教養ドキュメントファンクラブ

自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。

このブログでの取り扱い番組のリストは以下です。

番組リスト

ヒューマニエンス

12/2 BSプレミアム ヒューマニエンス「"顔"ヒトをつなぐ心の窓」

人の内面を現す微表情 ヒトは表情でコミュニケーションするが、この表情を司る表情筋は30もあるのだという。これが人類の進化の結果だとか。 顔は心の窓などとも言うが、感情が表情に表れる。一瞬の表情からどれだけ感情を読み取れるかというテストを行って…

11/25 BSプレミアム ヒューマニエンス「"走る"そして、ヒトとなる」

走ることは脳を鍛える ヒトは走ることが出来る。しかし実はこのヒトの走りというのはかなり特殊であり、そこには独特の進化があるという。そしてその走ることがさらに進化を促したのだという。ではヒトはなぜ走るのか。 最初に登場するのは、夫婦揃ってフル…

11/4 BSプレミアム ヒューマニエンス「"潜在能力"やわらかさという"脳力"」

人間の脳の柔軟性 人間の脳というのは想像以上に可塑性があり、状況に応じて柔軟に対応するということが近年になって分かってきたという。それが典型的に現れているのがパラアスリートだという。 パリンピックで走り幅跳び三連覇をなした絶対王者、マルクス…

10/21 BSプレミアム ヒューマニエンス「"イヌ"ヒトの心を照らす存在」

太古から続くヒトとイヌの関わり 人体の神秘について紹介してきたこの番組だが、今回は突然に人間を離れて犬がテーマ。やけに唐突な気がするんだが、イヌと人間はそれだけ深い関わりがあるという話。もっとも実はこの内容の大半は以前にサイエンスZEROでも放…

10/7 BSプレミアム ヒューマニエンス「山中伸弥スペシャル iPS細胞と私たち」

iPS細胞の最前線について山中伸弥氏が解説 今回はノーベル賞を受賞した山中伸弥氏を迎えてのiPSスペシャル。iPSがどのような未来を拓くかについて紹介。 ゲストで山中伸弥氏が来ているが、彼によるとiPSの実用化についてはマラソンで言うとようやく30キロ地…

9/30 BSプレミアム ヒューマニエンス「"怒り"ヒトを突き動かす炎」

人間の怒りは複雑 今回のテーマは怒り。怒りという感情は野生の動物にも存在するが、とにかく人間の怒りというのは内容が複雑なのが特徴だという。なお感情について見た場合、怒り以外にも悲しみや恐怖でも心拍は上がるが、指先の温度が上がるのは怒りの時だ…

9/9 BSプレミアム ヒューマニエンス「"快楽"ドーパミンという天使と悪魔」

単なる"快楽物質"という次元以上のドーパミンの働き ドーパミンと言えば快楽物質として知られている。しかし快楽という言葉からはどことなく退廃的で自堕落なイメージがつきまとう。実際に薬物依存などの依存症はドーパミンが原因になっているともいわれる(…

8/19 BSプレミアム ヒューマニエンス「"脂肪"人類を導くパートナー」

ヒトにとって脂肪はどういう意味を持っているか 脂肪と言えば現代人には困りものというイメージ。実際に私もこれに苦しめられている口である。しかし人類と脂肪との関わり合いには進化が絡む深いドラマがあるというお話。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle…

8/12 BSプレミアム ヒューマニエンス「"筋肉"感応する奇跡のシステム」

筋肉が精神に関係する 筋肉と言えば我々の身体を動かすための器官であるが、実はそんな単純な機能にとどまらない能力を有しているようであることが近年になって分かってきた。 まずは筋肉が精神に影響を及ぼすらしいという研究。筋肉を動かすことで、実は様…

7/22 BSプレミアム ヒューマニエンス「"腸内細菌"人を飛躍させる生命体」

腸内細菌が運動能力を上げる 腸内細菌の第2弾。今度は腸内細菌で人間の能力が飛躍するかもしれないという「ホンマかいな?」と思えるような話。 まずは腸内細菌がアスリートのパフォーマンスを上げるのではという話。アスリートの腸内細菌を調べたところ、特…

7/15 BSプレミアム ヒューマニエンス「"腸内細菌"見えない支配者たち」

我々は腸内細菌に支配されいる? 今回のテーマは腸内細菌。我々は腸内に多くの細菌を飼っており、その数は実に100兆という。実は我々の体細胞が37兆なので、優にその3倍の腸内細菌を体内に棲息させているのである。我々はそれを有効活用しているとも言えるの…

7/8 BSプレミアム ヒューマニエンス「"肝臓"毒と戦う勇者」

人体の化学工場・肝臓 肝臓は体内で最大の内臓である。一般にはアルコールを分解するぐらいしか知られていないが、体内の解毒に始まり実に多様な機能を果たしており、それを再現しようとすると野球場ぐらいプラントが必要だろうとされる。果たして肝臓とは。…

6/24 BSプレミアム ヒューマニエンス「"睡眠"ヒトは眠りで進化した?」

ヒトは長時間睡眠の「才能」を持っている ヒトは個人差はあるが大体7時間程度を睡眠する。これだけ長く眠る動物は人類ぐらいであると言う。これについては番組では人類は長時間睡眠が必要であるという捉え方でなく、ヒトは長時間睡眠出来る才能があるという…

6/10 BSプレミアム ヒューマニエンス「"舌"変化自在の開拓者」

舌は「喉から生えた手」 今回のテーマは舌。味を感じる器官としても、人間にとっては言葉の発生のためにも重要な臓器である。この舌がどのように進化したかに注目する。 動物の舌に注目すると、キリンは長い舌で葉っぱを巻き取って食べる、カメレオンは時速9…

6/3 BSプレミアム ヒューマニエンス「"天才"ひらめきのミステリー」

天才の発想はどこから来ているか? 人類に大きな進歩をもたらした数々の「天才」が歴史上存在するが、彼らはいかにしてそのような発想に至ったのか。人にそのような天才の発想をもたらすメカニズムとはいかなるものであるか。それを最新科学で解き明かす。 ま…

5/13 BSプレミアム ヒューマニエンス「"衣服"服を着るという進化」

人類が衣服を纏いだしたのは? 人類が他の獣と違うところは服を着るということ。では人類はいつから服を着るようになったのか。 1991年、アルプスでの男性の人骨が見つかった。最初は遭難者のものではと言われていたのが、調査の結果5300万年前の男性であるこ…

4/29 BSプレミアム ヒューマニエンス「"涙"秘められた魔法の力」

目の保護のための涙 人間の涙。これには実は様々な秘密があるのだという。 涙といえばまずその重要な働きは目の粘膜を乾燥から防ぐこと。かつて生物に目が産まれた時には生物は海中で生活していたので目の乾燥を心配する必要がなかった。しかしそれが地上に…

4/22 BSプレミアム ヒューマニエンス「"出産"ヒトは難産を選んだ」

ヒトが難産になったわけ ヒトの出産は他の生物にはあり得ないほどの難産である。サルなどは数時間で出産し、生まれたすぐの赤ん坊は母親にしがみつき、母親はすぐに普通に生活を始める。それに対してヒトの出産には10~12時間を要し、誕生した赤ん坊は全く無…

4/8 BSプレミアム ヒューマニエンス「"がん"それは宿命との戦い」

がんは多細胞生物の宿命 がんと聞けばもう助からない病気というイメージは未だに強い。しかしそもそも人はどうしてがんを発症するのかというのは未だに研究中の部分が多い。そもそもがんとは一体何なのか? 人類のような多細胞生物は多くの細胞が秩序をもって…

4/1 BSプレミアム ヒューマニエンス「"死" 生命最大の発明」

死とは何であるか どんな金持ちでも権力者でも等しく避けられないのが死という宿命。人間はこの死を避けようと必死になるが、その一方で人類という種を考えた場合、死は種全体の進化と新陳代謝のために不可欠なものでもある。ガン宣告を受けたスティーブ・ジ…

3/18 BSプレミアム ヒューマニエンス「"ダンス"ヒトはなぜ踊るのか」

ヒトはなぜ踊るのか? 毎回身体の各器官について紹介してきたこの番組だが、今回は唐突に「ダンス」。思わず「?」なのだが、このダンスが人間の本質に関係があるという話。 まずは踊りについていきなり「苦手」と言ってしまった織田裕二氏であるが、それでも…

3/4 BSプレミアム ヒューマニエンス「"皮膚"0番目の脳」

脳の発達と密接な関わりのある皮膚感覚 今回のテーマは皮膚。皮膚は単に我々の身体の最外壁を守るバリアというだけでなく、重要な感覚器官であり、脳とも密接な関係があるという話。 皮膚と言えばまず触覚であるが、これが子供の脳の発達にとって非常に重要…

2/25 BSプレミアム ヒューマニエンス「"血液"魔法の体液」

血液型の存在意味は? 人間が生きていくためには不可欠で、かつては生命の源そのものとも考えられたことのあった血液。血液とはいかなる者であるかという話。 血液と言えばまず最初に登場するのは血液型。で、そうなるとなぜか日本だけで流行した血液型占いな…

2/11 BSプレミアム ヒューマニエンス「"ウイルス"それは悪魔か天使か」

ウイルスと細菌の違い 今、コロナの流行で話題となっているウイルスだが、果たしてそもそもどういう存在なのか、そしてそれは人間にとって敵なのか。しかしウイルスについて研究していくと、実はそれは人間にとって単純に敵というわけではないのだという。 …

2/4 BSプレミアム ヒューマニエンス「"スリル"限界を超える翼」

人はなぜ「スリル」を好むのか 恐怖を恐れる意識がある中で、一方で人間はスリルを求める行動もする。この相矛盾する人間の感情は実は人間の進化が絡んでいると言う話。 実はスリルを楽しめる人とそうでない人では身体の反応が明確に変わるという。番組では…

1/14 BSプレミアム ヒューマニエンス「"心臓"心が宿る もう一人の私」

心臓は単なるポンプではなかった 心臓(heart)は昔から心がそこに宿ると考えられていたが、最近の科学によって人間は脳で考えていると言うことになり、心は脳に宿っていると言うことになった。結局は心臓は脳に支配された単なる血液循環用のポンプに過ぎない…

12/24 BSプレミアム ヒューマニエンス「"目"物も心も見抜くセンサー」

実は人間の色覚は大きな個性があった 目と言えば視覚を司る人間の感覚器官の中でも重要性が高く、非常に精密に出来ている臓器である。しかし目には単に視覚器官というだけにはとどまらない大きい意味があるのだというのが今回。 まず人間の目は色の識別が可…

12/17 BSプレミアム ヒューマニエンス「"思春期"リスクテイクの人類戦略」

思春期とは何か? 今回のテーマは思春期。人によってほろ苦かったり甘酸っぱかったりなどの様々な思い出が残っていたりする時期だが、なぜか反抗的になり、あえて無謀なことに挑戦してしまったりする時期でもある。人はかなり長い思春期を持っているが、実は…

12/3 BSプレミアム ヒューマニエンス「"指"ヒトとサルの分岐点」

人間の進化の鍵となった指 今回のテーマは指。実はこの指が人類の進化と大きな関わりを持っているという。 まず「指だったらチンパンジーだってあるじゃん」という声も聞こえてきそうだが、実は人間の指とチンパンジーの指は根本的に違うという。チンパンジ…

11/26 BSプレミアム ヒューマニエンス「"自由な意思" それは幻想なのか?」

自由意思によるコントロールなんて実は存在しない!? 今回のテーマは脳。人は自分が自由意思で物事を決定していると考えているが、実は脳科学的にはそうではないという話。 脳科学的に見てみると意思とは脳で勝手に生じているのだという。被験者に自由にキー…