。最近の競技用義足に使用され…
アルゼンチンのイスチグアラスト・タランパジャ自然公園群は赤と白の奇岩地帯が隣接している。 白い奇岩の大地から発見された世界最古の恐竜 白い大地のイスチグアラスト州立公園には月の谷と呼ばれる奇岩の谷がある。ここの岩は脆いために風によって浸食さ…
藤原定家が選んだという百人一首だが、実はいつできたのか、何のために、どんな基準で選んだのかなど不明な点が多いという。 藤原定家 // 百人一首は蓮生法師の依頼で選考された 藤原定家が記した日記・明月記によると、定家の姻戚で歌仲間でもある蓮生法師…
今回のテーマは肥満。なかなかキャッチーな内容です。この手の番組はこういうネタの時にその真価が問われます。と言うのも、肥満・ダイエット関係は一番内容が胡散臭くなりがちだから。だから肥満ネタはこの手の番組の試金石と言えます。 太りやすくなる「デ…
ザ・プロファイラーの今回のテーマは高杉晋作。奇兵隊を組織して幕府軍と戦い、長州藩を武力討伐に向かわせた人物の一人である。 1.高杉晋作はなぜ海外渡航を目指したか 高杉晋作は長州藩の藩主に仕える名家の生まれである。名家の息子として教育を受けた彼…
今回の主人公は表裏比興の者と言われ、戦国乱世の中を自らの器量でのし上がった真田昌幸。 昌幸の持つ「ウソを見抜く能力」 昌幸の真田家は武田信玄の家臣の地方豪族。三男として生まれた昌幸はすぐに武田信玄の元に人質として送られている。回りに信頼でき…
今回は京都国立博物館で11/24まで開催中の「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」展(主催NHK京都放送局他)の宣伝企画である。 鎌倉時代の宮中文化の傑作 佐竹本三十六歌仙絵とは鎌倉時代に描かれた絵巻物である。鎌倉時代は肖像画芸術が頂点を極めた時代であると…
今週も先週に続いて山城シリーズ。先週は鉄砲以前の時代の最強山城だった月山富田城だが、今週は鉄砲戦を想定して築かれた最強山城の小谷城。なおタイトルに「天下取り」とあるが、浅井氏は天下を狙っていたわけではないので、この城を落としたことで信長が…
今回は睡眠、めまい、肺炎の分野で番組に初めて呼んだレジェンド研究者たちの最新研究を紹介・・・ってことなんだが、正直なところ1つのネタだけだと45分持たせるのが難しい内容を3本セットにまとめたという気配が濃厚。 1.最高の睡眠を取る方法 まず最初に…
フジツボ愛の人々 今日の主人公はフジツボ。と言っても一般的にはあまりメジャーな生物ではないし、漁師などには船にこびりつく厄介者扱いされている。しかしこのフジツボに注目する人達がいる。 最初に登場するのはフジツボの美しさに惹かれているという海…
聞いた事はあるがイマイチよく知らない病気というものが結構あるが、そんな中にも実は患者が多くて大変な病気も多数ある。そういう病気を紹介。 爆発的に鳩尾に激痛の走る胆石 最初に事例が登場するのは、突然のみぞおちの痛みに七転八倒したという話。経験…
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」という自らの権勢を誇示するかのような歌を残したことで知られる藤原道長。自らの娘を天皇の后とし、ついには天皇の祖父になった権勢絶頂の頃の話である。ただ彼は同時に糖尿病を患ってい…
歴史に登場する英雄たちの決断の時を分析する・・・という番組だったはずなんだが、今回からは山城シリーズのようで、今回扱うのは尼子の本拠だった月山富田城。戦国最大とも言われる超巨大山城である。 月山富田城の模型 この手の企画となれば必ず登場する…
今回の歴史鑑定のテーマは戦国合戦。戦国時代の合戦の実像とはいかなるものであったかを、主に雑兵の立場から紹介。 合戦が始まるまでの段取り まずはいかにして合戦が始まるかであるが、これは戦国大名を中心とした軍評定(早い話が戦略会議である)が行われ…
老化や突然死の原因となる糖化 今回のテーマは糖化。糖化とはタンパク質が糖と結びつく現象で、こうなるとAGE(何か略称自体がいかにも嫌な名前だ)というものが生じて老化や病気につながってしまうとして最近注目されている。例えば豚の皮で例を示していたが…
各地の祭が直面する深刻な問題 岸和田と言えば勇壮なだんじり祭で有名で、各地からも見物客が集まってくる。しかしこの祭の現場では変化が起こっているという。約200世帯が居住する岸和田市中之濱町。ここは立派な彫刻を施した一億以上の価値があるというだ…
ザ・プロファイラーの今回のテーマは淀殿が悪女であるのか、それとも単に悲運に遭っただけの人なのかということですが、まず私の見解を言いますと「両方です」ということに尽きると思う。まあそれについては後ほどということで番組の内容を。 これが一番一般…
病にむしばまれ死を意識しての人生 童話作家の宮沢賢治は花巻の豊かな商家に生まれている。彼の実家は質屋と古着屋を営んでいたが、貧しい農民が持ち込むなけなしの家財道具でわずかな金を貸して利益を上げている実家の商売に彼は嫌気がさしており、家業を継…